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転職して得ることができたものは、世間からの貴重な評価でした。

出っ歯の電波通信 vol.162

こんにちは。
山口です。

noteの応募企画で
#転職してよかったこと

という企画を見つけましたので、
ぼくもこの企画に乗じて、
今回は記事を書いていこうと思います。

#転職してよかったこと

新卒の方は、先月学生を卒業して
まだ1ヶ月しか経っておらず、
ここで転職をオススメするような記事を
書くことはいかがなものかと思いますが、
あくまでも読んでくださった方の
視野が少しでも広がる
ような
記事になっております。

ぼくの経験ではありますが、
ご参考までに転職について
書かせていただきます。

ぼくが

転職をしたのは27歳になる年でした。

その当時、ぼくが勤めていた会社は
総合建設会社(ゼネコン)と呼ばれる
会社でした。

ぼくは中学生の頃から漠然と
大学まで進学するものだと
親から教えていただき、
高校は県内でも進学校と
呼ばれる高校へ進学し、
大学受験に向けて勉強をしておりました。

大学2年生の頃から
本格的に全国模擬試験が始まり、
自分の今の学力と志望大学の学部に対する
合格判定に毎月おどおどしておりました。

しかし、漠然と大学に進学することを
決めていただけで、
大学で何を学び、社会に出てどんな仕事に
就きたいのかまでは考えておりませんでした。

なので、ぼくは理系だったため、
志望大学も自分が進学できそうな大学の
理工学部 理工学科と記載をし、
模擬試験の合否判定を確認しておりました。

理工学部 理工学科がどんな勉強をするのか、
大学卒業後にどんな仕事に就けるかなどは
もちろん毛頭知りません。

そんな大学2年生の後期に
今まで賃貸アパート暮らしだったところから、
戸建住宅、いわゆるマイホームを購入し、
更地に自分の家がゼロから建つ過程を見学し、
1ヶ月半ほどで家が完成した様を見て、
建築っておもしろいなと興味を持ち、
大学の進路を建築系に絞りました。

大学では日本初の建築学部を創設した
東京の私立大学へ進学し、
建築学部一期生として
大学を卒業することができました。

在学中はぼく自身、建築デザイナーになると
夢を見て勉強に励んでおりましたが、
実際に課題と向き合う中で壁の大きさと厚さを
まざまざと体感し、デザイナーの道を変えて、
環境設備関係の道に方向転換しました。

なぜ、環境設備関係の道に決めたかと言いますと
建物に必ずある
・関係者以外立ち入り禁止
ここに自分が関係者として入ることができるという
それだけの理由です。

自分は建物の裏側を全て把握しているんだぞと
優越感に浸りたかったのだと思います。

そんなとても健全とは言えないまでも
環境設備系の道に進み、
就職活動も設備系の会社に目星をつけ、
晴れて総合建設会社の設備課に
入社が決まりました。

入社のきっかけとなったのは
父親の紹介でした。
父親の会社へ
ぼくが勤めることになる会社の方が
転職をされたそうです。

その方の転職を機に、
父親から就職先として
会社を紹介していただきました。

それまで企業研究なんて
全くしていなかったぼくは
慌ただしく会社の事例を片っ端から勉強し、
ギリギリ滑り込みで
就職面接に合わせ込みました。

入社してから

新卒の頃は、
残業という残業がことごとく
厳しく管理されておりました。

業務をそんなに任されていないだろう、
期限も今日までにやる必要がないのであれば、
今日はもう帰りなさいと。

定時を過ぎ18時まで残っていたら、
なぜ残っているのかを説明しないと
残業をさせてもらえないような、
いわゆる、めちゃくちゃホワイトな部署で
仕事をさせていただいておりました。

その会社の方針で
最初の3年間は研修扱いとして、
いろんな部署を周り、
研修を積んでいきます。

ぼくは、最初は設計部、
次に施工管理、
最後に積算部を周りました。

3年経ち、4年目の希望では
積算部を希望に出しました。

小学生時代にそろばんをやっていたこともあり、
積算の部署が一番居心地が良かった
というのが一番大きかったです。

そんなホワイトな部署で、
居心地が良く、
自分の好きなことが
仕事としてできる会社にいながら
なぜ転職をしようと思ったのか。

なぜ

建設会社に勤め始めて4年が経ちました。
5年目に差し掛かり、
自分の仕事を客観的に見るようになりました。

周りの友達の仕事の話や
給料の話に耳を傾けてみると、
興味を惹かれるような話が
どんどん出てきます。

ぼくはその時に初めて、
自分がいかに狭い業界で
生きているかに気付かされました。

もっと世間は広いし、
自分が良い環境と思い込んでいるだけで、
もっと素敵な環境は
探せばいくらでもあると
知ってしまったのです。

そして

一旦、外に目を向け始めると
いろんな情報が飛び込んできます。
どれも興味を惹かれるような
業界、仕事ばかりです。

ただし、ぼくが当時勤めていた会社は
東証一部上場企業であり、
過去に大きなミスをしてしまい、
会社が倒産しかけたところから
立て直し今も存続しておりますので、
ぼくが定年になるまでは
おそらく潰れないだろうと思われる
安定の会社でした。

つまり、そこまで危険と緊張を冒してまで
転職をする必要はありませんでした。

では、なぜ一歩踏み出したのかと言いますと、
上述したようにとても狭い世界で残り40年間を
同じ会社、同じ仕事で生き続けることが
本当に自分のやりたかったことなのか、
ふと立ち止まって考えてみました。

転職は自分にとって初めての経験であり、
うまくいくかどうかも分からないため、
不安でしょうがありませんでした。

そこで

大きな支えとなってくれていたのが、
すでに転職経験のある友達でした。

期待に胸が躍るような経験を話してくれて、
ぼく自身もその期待に身を任せ、
一歩踏み出そうと決心しました。

自分1人で考えていたら
不安に押しつぶされ、
転職という機会を
棒に振っていたかもしれません。

転職してみて

大きく変わったことは
自分の仕事により明確に
責任を持つようになりました。

前までは会社に守られて仕事していたため、
誰かがカバーしてくれる、
誰かがサポートしてくれると、
どこか業務の責任を誰かに押し付け、
なあなあで仕事をしておりました。

今は個人事業主という形で
自分の働き方が
直接自分の評価に反映され、
報酬として給料が支払われます。

そんな責任のある業務で
仕事をしているおかげで
以前よりもパフォーマンス、
業務の質、スピードが
上がったように感じます。

自分の発言に責任を持ち、
仕事を進めているようになりました。

終わりに

今になって、
転職してよかったなと
心の底から思います。

もし転職をせず、
前の会社に勤めていたら、
会社のシステムでルーティンの業務を
淡々とこなすだけの
日々を送っていたと思います。

そこで得られるのは
自分の成長ではなく、
社内の評価のみです。

転職してみて初めて、
世間から見た自分の評価を
受け止めることができました。

まだまだ成長ポイントばかりだからこそ
危険と見るかチャンスと見るか、
自分の成長に焦点を当てて、
いろんなことに挑戦していこうと思います。

それでは今回はこの辺で。
ありがとうございました。

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