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ランニングは身体との対話の時間

シンガポール在住のスティーブンさん。彼の走る距離は時に1週間に300kmまで及ぶ時もあります。

しかしそんな彼が走り始めたのは5年前の2015年、32歳の時でした。
その理由としてはシンガポールで行われるSG Runというレースに32kmの部があり、32歳の記念に出場を決めたことだと言います。

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そこからはランニングクラブに所属に練習会にも参加。最初は短い距離の練習も行なったと言いますが、少しピリピリした雰囲気があまり好きではなかったといい徐々に長い距離への意向を決めました。今でも競走するのは好きではなくタイムや順位よりも純粋に走るのを楽しんでいます。

ゆっくり走っているときは本当に気持ちがいい」

そう話す彼の練習量を次第に増えていき時には1人で100km以上走りに行く時もあります。最初は片道50kmを行って帰って来るでしたが、今ではトラックで100km以上を走ることもあるといいます。

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「ゆっくり走りながら自分の体の動きに意識を向ける。足の接地の感じ、腕の振り方を調整していくんだ。トラックで走るときは10km走ったら逆走しての繰り返しをすることでバランスが保てる」

ランニングがコンディショニングであり、特にストレッチやマッサージなども一切しないと言います。悩みは睡眠の質が良くないこと

先月には走った距離がガン患者に寄付されるチャリティーランに参加。なんとそこでは40時間かけて400kmを走ったといいます。

パティシエとして働くスティーブンさん。走るのはいつも仕事後でストレスの緩和にもなるといいます。平日に32km,週末には12時間走を行うなど信じがたい距離を走る彼ですが、ランニングを始めて一度も故障をしたことはないと言います。

普段は1人で走ることが多いそうですが、少し気持ち的にきつくなることもあるようで、そんな時は仲間の存在が大きなモチベーションになるそうです。

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レースの頻度はそんなに多くはないようですが、彼のやることは常に一緒です。

「常に身体の準備をしておく。レースがあろうがなかろうが関係ない。身体のコンディショニングに気を配っていれば異変にも気づけるし怪我もしない。突然明日100kmのレースに参加しろと言われても問題ないよ。いつでも準備ができているから」

この状況の変化にもブレない彼の精神には見習うところがあり、常に準備をしておくというのは、目の前の状況にすぐ対応する上ですごく大事なことなのかもしれません。


以前紹介したマリーさん。彼女もスティーブンさんから多くのメンタル要素を学んでいるといいこのように話します。
「彼はまるで機械のようにどんな時でも淡々と走る」


最後に美味しそうなケーキの作品も紹介してくれました。

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短い距離の練習が好きではないと言っていた彼ですが最近は少しずつ練習に取り入れてみようと考えていると話します。

今後彼がどんな取り組みを行うか楽しみです。

日常からの学び、ランニング情報を伝えていきたいと思います。次の活動を広げるためにいいなと思った方サポートいただけるとありがたいです。。