「哲学の誕生ーソクラテスとは何者か」納富信留著 書評
<概要>
ソクラテスの生きた時代は、ソクラテス・プラトンだけが突出していたのではなく、同時代に生きる思想家たちの大きな潮流の一環としての位置付けとして再認識すべきとして紹介しつつ、後代における主にソクラテス思想の受容の仕方を紹介した著作。
<コメント>
中盤は考証学みたいで「史実的・文言的に何が正しくて何が誤っているかの検証」は、専門家に任せておけばいい内容で、我々のような素人にとっては正直言ってあまり面白くないのではと思いますが、「無知の知」など、終盤の日本における誤った