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日々感じた事を自由詩として投稿しています 絵はアプリで描いた心象画というオリジナルのデジタル抽象画 詩も絵も一つ一つ想いを込めて書いています ご興味ある方はフォロー良いなと思ったらスキお願いします

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    iPadや携帯で描いた絵を展示します。お気に召されたら幸いです。※無断転載は禁止です。使用する際はコメントを下さい。

最近の記事

【詩】彷徨

澄んだ瞳をしたあなたの映る ピントの合っていない写真を飾る それ以外何も無いこの部屋 扇風機で揺れるカーテンから 朝焼けが溢れて いつもの部屋が違って見える 窓を開けてみたいが まだ早い気がした 白昼夢の街並みに 意味のない実態を並べて 知らずのうちにどこかへ 消えてしまった何かを探す 何かとは何なのだろう 錯綜する脳の神経回路が 伽藍堂になった心を乱す 見えるかい これが君の描いた世界だ 不敵に笑う 薄弱な人格者はそこに立つ 私は答えた お前に言われ無くとも分かる

    • 【詩】律の風

      静かになる事のない世界を遠ざける様に、穴底を模した様な樹々の翳が少なからず私を覆い、紫苑色に沈澱した日々の憂いを纏めて伸びて行く深さ。 思い描いた記憶の奥を鮮明に映し出す様に、発光する輝きに呑まれて相反する情景に昇華するべきで、丸々一緒くたにしてしまうのは解せない。 巡り廻るこの大地から馨る万化を嗅ぎ分けて、皆粧いを変えては逃した全ての意味に意思を乗せていた。変わって行く中でも一つ一つ確かに誠実に立ち並ぶ。 何時迄も五月蠅い聲の響く大通りを抜けるには、複雑な中で行ったり来た

      • 【詩】vaguely

        輪郭のはっきりしない思い出が どこからとも無く現れて 脳裏にこびり付いて離れない 結局また忘れてしまうのに その度に矛盾な日は優しく私を包む 街角に点在するあなたの愛と 粉々に砕け散った普遍性の欠片を 眩しさに負けず掻き集めながら 手で触ると熱く燃える様に感じる 流れ伝わって来る真実らしい答えを 眺めたり掲げたり離してみたりして 受け取るまで時間は掛かるが じんわりとこの身に浸透している 水溜りの空の霞みを踏む 空間に雨音が優しく溶けて行く 寂し

        • 【詩】杪夏

          全部他愛ないな 何なのだろうか 情け無い どちらにも飛べない 自由意志の中 選べず立ち止まる 行く宛が 無いから 右往左往する 輝きの中に 落ちる 影 想いと 現実の コントラスト 薄味の フィクション つまらない 畝り 迸るのは 血潮 赤と青 混ぜても 綺麗な紫にならない どんどん 変わり行く 街並み 知らぬ顔の 増えた 日々 情報が出て 聞いて 忘れて 信念など 無く いや失くして 何か どうにも ならない感情が 生まれて 死んで また生まれ

        【詩】彷徨

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          6本

        記事

          【詩】蕩揺

          巡回する季節も 一景の涯に紛れる 統べき事象も繰り返し 恣意に報いれば美し 貫く意志の侭に 都の余光は礎 響き轟く調和を保ち 洸か飛び込めば 天体も鮮明に煌々とし 暫く空駆ける想いと 心の玻璃も照らされ 紅焔の陰が堕ちる 臆せず盈ちても 識見はたわい無い 蕩揺せし閃光と喩え 知らぬ涙の流れた行方 傍に或る間の刻で 夢には無い帰路 蒼穹の中の君は 過ぎ去る事だけが 明日への使命と云う 幾億光年も年月を共に 歩めば無色透明 いつもの朝が来る

          【詩】蕩揺

          【詩】星霜を経て

          決定的な実在からは遠退く 深まる人為的な高度は より切先の先端へと集中する 伸びれば伸びる程 本質を知る程に微睡む 波打ち際みたいに 畝る度に 紺碧は揺れ 残照が雲を染める いつかの横顔を見る 崇高な湖畔の中 落ちている砂粒ばかりに 気を取られて 何度も 忘れては思い出す その度に 出逢い 別れ 気付く 命の定めも あなたはあなたを知り 私は私を考えるだけ 交互に現れる あの光が この空をこの地を 強く照らしたとしても 重な

          【詩】星霜を経て

          【詩】銀河へ

          生きているだけの時間を 解剖する様に解読して行く 独り夜の中で接続する白き燈 簡易的なシステムに投影されているこの身は 生きる事を考えて望み悩みながら消える いつもの日常としてそこにある 希望や恐怖と言った作り物に翻弄され 本当の事から目を逸らす様になり 知ったふりをしてそこに居座る事になる その席すらも作られた物である癖に まるで自分の物の様に振る舞う でもそうでもしないと生きては行けない 何処へも行けない私の想いは底に在る 誰も手の届かない様な暗い海底や宇宙の果て

          【詩】銀河へ

          【詩】言葉歩き

          〈あのさきに〉 あの雲の先にあるのは新しい未来 明けない空は無いんだって でもどうしてもこの心は暗いまま 閉ざされて開く事の無い重い扉 変わり映えのしない街並みに 例え止まる事になっても 風はいつも違う所から吹いて来る 〈あいつ〉 昨日も彼奴はそこに立っていた たまに首を動かして周りを伺う 常に何かに怯えている様だった 私に見られている事も気付かず というよりも気にしないで 今日もあの場所に立っている また明日も同じ所に立つのだろう 〈たび〉 ふわりと靡く後ろ髪 静かに纏

          【詩】言葉歩き

          【詩】別れ繋がる

          真実は溶けてしまった。 綺麗に均等に配られる様に、 其々の中に散りばめられ、 私やあなたの心の中にある、 欠けたピースとなった。 その小さな希望は集まれば、 明日の神話にもなるけど、 私達にとってはあって当たり前の事。 普段は忘れてしまう程に、 気付かない所に置いてある、 変わり映えのしないもの。 それを持って生きた軌跡は、 紛れもなく輝いて照らす、 星々の瞬きであるのに。 意味も無く過ぎて行く日々に、 繋がり重なり合うのを心が求めるのは、 その光を持っている事を確

          【詩】別れ繋がる

          【詩】空に浮かべる

          嗚呼と声を洩らすと 擬古ちない言葉が溢れて 何かを伝えようとする 私はいつも通り気付かず 分かったふりをして居るだけで 生きている実感を得ている そんな事ばかりが 目の前を早々と過ぎては 少しだけこの掌に残る その小さな輝き達は 私のこれからを決めて行く 静かに眠る蒼穹は私を包む そこへこの手から光を散りばめ 眺めるあなたの瞳の中へと 馴染んでは消えて行く 心の中へと浮かんで 明日に輝く奇跡は この世界に残る

          【詩】空に浮かべる

          【詩】back up

           どこかに       忘れてしまった               大切な欠片  時が経ち       拾い集める事は               もう出来ないけど  遠く     散りばめられた             星々の様に  輝きとして        今          私の元へと戻る  そう     気持ちや          感情や想いは  決して消える事無く            いつ迄も                 純

          【詩】back up

          【詩】リアリティ

          触れた筈の大切な何かは 今はもうここには無い どんな形かも忘れていた 希望に満ち足りた 幅の狭い世界を選び 忙しなくも楽に生きる日々 簡単に生きた代償 青白い光が顔を照らす 虚ろな目が瞬く間 明日の自分を少し考え 普通にしている事に疑念を持ち 思慮深くなったふりをする 下らない事だと解っている もっと可能性に賭けてみたいのに 沸々と煮え滾る激情の先に 嫌でも静かに眠る日々 変わる事の無い私を無情に 朝日が差し照らし目覚めさせる ここに在る未

          【詩】リアリティ

          【詩】並日

          あの空へと浮かんで まだ知らなかったあの意味 雲の流れに寄り添えば あの時あの夜の本当の君 淡いままの気配が満ちて 失われるみたいにして いずれは陽の中に包まれる 砕けちる身体の先に 風が吹けばアネモネ 態々と哀しみを塗り付けて 水面に澎湃した波濤を産み 紺碧に雫を堕とした 木洩れ日は反射して揺れ続けた 不覚なシステム 投影された心が目覚めれば いいからと諦めても 真に眠るその先の方に 未だに続くのを望む様に 耀いたばかりの星が瞬く 渇いた笑みが浮かべて 消滅した瞬間みたいに

          【詩】並日

          【詩】暗翳

          何者でも無い自分が姿形を変えて行く 趣きは虚ろんで止まった景色 沈む陽の影を目で追いかけている 逃げた人生に結果など付く事は無く ただ後ろめたい気持ちだけが今日を漂う 何にもなれずにただここで眠るだけ 初めから諦めて居た志により 色んな事を裏切って来た事が仇となる 目を背け口を黙み耳を塞いで 自分の気持ちを無視して 心にも無い様な事ばかりが嫌で あの時からずっと立ち止まったまま 熱く沸る様に目覚める明日は もう私の世界には来ないのだろう 渇いた言葉

          【詩】暗翳

          【詩】過ぐ

            わ ま 導 別 違 色 ま 知 そ あ   た た か に 和 取 た ら ん し   し 醒 れ 構 感 り 逢 な な た   が め る わ の ど え い 気 の   照 た み な 様 り る あ の こ   ら 生 た い に な で の し と   す 温 い け 融 光 し 子 て も   こ い に ど け 景 ょ の い わ   と 風 静 水 出 が う 宝 た か     に か 面 し い か 物 今 ら   出 吹 に が 心 つ 取 も 日 

          【詩】過ぐ

          【詩】オーバーグリッド

          スパークして現れた 奥底に眠って居た意識 脳裏に過ぎる記憶の欠片 深淵の翡翠を眺めながら 蒼穹に堕ちて行く 満ち欠けを繰り返す月 熱さの中に冷徹さを隠し 取り残さない様に 生を保つ日々 次元の超えた先に見える意志 レムナントが残るだけの未来 照らされれば輝く程に瞳には残光 疑わしく惑わされる度に 不覚にも蘇る修羅の感情 己の中で押し殺しいつしか 目には映らない波紋は 微かに仄か揺れる緋色 私の心に機微を齎らす 歩むべき道を遮る 意味の無い事象ばかりの 不均等なグリ

          【詩】オーバーグリッド