私の推しは、制服が似合う高校生。
あらすじ
片山みやこ(27歳)は都内の下着メーカー勤務。153cmで愛らしい容姿だが、性格は勝気で、同期から恐れられている。
毎朝7:30に私鉄沿線の駅の6両目に乗車し、小柄なみやこは連結部前の比較的空いたスペースを定位置にしている。
そこには山田健太郎(高校三年)の姿が。
山田は他校の生徒に騒がれるほどの容姿の持ち主だが、常に無関心。
2人が同車両の同スペースに乗り合わせてから3年、会釈をする程度だったが、その朝、電車が緊急停止した際に体勢を崩したみやこが倒れそうになり、山田が抱きかかえたため、二人は図らずも密着することに。
混雑し乗客がざわめく停止車両の中で、身動きの取れない二人の体と心はかつてないほど接近していく。
1話(全3話)
〇朝の都内の私鉄駅、ホーム。
各駅停車の電車が止まる。
ヒールのあるパンプスので車両に乗り込む主人公の片山みやこ(27歳)。
小柄な体型ながらサイズの合ったスーツ姿が凛としている。
混んだ車両内をかきわけながら、前の車両との連結部手前に進むみやこ。
そこだけは比較的空いており、小柄なみやこも押しつぶされずに立てる。
そして、その場所に大荷物で立つ高校生男子の姿。
都内の有名進学校のスクールバッグと、「山田」というネーム入りの弓道具ケースを持って立つ男子高校生と連結部前のいつものスペースで目が合い、会釈するみやこ。会釈を返す山田(17歳)。読んでいた参考書に視線を戻す。
みやこ(通勤の乗車位置をここに決めて、3年)
ちら、と山田の顔を伺うみやこ。
みやこ(毎朝会うこの高校生に、とっくに背を追い越されて、はや2年)
ガタン、とカーブで揺れる混雑した車内。
連結部付近は特に揺れるので、持ち手を握りバランスを取るみやこ。
〇回想
3年前。
私鉄沿線の街に越した翌週、その駅から初通勤するみやこが混雑した車両の中で押しつぶされそうになっている。
そのとき、人垣の隙間から偶然目が合った男子中学生の山田に手招きされ、なんとか連結部手前にたどり着いたみやこ。
みやこ(この路線、平日の朝ってこんなに混むんだ・・・!)
バッグは重く、セットした髪は乱れて疲弊している。
そんなみやこを手招きした少年は、弓道の道具一式を端に寄せ、慣れた感じで連結部手前に立っている。
小柄な二人の身長はほぼ一緒。
連結部付近は、扉付近ほど混雑はしていないので、身長が低い二人でも押しつぶされることはない。が、揺れが激しく、ヒールでなんとか立とうとグラグラしているみやこを見て、堪えきれずうつむいて噴き出す山田。
見ず知らずの中学生に笑われてショックを受けるみやこ。
と、ぼそりと山田がつぶやく。
山田「ここなら、押しつぶされないっス」
その言葉にありがたみを感じ、会釈でお辞儀するみやこ。
〇車両内・朝
みやこ(あれから3年かぁ)
みやこ、カーブの揺れにもすっかり慣れて立つ。
と、次の急行停車駅に電車が停まり、また大量の乗客が乗り込んでくる。
その中には女子高生の姿も多数。
そして山田を発見すると「あ、いる!」「やば!」「今日も尊い!」とコソコソ話している様子に気付くみやこ。
みやこ(いつのまにか背が伸びたこの男子は、猛然とモテて、この路線の噂の的になっている)
が、山田は女子高生たちの声と視線を完全スルーしながら受験参考書を見ている。
みやこ(まぁたしかに、アイドルのような容姿だしなぁ・・・)
ちらりと覗き見る山田の顔は、整っていて肌も美しい。
みやこ(それに引き換え、私なんて、あだ名が「イタチ」・・・!)
自嘲気味に笑うみやこ。
〇オフィスビル・みやこの勤務先のフロア・昼
下着メーカーのオフィスで、ヒールで勇ましく歩くみやこ。同僚男性の発注ミスを臆せず指摘し、周囲を凍らせる。
自席へ戻るみやこに、同僚のナミ(女性/28歳)がニヤニヤしながら近づく。
ナミ「また同期の社員、泣かせたって?」
みやこ「泣かしてない」
食い気味に応えるみやこに、ナミが可愛いパッケージを取り出す。
ナミ「下着はさ、ある意味、夢じゃない? そんな夢を扱う会社の社員が殺気立つの、ナシね」
と言いながら、ナミがそのパッケージを、みやこのスカートのポケットに強引にねじこむ。
パッケージをポケットからすぐに取り出して、ナミに訊ねるみやこ。
みやこ「これ、なに?」
ナミ「試・作・品~」
含み笑いでみやこの頭をなでると、自席に戻っていくナミ。
不審に思いながら袋を開けると、黒のレース仕立てのソング(Tバックショーツ)が一枚入っている。
みやこ「?!」
周囲を伺い、急いでソングをパッケージに戻すみやこ。
と、パソコンの画面にナミからのインスタントメッセージが届く。
ナミ『スカート派から着用感の感想集めてるから、今週中にフィードバックよろしくー』
みやこがすかさずナミを見ると、たくらみ顔のナミと目が合う。
猛然とタイピングして返信を送るみやこ。
みやこ『私、ガードル派だし、こんなセクシー系履けないよ!』
するとナミからもすかさず返信が届く。
ナミ『もったいなw 誰か見せたい相手いないのー?』
その返信を見て、ぐっと息を漏らすみやこ。
みやこ『それセクハラ』
みやこが送信ボタンを押した後に、ナミが笑ってる様子が見える。
その瞬間、ふとみやこに電車で毎朝顔を合わせる山田の顔が思い浮かぶが、制服姿の山田とソングを履いた自分を想像すると、みやこが未成年を襲ってる感が半端ない。
みやこ(犯罪!)
とすぐに想像を抹殺して、ソングの入ったパッケージをバッグにしまうと、トイレへと向かう。
〇オフィスビル・みやこの勤務先の廊下・昼
会議後のミーティング室を通りかかると、ドアが開いており、先ほど注意した同僚男性と男性社員数名が、みやこの陰口を叩いているのを偶然聞いてしまう。
同僚男性1「またイタチに怒られたー」
(注釈:イタチは可愛い見た目に反して自分よりはるかに大きな獲物を捕食する、怖いもの知らずな動物)
同僚男性2「小さいけどホント怖ぇよな」
同僚男性3 「顔可愛いけど、マジで可愛くない」
同僚男性1「な。仕事できる圧が強すぎてムリ」
自分への非難の言葉が、容赦なくみやこの心に突き刺さる。
廊下に立って、一人静かに怒りの炎を燃やすみやこ。
みやこ(ミスした球、拾いまくってるだけ・・・! こっちだって好きで怒ってない!)
〇女子トイレ・昼
深呼吸してトイレの個室に入り、座ろうとした瞬間、自分の3分丈の黒いガードルを見て、その色気のなさに余計落ち込んだみやこ、ため息を吐く。
みやこ(最後に彼氏がいたのが、3年前? )
そのブランクの長さに自分で落ち込むみやこ。
〇回想
ナミ「夢を扱う会社の社員が殺気立つの、ナシね」
〇マンション・みやこの部屋・朝
翌朝、ナミにもらったソングの上からスカートを履くみやこ。居間の鏡の前でシルエットを確認する。
みやこ(ナニコレ? すっごい頼りない! 履いてないみたいで落ち着かない!!!)
とはいえ、鏡で見る限り、確かに下着のラインはスカートに響かず、スッキリとして見える。
みやこ(まぁ、人に見せないし)
ため息とともに玄関でパンプスを履くと、一人暮らしのマンションを出るみやこ。
〇駅のホーム・朝
いつものホーム位置に立ち、電車に乗り込むみやこ。
また人波をくぐって連結部付近へ向かう。そこにはいつも通り、山田の姿が。いつも通りに会釈をする二人。
みやこ(昔は、彼氏と一緒に出勤したこともあったけど)
〇回想
みやこよりかなり背の高い、スーツ姿の彼氏と乗車するみやこ。山田と一瞬目が合うが、軽く会釈すると連結部付近ではなく、男性と扉付近に立つみやこ。
小柄なみやこが他の乗客に押しつぶされないよう、扉に両手をついてみやこを覆うように守る彼氏。
その姿を山田が見つめて、目を逸らす
〇電車内・朝
みやこ(私が小柄だから「可愛い」と思うみたいだけど、実際こんなんだから、付き合うと上手くいかなくて続かないんだよなぁ)
腕を組んでため息を吐くみやこ。
〇回想
会議室でみやこの陰口を叩く同僚たち。
〇電車内・朝
と、急にガタン、と車両が急ブレーキをかけて停止する。
バランスを崩したヒール姿のみやこの体勢が傾く。
それを慌てて支えようとする山田。
結果的に、山田に抱きかかえられるみやこ。
みやこ(えええ~ー!)
みやこ「す、すみませんっ!」
即座にみやこが謝るが、山田は中腰でみやこを支えたまま、手は放そうとしない。
山田「いえ」
動揺するみやこに反し、山田の反応はいたって沈着。
と、車内アナウンスが流れる。
車内アナウンス『お客様にお知らせします。ただいま停止信号が出たため、いったん停止いたします』
ザワつく車内。
「えー」「なに?」などの声が飛び交う。
だが、山田はさしてうろたえもせず、みやこの腕を支えたまま立っている。近距離で見ると、山田のキラキラ感の破壊力は半端ない。
みやこ(この近距離、いたたまれない・・・!)
みやこ「あの、もう大丈夫です」
山田に礼を言って自力で立とうとするみやこ。
すると視線を床に落としながら山田が訊ねる。
山田「・・・かかと、板の間に挟まってません?」
みやこ(え?)
言われて足元を見てみると、右足のヒールが連結部の鉄板と鉄板の境目に挟まっている。
みやこはなんとか挟まったヒールを外そうと焦るが、混雑してざわつく車内でしゃがむこともできず、外すのに苦戦する。
それに追い打ちをかけるようなアナウンスが。
車内アナウンス『線路内に洗濯物が落ちたため、当電車は回収のためもうしばらく停車いたします』
さらにザワつく車内。
みやこは思うように身動きが取れないまま、山田に片脚で寄りかかっていて、そのふがいなさに情けない気持ちがあふれだす。
みやこ(しかも)
顔をしかめるみやこ。
みやこ(下着が、さっきからすごい擦れるし・・・!)
クロッチの面積が極端に少ないソングの触感になじめず、みやこは股への刺激から意識が逸らせない。
みやこ(もう! 靴も、下着も、脱ぎ捨てたい)
緊急停止とヒールの挟まりとソングの擦れの三重苦で涙目になるみやこ。
みやこのそんなしかめ顔を見て、山田が堪えきれず噴き出す。
みやこ「え?」
なぜ山田が笑ったのかが分からず、山田を見つめるみやこ。
口に手を当て笑いをかみ殺しながら、山田が呟く。
山田「や、すみません。焦ってるお姉さん、なんか普段と違って、可愛くて」
みやこ(は?)
『可愛くて』、の言葉に脳がバグを起こすみやこ。
目が点になったみやこを見て、あわてて山田が訂正する。
山田「あ、違くて・・・! その、いつもキリッとしてるから、ちょっと意外で」
うろたえる山田の姿を見て、急に涙ぐむみやこ。
山田「えっ? えっ?」
さらに動揺する山田。
みやこ(いつも「可愛くない」ばっかり言われてるのに)
みやこ、涙をこらえようとするが、目が潤む。
山田「失礼なこと言って、すみません!」
山田に謝られ、みやこ、涙をごまかそうと焦る。
みやこ「ごめ、なさ・・・。コンタクトがずれたみたいで」
ホッとしつつも、みやこの様子を気遣う山田に、不意に動悸が激しくなるみやこ。山田の気遣いには、偽善がない。
みやこ(アラサーのすさんだ心に、十代の気遣いが、沁みる!)
と、連結部のドアが開いて、車掌が二人の横を通り抜ける。
車掌「どなたか、ご気分のすぐれない方はいらっしゃいませんか?」
車掌が乗客に声掛けしながら、ぎゅうぎゅう詰めの人垣をかき分け、二人のいる号車内を進もうとする。
車掌を通そうと端によけた際に、余計山田にもたれてしまった体勢をなんとか立て直そうとするみやこ。
が、みやこの体は既に山田に密着してしまっている。
山田「いいっすよ、無理しなくて」
顔を逸らして呟く山田。
みやこ「え?」
体を押しつけられて迷惑をしているのではないかと案ずるみやこが山田を見上げると、顔を赤くしながらも山田が言う。
山田「次の駅まで、壁だと思って体重かけてください」
そう言う山田も、みやこを支えたときから中腰の不安定な体勢のまま、姿勢を戻せずにいる。
みやこ「き・・・、恐縮です」
申し訳なさに山田を直視できないみやこ。
車内は遅延連絡で通話をしている人や、不満の声で騒々しい。
と、一瞬だけ車両が動き、またすぐに急停車する。
そのブレーキでさらにバランスを崩すみやこ。
あわててそれを支えようとした山田の手が、思わずみやこのお尻の部分を支えてしまう。
みやこ(あ!)
山田(あ!)
二人の心の悲鳴が互いの脳内でこだまする。
そこへ車掌が再び人垣をかいくぐりながら、最高尾の車両に戻るべく、二人の横を通って連結部のドアを開ける。
みやこのお尻に当てた手をどけたいのに、手の位置を動かせず、真っ赤になって詫びる山田。
山田「す、すみません!!!!」
みやこ「いえ」
詫びる山田も、うつむくみやこも、顔は赤い。
山田(って、 ナニコレ? 感触が、直? まさか、下着履いて、ない?! 妄想が暴走してる?)
みやこ(今日に限って、よりによって、あの下着・・・!)
と、密着した状況の体勢で、みやこがあることに気付く。
みやこ(え? 当たって、る・・・?)
みやこのスカートに、なにか硬いものが当たっていて、それが山田の興奮した下半身の一部だと気づく。
みやこ(えー--っ?!)
山田は中腰の不自由な体勢のまま、なんとか身をよじらせてみやこと自身の下半身の間に隙間を作ろうとするが、思うように隙間を作りきれず、さらに勃起に気付かれた恥ずかしさに耐え兼ね、目をつぶって、みやこに小声で詫びる。
山田「 ・・・スミマセン!!!!」
みやこに詫びる山田の顔は、可哀そうなほどに赤い。
その真摯なお詫びに反して、山田の下半身の一部の興奮がさらに硬度を増す。
そして、それが絶妙にみやこの下半身の入口に当たり、一番弱い位置を刺激する。
まったく想定していなかった刺激で弱点を擦られ、紅潮するみやこの顔。
みやこ(そこ、ちょうどクロッチのところと当たる・・・)
実際、みやこの胸も山田に密着しており、体勢的にも男子高校生にとっては刺激が強いことは間違いない。
みやこ(こんなに顔、赤くして)
山田が耳まで真っ赤にしてみやこを支えながら、どうにか隙間を作るべく、必死になっている姿が急に愛おしくなるみやこ。
山田(今なら羞恥心で死ねる)
みやこ(恥ずかしいけど、可愛すぎる!)
距離を開けようと山田がかすかに動くたび、両胸と股間の入口も刺激されて、みやこの昂ぶりも増していく。
みやこ(あの下着で朝からずっと擦れてヘンな感じなのに、こんな、当たると、余計にヘンになる)
もぞ、とかすかに腰を動かすみやこ。
と、自分の履いているソングのクロッチが潤っているのを自覚する。
みやこ(あ・・・)
みやこに迷惑をかけてるのではないか、と山田が様子を伺うと、みやこの顔が紅潮している。
山田(ええ?!)
みやこの小柄な体型と、大人の表情とのミスマッチに山田の興奮がさらに高まる。
絶え間ない刺激に耐え兼ね、少しだけ、山田に体重を掛けて身を預けるみやこ。
いつもの全身武装とはまったく違うみやこの表情を初めて見て動揺が増す山田。
山田(こんな)
〇妄想
ベッドの上で、涙目になっているみやこに覆いかぶさって、荒々しくみやこの体を暴く裸の山田。妄想上のみやこは可愛い声を上げて、山田になされるがまま、快楽に翻弄されている。
〇回想・山田の部屋
山田、大きくため息をつくと、自慰を終えてベッドに横たわる。
〇電車内・朝
山田が真っ赤な顔をそらしている。
山田(やばいって、これ)
山田、引き離そうとしていたみやこの体を引き寄せる。
さっきより密着する二人。
山田(何回も妄想してた相手とこの距離じゃ、理性が)
体温が伝わる距離の中で、布ごしに互いの性器が密着している。
みやこの胸も、山田の制服に当たって擦れ、乳首が敏感に反応している。
みやこの下着の隙間からは、蜜がこぼれる。
堪えきれず、ごく小さな声を漏らすみやこ。
その官能的な顔は、山田の妄想そのままの表情。
山田、その顔が自分の自慰の妄想と重なり、不覚にも腰を突き出してしまう。
山田(落ち着け、治まれ・・・!)
停止した満員の車両の中で、二人の時間だけがまるで別空間のよう。
みやこ(何年もしてないのに、こんな、通勤中に)
布ごしに互いがかすかに動くだけで、とてつもない快感に襲われ、思わず山田の腕にしがみついて目を閉じるみやこ。
その表情は前戯中のように、甘く蕩けている。
山田(ダメだ、理性飛ぶ)
みやこ(どうしよ、きもちい)
〇妄想
電車の中で、みやこのスカートを性急にたくしあげる山田。刺激の強いソング姿の下半身を見て、興奮は最高潮。
そのままクロッチ部分をずらし、指を這わせると、みやこの蜜が指にしたたる。その指をみやこの中に1本沈めると、みやこの体が震え、山田を掴む指に力が入る。そのままゆっくり指を抜き差しされるみやこ。
山田、ぬるぬるの指をみやこから引き抜くと、愛おしそうにそれを舐める。
そして焦がれるようにみやこを見つめる山田。
山田が、みやこの耳に口づけしながら囁く。
山田「も、挿れたいです」
みやこ「ん、」
みやこが紅潮した顔で頷くと、山田に両腕を回してしがみつく。
山田がみやこの片足を持ち上げると、自分のスラックスのジッパーを下ろし、ソングをずらして、みやこの中へ挿入する。
圧倒的な快感に体が追いつかず、みやこの中は痙攣している。
両手で口をふさぎ、喘ぎ声を押し殺すみやこ。
さらに深く繋がろうと、山田がみやこの尻を掴んで自分の腰をいっそう深く差し入れる。
そしてみやこのブラウスのボタンを一つ外すと、ブラの上から胸をやわやわとさする山田。
みやこ、押さえた両手から漏れる声を我慢できない。
みやこ「胸、直接・・・」
山田、それを聞くとブラをずらしてみやこの乳首に噛みつく。同時に腰の動きも早さを増し、達しそうになるみやこ。
みやこ(電車の中で、こんなの、気付かれたら・・・)
ざわつく車内で、息を殺しながら番う二人。切実な眼差しで互いを見つめあう。
〇電車内・朝
みやこと山田、それぞれ自分の妄想にため息を漏らす。
みやこ(気持ちよさそ)
が、次の瞬間、ふとお互い、我に返る。
2人(ーでも)
2人(犯罪、だよね? これ)
その瞬間、ふと互いに我に返る。
苦しげに見つめあう二人。
みやこが、涙目で謝る
みやこ「あの、ごめんなさい」
その顔を見て、自分が腰を押し付けた行為に恥じ入る山田。
山田「こっちこそ・・・、ホントにすみません!」と
みやこに詫びる。
そこに『線路内の洗濯物を回収しましたので、これより運転再開いたします』と言う車内アナウンスが流れ、安堵の声が車内に広がる。
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