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私にとってのランニング

2019年もたくさんのランナーの方と関わることができた1年でした。そしてランニングのあり方についても色々と考えた年でした。

ランニングのたのしみ方は本当に人それぞれだということ!純粋に走ることが楽しい人、自己ベストを追い求める人、色んな大会にでるのが好きな人、また走りはしないがレースを見ることが好きな人、大会を運営する人、好きな選手を応援したい人など本当に様々だと思います。

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学生まで駅伝部に所属した私のランニングへの関心は常に記録や結果を求めることでした。そしてそれが私にとってのランニングの楽しみ方でもあったと思います。現在も今より少しでも速く走りたい気持ちはありますが、少し学生時代とは違う部分もあります。

色んなランナーやコーチ、ランニングチームを訪れることでそれぞれのやり方があります。新しく学んだ理論、トレーニングを試して自分がどう変われるのかに興味が出てきて、新しいものを試すために走るというのも一つの理由になってきました。

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また私が今まで経験してきたチームとは違ったスタイルのチームに所属したり、考えのことなるタイプのランナーと一緒に走ることでランニングの違った楽しさを感じるようになりました。

チーム、仲間選びとはランニングを楽しくする上で非常に重要な部分のような気がします。色んな人と会うと新たな自分が見えてきて

「こんなチーム、こんな人と一緒だったらもっと楽しく走れるな」など考えことが多々あります。

またランニングを見る側としても、以前はレベルの高いレース、要は国内、国外のトップレベルのレースを見ることが私は好きだと思っていたのですが、どうやらそれは理由の一つに過ぎず、レベルなんか関係なく自分が関わったランナーの人達が走ってるのを見るのが一番の楽しいことに気づきました。 

コーチングでも速い人を教えたいわけではなく(もちろん速いに越したとはないですが)、要は自分の目標をしっかり持って達成のために練習に取り組んでる人達と関わるのは非常に有意義な時間です。

大学の駅伝部、スタジオ、市民ランニングクラブ、パーソナルコーチング、またスポーツブランドのコミュニティクラブのコーチをやってみて、同じランニングコーチでもやり方が色々と異なり、どの指導スタイルが好きかはまた人によって違ってくるのでしょう。

どうやら私は大多数を指導するよりも、それぞれの個に合わせたプログラムを組んでやっていくほうが好きなようです。チームでやるにしても「10人以下がいいかな」などと考えことがあります。

特にまだ部活動でのランニングしか知らない学生はチームのスタイル、チームメイトと合わなくて走るのが嫌になる人もいるかもしれません。

もしかしたらそれは純粋に走るのが嫌と言うわけではなく、環境が合わないだけで、自分が求めるスタイルが分かってくると走る楽しさが変わってくるかもしれません。

そういったことからみんなに色んな経験をしてほしい、何より私自身がそれを見るのに興味があることから、私が関わったランナーを大学の練習に読んでみたり、色んな経験をしたいランナーの手伝いを始めました。

別の記事でも書きましたが、これまで4人のランナー、1つのランニングクラブが大学の練習に参加してくれました。


エドワード・ゴダード(ユニバーシアードハーフマラソン4位)

日本の学生のレベルの高さを世界学生クロカンで知り、日本の文化「駅伝」に強くなるチャンスがあるなら日本大学に入学して駅伝のチームで練習したいと理由から東京農大、東海大学の練習また日体大記録会、平成国際大学記録会に参加しました。

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フラー・クーパー(オーストラリアU12,1500m優勝)

クラブの練習で友達と一緒に走れるのが一番の楽しみ!日本に旅行中にも違ったクラブに参加してみたいというこたから小学生ながら言語も違う大学のチームに参加してくれました。一番驚いたことは「みんなが設定したペースできっちり走ること」だったようです。

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日沖姉妹

小学校の時のクロスカントリーをキッカケにランニングを始め、2018年日本に留学した際には陸上部に参加。初めて走った駅伝では周りの速さにびっくりしたと共にもっと速くなりたいと思ったそうです。2ヶ月間でしたがオーストラリアでコーチをさせてもらい、年末久しぶりに見た2人の成長振りには本当に驚きました。2泊3日で大学の練習に参加してくれて、あっという間にチームに打ち解ける姿には感心しました。「すごく楽しかった。新しい経験をするのが楽しみ」と話す2人。今後もどんどんチャレンジをしてほしいものです。

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TRT(トラック、ロード、トレイル)ランニングクラブ

ジュニアのランナーに日本の駅伝文化、そしてレベルの高さをを経験してほしいというコーチの意向で行った日本合宿。日本でのレース、練習を経験しました。

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ニュージーランド合宿に参加した佐賀県の高校生達

大会の規模から地元のランナー達の雰囲気の違いを楽しむ中で「初めて合宿で帰りたくないと思った」との声も聞こえてきました。今まで彼らがやってきた合宿のスタイルが全てではないということも知れたのではないでしょうか。

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ランニングを通して人と人が繋がるのを見るのが、今の私のランニングの楽しみ方の一つです。

色んな人に会って、色んな経験をすることで自分にとってのランニングが見えてくると思います。

2020年をもっともっと多くの幅広いタイプのランナーに会い、話を聞いてまた違うランニングの楽しみ方に出会いたいと思います。



日常からの学び、ランニング情報を伝えていきたいと思います。次の活動を広げるためにいいなと思った方サポートいただけるとありがたいです。。