【MV】生まれてきてごめんなさい

ボクらの罪団feat加護亜依のMV第2弾。
前回のも見た目は怖かったけど(白目も全部真っ黒のカラコンつけてた)、なかなかよかった。
あいぼんが歌う負とか陰、たまらないな(音楽は負や陰の要素があるもののほうが断然好き)。

しかしこれ、すごい。彼女がどうしてハロプロを去ることになったか知っている人はちょっとびっくりすると思う。

加護亜依がくわえタバコに火をつけたところで曲が始まり、サビで「生まれてきてごめんなさい」と歌うという……ありなのか、これ。
昼休みに見たのだけど、その前の歌詞も勝手に当時〜それ以降の彼女に重ねて、なんだか切なくなってしまってちょっと泣いた。生まれてきてごめんなさい、なんて言わないで。

歌声が、モーニング娘。にいたときと変わっていないのがまたグッとくる(もちろん技術などは全然上がっているのだろうけど)。1番と2番は歌っている間ずっと無表情。大サビで初めて表情を込めて歌って、歌い上げたその顔に砂(タイトル的に灰?)がかけられる。そして最後。

最後のシーンは、大好きな野島伸司ドラマ「リップスティック」で池脇千鶴演じる井川真白の最期のシーンを思い出した。ものすごく悲しくて美しいシーン。 未だにかなり好きなドラマなんだけど、内容的に再放送できないのか、最近さまざまな配信サイトで過去のドラマを観られたりするけどどこにもなくて悲しい。

リップスティックは広末涼子の出世作だと勝手に思ってるし、伊藤歩も三上博史もいしだ壱成もめちゃめちゃいいのでもっとたくさんの人に見てほしい。中村愛美はどこに行ってしまったんだろう。

書きながらもうひとつ思い出した。
映画「リリィシュシュのすべて」で蒼井優演じる津野詩織が、「空飛びたい」と言って飛び降りるシーン。
それまで全然好きじゃなかったのに、あれを観て以来蒼井優が大好きになってしまった。どの作品に出ていてもすごい気になってしまう、存在が切ない。
リリィ・シュシュのすべて、観直したいのだけど、精神えぐられて1週間くらい気持ちが落ち込んだ記憶があるのでうかつに観られない。

少々話が逸れたけれど、今年の夏、2018年8月25日にハロプロのコンサートのステージに加護亜依が立った。12年ぶりにハロプロの歴史と加護亜依の歴史が重なった。
少し前ならファン誰もが絶対に無理だろうなと思っていたことのひとつだと思う。記憶の限りだが、名前もあまり出してはいけない雰囲気だったし、過去を振り返るVTRなどは極力彼女が映らないように編集されていた。4期(石川梨華、吉澤ひとみ、辻希美、加護亜依)が10周年を迎えたイベントでも3人しかいなくて、MCで名前は出さなかったけど、「10期は4人だ」というニュアンスのことをメンバーが言ったのがものすごく奇跡的なことで、それまたちょっと泣いた(涙もろいおたく)。

そんな感じだったので、今年のできごとはものすごい奇跡で。その奇跡が起きた直後のタイミングで当時のことを思い起こさせるMVが発表されたのは、いい意味でそれも受け止めて前に進めてるってことなのかな、と勝手に思ったのでした。

そして今のあいぼんへ、あらためて伝えたい。
生まれてきてくれてありがとう。
娘。になってくれてありがとう。
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