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勇気より度胸が必要!?

最近、こういうことが多くて、勝手に焦って、恥ずかしくなって落ち込む…

レジなら対人だからひとりじゃないまだいいけれど、これが券売機だったりタッチパネルになると「わからない」もしくは「見ずらい見えない」がプラスされるので、焦りも汗も倍増で、なんだったら気持ち悪くなってしまう。年齢的なものかなぁとも思うけれど、ちょっと不親切に感じるのはトイレが綺麗な日本だからなの?
そんな時、うしろに、こんなお兄さんがついていてくれたら、すごく頼もしいんじゃないかしらって、今だけ「おばあさんでもいい」って思うのは、わたしだけじゃないはず・・・・

「おばさん」ってくくり、幅が広いからサクサクできる人からすれば舌打ちされちゃうような案件。だけど、時代に追いつけない人もいれば、目が弱い人もいる。そればかりじゃないだろうけれど、券売機やタッチパネルのメニューじゃ、中身が読めないのよ

少し前に夢中になって読んでいた漫画がある ↓ ↓ ↓

主人公は80歳の現役の作家さん。稼ぎのあるおばあちゃんってだけでも凄いのに、それでもやっぱり「残念」な風を感じて・・・・4世帯同居の自分の家で最期を迎えようとやんわりと暮らしていたのに、どうやら家族に邪魔にされているらしいことを知って、家出するところから始まる

80歳の家出!?って、思ったけれど、自分がこの歳になって50を迎えてみて、だけどある程度の年齢から考え方とか生き方とか「別に大きく変わらないんだなぁ」ということを感じていて、年齢老いがやってきたからと言って気持ちまで老け込むことはないんだよなぁという実感がある今、それ家出もなくはないのかも!?と思った。まぁ自分で収入があることが第1条件だろうけれど…(¬_¬)

作中「生きててごめんなさい」ってセリフがあるんです。役にも立たないのに、こんな年まで生きててごめんなさいって、なんだかそのセリフを見たときに、この先、もしかしたら自分にもそんな日が来るのかもしれないなぁとなんとなく不安ともつかない衝動に駆られたり・・・・

でも、作中のまりこさんはあきらめてはいないの。そんな風に頑張っている高齢者の方は世の中にたくさんいる。でもわたしにはそんな気力がない。気力の前にできるわけないよなぁと諦めている。わたしは「ゆとり」でもなければ「バブル」の申し子でもなく、昭和の悪い風潮を引きづったままなんとなくやり過ごしている普通のひとだ。でも、なにかしたいなぁとは思っている。でも思っているだけ、いつも思っているだけ、時々やってみるけどなんだかキャパオーバーな気がして居心地が悪くなるだけ

少し前から流れて来るACジャパンのCMが、気になって仕方がなかった。こんな風にみんながやさしい目を向けて見守ってくれる世の中だったらいいなぁ、これが蔓延したらいいなぁって、観るたびに思う。でも現実は、諸事情含めてざっくりと人手不足
それは高齢者に対してばかりではなく、若いひとや障害があるひと、たまたま落ち込んでるひと…とかにも言えることだと思うんですがね。世の中にはいろんな人がいるわけだから、こんな風にレジで焦るのは、なにもおばあさんばかりじゃない。現に自分は「おばあさん」の自覚はないわけだし、券売機やタッチパネルが苦手な若者だっているはずなのよね。世知辛いわぁ

CMみたいに「気にすんな」て言ってくれるお兄さんがうしろについていてくれるわけじゃないけれど、心の中にこのお兄さんがいてくれ持ってたら、ちょっとは違うのかなぁって思いました
でもね、人目に晒されるところで冷静な対処って、年齢が行くほど難しい。余裕がないんだな。若い頃ならちょっとの勇気でなんとかなったことも、今じゃ勇気ともうひとつ、切り出す度胸が必要みたい。なんとなくそう感じる今日この頃


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