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日々感じた事を自由詩として投稿しています 絵はアプリで描いた心象画というオリジナルのデジタル抽象画 詩も絵も一つ一つ想いを込めて書いています ご興味ある方はフォロー良いなと思ったらスキお願いします

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    iPadや携帯で描いた絵を展示します。お気に召されたら幸いです。※無断転載は禁止です。使用する際はコメントを下さい。

最近の記事

【詩】変わる

何を言いたいのか 変わる事の無い何か 変わり行く心の中にいつもある 煌めく幾つもの星々 前に訪れた事のある場所は もう昔とは違うみたい 歓びの前触れに触れる 少しばかりの戸惑いが 大きな可能性を秘めていた 進む事は止まる事 変わる事は変わらない事 観て来た景色はそれぞれでも 人に大差は無い ただその時を懸命に生きている 感じる事も考える事も行動も違うだけ 同じ場所に居たとしても 混じり合う事はないけど 多分知り得たい事は皆同じ 違うけど一緒 一緒だけど違う そんな

    • 【詩】消失

      誰にも見せる事の無い侭 本物の優しさが あの時の風に攫われて どこか遠くへと消えて行った もう現れる事はないのだろう この世界に在った事すらも忘れられ 触れる事が出来た事も とても大切だった事も もう誰も覚えて居ない 何故か溢れ出る悲しみを 癒す術はもう何処にも無い 理不尽な事に怒り涙を流すのも もう恥ずべき感情 真っ当な日常で 壊れてしまった 真白だった心は 何かを求めていた 何かとは何なのかすらも もう一生わからないのに

      • 【詩】蹌踉

        刻々と  消えて行く    意識の様なものが   少ない     記憶に残る       曖昧なもの達と    混じり合い 一つの  想いと成り    漠然とした   夢を 創り上げた    その中へ       飛び込むと         心は            薄く              弾けて            溶けつつ         混じり    嫌だった事も  次第に 思い出さなくなる   肥大した    

        • 【詩】時雨

          燻っていた 滲み出る感情が 小雨の様に降り出す 暗い中ライトに照らされ 反射する斜線がいつもの様に この刻の過去となり記憶として 私の心の隅へと流れて来たとしても 疑う余地も無く受け止められるだけで データ保存するみたいに体内に溶け込む 実に自然な事で当たり前の素振りの侭 明日には何だか忘れてしまうだろう けれどもそこには大切な何かが 少ない言葉で表現が出来ない 熱く溢れる物の一部が有る それは触れると輝き出す 内から煌々とした何か 何も無かっ

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          6本

        記事

          【詩】訓えて

          次第に強くなる光の中で 自分の見え方だとかどうでも良くなる 常に独り揺れ動いていた感情達も 感覚が変わる程に新しくなり消える ここまで歩いて来た道もいつの間にか忘れて 失う事すらも捨て去ってしまった私は もう私ではないのかも知れない 畝りを上げる波の中を掻い潜り 沖に漂着しても尚あの時の記憶はある 繰り返し果て何度も生まれ変わったとしても また明日が来るのを夢に見る為に

          【詩】訓えて

          【詩】内省

          目を薄く閉じて深呼吸を繰り返していると、どこからどこまでが自分なのかわからなくなって来る。そこに在るものがいつも自分を形成するから、どれもこれも大切だと感じる事が当たり前だと考える様になった。 愛すれば愛されて、嫌えば嫌われて、知らず知らずのうちに、その痕跡は深く心へと刻み込まれ大概は人生へと流れる様に滲み出る仕組みだと理解する。 それが、どんなに嫌でも人は外に出て内省しなければならない。そう教え込まれて来たから、周囲もそうしているから、そうしなければならないと思い込んで居

          【詩】内省

          【詩】かの日

          いつも独り佇み見て居た 変わり映えのしない私は 何かに気付くだろうけど自覚は無い 空気を思い切り吸い込んで 何者かで侵蝕された心の中を 今だけは空っぽにする 疎らにすれ違う人々は 先程迄の会話の意図が見えずとも 街並みに順応して何処かに消えて行く 繰り返す感情の変化に戸惑う事も忘れ 溢れる日々へと自ら飛び込んでから 何時迄も合わない目を見て言って欲しい きっともう失う事は無いのだろうと あなたの影が伸び行く時の間を 混じり気のない潔白な意志が飛び越えて 弾かれて揺ら

          【詩】かの日

          【散文詩】one day

          静けさの中、夜空に浮かぶ月の明かり。冷たくなった秋風が足元まで吹いて来て、私は深呼吸をする。何も知らないまま純粋で淀みの無い眼をして尋ねて来る新たな息吹。誰かここに居る事を気付いてとそう言いた気に吹いていた。 完結した変わり映えのしない限り有る幾多数多の物語を目の当たりにすると、答えの無い所に立つ自分の居場所が大切な事が嫌な程解る。 ここでは消えかかった祈りや想いが増幅する度、そこに落ちる陰翳を彷徨い歩く事で夢現に誘う。 今までに無い既視感が存在する日常の片鱗を、気付かない

          【散文詩】one day

          【詩】黎明

          懸命に生きようとする度 なんとなく生きている現実 意識を保つのだけ必死で 心や気持ちを押し殺し 自分が面白いと思うものを 素直に楽しめなくなっている 結局何も残せないのかと どこにも吐き出せない 鬱屈とした感情が増幅していく 通り過ぎる積年の中 受け入れるべき内面の変化が 外面と馴染んで行く様に 直感的で新しい変革と 郷愁の間を行き来して 未知なる道が開ける世界 雲の隙間から溢れ落ちる光 掴もうと耀きに手を伸ばせば 内なる奇蹟と呼応する 私たちを育んでくれた情景が

          【詩】黎明

          【詩】birth

          俄かに言葉は或る内に溢れ、いつかの空模様を表現しようとしていた。 ある時、悲しみの雨の先に晴れ渡る喜びなんて無いと感じた。そこに残るものは燻って出せなかった翳り曇る心中と、積もりゆく真っ新で冷たい雪の様な悲哀だけだと思った。 飛ぼうとしていたあの鳥の嘴や羽根を染め上げたこの街明かり。それが段々と消えて行くのをどこかに居る君は、今日も寄り添う様に最期まで見詰めていたのだろうか。 沈む陽の光を君と眺めたあの日はどこか幻想的で、僕だけがそこに置いて行かれたみたいな気持ちにいつもな

          【詩】birth

          【詩・記憶】人生の補填

          その想いまで知りたがるのは我が儘過ぎるのではないかと思うのだけれど、気にしたらそればかりが頭を過り現れては離れない今日この頃の事。 抗っても何も生まれない事はわかっているし、何もせずに立ち止まって居てもずっと凪の中に居るのと変わらない。波の無い日など無く、忙しなく過ぎて行く季節の輝きに、二度とないその日の風に吹かれて行ってしまったあなたは、取り戻せない何かを求めていた事も私は知ったつもりでした。 そういうつもりだった、わかっていた筈なんですと声を失くし無くし歩み寄ってきた

          【詩・記憶】人生の補填

          【詩】彷徨

          澄んだ瞳をしたあなたの映る ピントの合っていない写真を飾る それ以外何も無いこの部屋 扇風機で揺れるカーテンから 朝焼けが溢れて いつもの部屋が違って見える 窓を開けてみたいが まだ早い気がした 白昼夢の街並みに 意味のない実態を並べて 知らずのうちにどこかへ 消えてしまった何かを探す 何かとは何なのだろう 錯綜する脳の神経回路が 伽藍堂になった心を乱す 見えるかい これが君の描いた世界だ 不敵に笑う 薄弱な人格者はそこに立つ 私は答えた お前に言われ無くとも分かる

          【詩】彷徨

          【詩】律の風

          静かになる事のない世界を遠ざける様に、穴底を模した様な樹々の翳が少なからず私を覆い、紫苑色に沈澱した日々の憂いを纏めて伸びて行く深さ。 思い描いた記憶の奥を鮮明に映し出す様に、発光する輝きに呑まれて相反する情景に昇華するべきで、丸々一緒くたにしてしまうのは解せない。 巡り廻るこの大地から馨る万化を嗅ぎ分けて、皆粧いを変えては逃した全ての意味に意思を乗せていた。変わって行く中でも一つ一つ確かに誠実に立ち並ぶ。 何時迄も五月蠅い聲の響く大通りを抜けるには、複雑な中で行ったり来た

          【詩】律の風

          【詩】vaguely

          輪郭のはっきりしない思い出が どこからとも無く現れて 脳裏にこびり付いて離れない 結局また忘れてしまうのに その度に矛盾な日は優しく私を包む 街角に点在するあなたの愛と 粉々に砕け散った普遍性の欠片を 眩しさに負けず掻き集めながら 手で触ると熱く燃える様に感じる 流れ伝わって来る真実らしい答えを 眺めたり掲げたり離してみたりして 受け取るまで時間は掛かるが じんわりとこの身に浸透している 水溜りの空の霞みを踏む 空間に雨音が優しく溶けて行く 寂し

          【詩】vaguely

          【詩】杪夏

          全部他愛ないな 何なのだろうか 情け無い どちらにも飛べない 自由意志の中 選べず立ち止まる 行く宛が 無いから 右往左往する 輝きの中に 落ちる 影 想いと 現実の コントラスト 薄味の フィクション つまらない 畝り 迸るのは 血潮 赤と青 混ぜても 綺麗な紫にならない どんどん 変わり行く 街並み 知らぬ顔の 増えた 日々 情報が出て 聞いて 忘れて 信念など 無く いや失くして 何か どうにも ならない感情が 生まれて 死んで また生まれ

          【詩】杪夏

          【詩】蕩揺

          巡回する季節も 一景の涯に紛れる 統べき事象も繰り返し 恣意に報いれば美し 貫く意志の侭に 都の余光は礎 響き轟く調和を保ち 洸か飛び込めば 天体も鮮明に煌々とし 暫く空駆ける想いと 心の玻璃も照らされ 紅焔の陰が堕ちる 臆せず盈ちても 識見はたわい無い 蕩揺せし閃光と喩え 知らぬ涙の流れた行方 傍に或る間の刻で 夢には無い帰路 蒼穹の中の君は 過ぎ去る事だけが 明日への使命と云う 幾億光年も年月を共に 歩めば無色透明 いつもの朝が来る

          【詩】蕩揺