オーストラリアランニング日誌④

先日、オーストラリアのトップランナーの1人である、デイビッド・マクネイル選手の家に1日泊めていただきました。

 David Mcneil                             5000m 13分18秒  10000m 27分45秒                  2010年アメリカ大学選手権5000m優勝               2009年、2016年オーストラリア10000m選手権優勝           ロンドン五輪5000m、2015年北京世界陸上、リオ五輪10000m代表

高校卒業後はアメリカの北アリゾナ大学へスポーツ特待生として進学。その後は同大学院にて運動生理学の修士課程を修了。卒業後は故郷のメルボルンに戻ってMTC(メルボルン・トラック・クラブ)にてコーチNick Bideau氏の元、練習を行なっています。

現在はメルボルン大学にて理学療法の博士課程を専攻しながら、病院にて理学療法士の実習生として働くそば、週二日ランニングクラブの指導も行なっています。

昨年のコモンウェルスゲームズ(イギリス連邦に所属する52カ国と地域によって4年に一度開催)直前に怪我をしてから現在はまだジョグの復帰段階とのことですが、基本的な練習のスケジュールを聞いてみました。

・高強度のポイント練習は週2回

・ジムでのトレーニングは週2回 ポイント練習後3〜4時間後に実施   

・ロングランを日曜日に実施(25km程度)

・Easy Jogはアップダウンのあるコースでゆっくり

・仕事、学校の日は6時から、オフの日は8時30分より朝のJogを行う。

基本的にMTCのトレーニングは週3回のポイント練習が組み込まれているそうですが、昨年よりコーチと相談の元、週2回のポイント練習に変更。これは大学時代のスケジュールに似ているそうです。

ここで他にもいくつか行なった質問を紹介します。

Q. 大学卒業後、アメリカでプロになる予定はなかったのか?                           A. エージェントにスポンサーの話を持ちかけられたが、実際契約の段階な    ると話が全然違った。それにより大学院に進学。修士課程修了後も事情は変わらなかった。

Q.ナイキによるスポンサーシップだけでは活動できないのか?                       A.ナイキからのスポンサー料はもらっていない。基本的にメーカーから契約金をもらってる選手は少ない。(オーストラリア内では)

Q. MTCの練習は誰でも参加していいのか? 
A.メンバーになれるのはコーチに認められた選手だけ。でも練習に参加するのはOK.(実際に私も参加させていただきました。)

Q.現在日本ではプロランナー、実業団ランナー、市民ランナーといったランナーを区別した考えがあるがそれに対してはどう思うか?
A.どういうスタイルがあっているかは人それぞれ。仕事をやって陸上からの気を紛らわした方がいい人もいる。

Q.近い将来マラソンはやらないのか?
A. まだ5km、10kmといった距離に集中したい。今の所は予定はないけどこの先考えがどうなるかは分からない。

こんな感じで簡単にですがまとめて見ました。料理が趣味という彼は夜ご飯も作ってくれました。



もし日本に来た際はうちのチームにてぜひレクチャーを行なってくれるそうです。

気さくに質問に答えてくれ、いろんな手伝いをしてくれる彼を今後も陰ながら応援していきたいと思います。





日常からの学び、ランニング情報を伝えていきたいと思います。次の活動を広げるためにいいなと思った方サポートいただけるとありがたいです。。