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空者の思考

モラトリアムの最中に啓蒙的な言い廻しをしてもぼんやり者の戯言としか捉えられない事も重々承知の上でしたためる。ルサンチマンに成りたく無いので唯心論的に物事を捉え唯物論的に表象を観て二律背反をパラドックスも駆使して考えてみる。イデオロギーも嘘の様な本当が普遍的な時代精神へと昇華する事でアルゴリズムを可能とするだろう。一個人的にも先刻を推察するに自分自身を他のものと同一視したりする事で同調出来ていた無意識がバイアスを正常化していた。然し本性とは違う仮面を被り続け心を崩す事が多発しているのも尊重すべき個人が確立されていないのに理由がある。それが昨今は自分とは何かと言うアイデンティティの盲目と模索に切り替わり自尊心の確立を目指す形となって来ている。その際パーソナルスペースの距離感を保つなど目に見えない事柄に目を向け世界的にも個人個人を尊重しなければならない状況に今はある。自己成就予言をする事により決めつけのあった人生に対しても広がりを見せる可能性も含んでいる事も知らぬ人には教えるべきである。ハイカルチャーとカウンターカルチャーからのアングラやサブカルチャーへの変貌と言った最近の歴史もイシューとしてもっと取り上げるべきである。その先にまた新たなカルチャーが生まれる事があるからだ。最近のアート界隈を見ていても支離滅裂な人も多いが大々的に取り上げられている者の大半は文化やバックボーンや歴史的文脈に沿った作品を作り続けている事が多い。この様に常ずね変わる文化や歴史を大事にする事で生まれる人間の心が生活を豊かにする事は有り得る事だ。ここにギミックをスパイスとしてサイレントもノイジーも巻き込んだ日々のデザインがインスパイアされるべき所もある。日本人なら知っているであろうケとハレの概念は実に有用であり一人一人が取り入れるべき指標でもあるとも言える。日常と非日常が余りにも混在しつつある今日はしっかりと分ける必要も出てくる。朝と夜は喧騒と静寂は赤と青は少しずつ紫へと混ぜていくべきなのである。其処に幾つものグラデーションが生まれ色鮮やかな日々となる事だろう。いきなり色を変えようとしてはいけないその場所や時ポイントに合った色を少しずつ加えなければならない。見定めは難しいがさもなければ必ずそのものは退廃して行くだろう。スパイラルなどは自然の理でありストラテジーを立て今ある山の様な情報を分析分類してソリューションすれば新たな知見が生まれる。最近のトップヘビーではなくニュートラルな中立的立場からニューノーマルを優先的に積極的に取り入れる事をマストと考えれば働く場も変わるかも知れない。無自覚に生きる日々も悪くは無いが眼に見えない事は常ずね微量に盛られる毒の様なものだ。目の前に現れる事象をクリアして行くにはその時々に直感的な思考が必要になってくる。キャッチボールの様には行かない常に本番の試合の様に振る舞わなければいつの間にか負け試合になっている事もある。必ず勝つ事が美徳とは言わ無いがやはりどうせやるなら勝ち取りたいものだ人生は。

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