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自律を目指して

コロナウイルスの影響でしばらくチームの練習が続いている現在の状況下ですが、何人かの生徒とは毎週連絡を取りながら練習を一緒に考えています。

何をやっていいのか分からず困惑したり、モチベーションが低下する生徒もいれば、変わらずに変化に対応できている生徒もいます。

練習への対応がそれぞれ違うように、日常の出来事への反応もそれぞれ違ってきます。モチベーションを引き上げるための対応も、ある生徒にはうまくいく場合もあれば別の生徒には全く効果がないこともあります。

仮に個別化された最高の練習プログラムがあったとしても、そこに選手の意欲がなければ役に立ちません。目の前の選手の練習面だけではなく生活面、精神面でのニーズも同時に考慮することが必要になります。

選手の長期的な成長を願うならばやはり選手の自立は必要不可欠です。
現在のコロナウイルスの状況下のように、急にレースの予定がなくなる、チームの練習ができなくなる、練習場所も以前のようには使用できなくなるなどのことが起きることもあることがわかりました。こんな状況でこそ誰かに依存するのではなく自分で考えて行動、選択できるような指導が求められます。

コーチが練習を考えてただ選手はそれを行うだけでは予想外の事態に対応できません。それでモチベーションが低下したり、何をしていいか分からなくなる選手を批判するのは簡単ですが自律性を育む指導を行わなかった側に問題があると思います。

こうは言うものの私自身もどのように指導していけばいいかは手探りの状態です。練習についてどこまで介入して、どこまで任せるのかの線引きは難しいです。ただこういった局面は自分自身の成長のチャンスと思い、長距離の練習と同じように即効性を求めず、長期的な成長を目指してやっていく必要があるのかなと思っています。
実際に必要ないかは別として、コーチがいなくても自分でやれるので問題ありませんといったレベルを目指せればと思います。

余談ですが先週は少しモチベーションが低下している生徒を連れて奥多摩にハイキングに行きました。どうやら自然の中を喋りながら歩くことは気持ちを明るくする大きな役割があるようです。状況に応じて走る練習よりも優先しなければいけないことはたくさんあるのかもしれません。

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日常からの学び、ランニング情報を伝えていきたいと思います。次の活動を広げるためにいいなと思った方サポートいただけるとありがたいです。。