競合がいないは黄色信号、視点・視野・視座の違い、セグメント別に離職率を計測するetc.

ビジネスで各社会問題にトライし続けている南(@minami_shiroInc)です。
本記事は、先輩方の発信内容から考えたこと・学んだことを気ままにまとめているログ。

「競合がいない」をかっこよく思っちゃあかん

「うち、競合いないんですよ」ってよく聴く。ほんまか?って話と、本当に競合がいない場合にお金が流れ込んでくる見立てが何で、可能性はどれくらいか?を考えておかないといけない。

ドーナツ屋さんを経営してて、他のドーナツ屋さんだけが競合じゃなく、他のお菓子屋さんなども競合になる。消費者が財布あける目的が一致する他業界の企業も競合になるしね。競合とする軸によって考えは広がる。

視点・視野・視座の概念

そもそも「経営者視点」であったり「視座」という言葉がけっこう曖昧なので、まずは言葉を定義してみます。

■添付図を参照
①視点:見るき対象
②視野:視点の周辺をどこまで見渡すか
③視座:視点をどの高さから見るか

「視座を高くすべき」とは正確に言うと「ひとつの物事(①)を解釈するときに、周辺領域まで含めた状況を把握(②)できるようにするために、全体を見渡しやすい位置(③)から物事を見よう!」という意味です。

画像2

視座の高低に良し悪しはありません。目的に応じてフレキシブルに視座の高さを変えられればよいのです。視座が高くなると視野が広がって周囲がよく見えますが、その反面、視点の解像度が下がって細かいところが見えなくなります。いわゆる現場の細かい業務を担当されている方は、低い視座で視野を絞り込んで、解像度高く正確に業務を行う必要があります。でも、時々は視座を上げることで、普段自分がやっている業務を広い視野で眺めてみることで、これまで気づかなかったやり方を見つけられたり、そもそも業務自体の必要性などを再確認できたりします。

よく言われる「視座を高く持って仕事をするように」は、正確に翻訳すると「普段は業務内容に合った視座から適切な視野を保って仕事をしつつ、時には高い視座から自身の業務を見直した方がいいよ」ということです。こう解釈すると「視座を高く」の言葉を違和感なく受け止められるんじゃないかと思います。

視点・視野・視座について考えさせられた。

「視座が高い=経営者視点」のように捉えられることが多いけど、視座が高いから良いってわけでもなく、シーンに応じて視座を調整する必要がある。

視座のアッパーがどこにあるかは分からんけど、高くできるようにもしつつ、シーンによっては視座を低く、つまり解像度を高くしにいく時もしないとだ。

それと合わせて、意識的に視点・視野をズラす思考もしないとか。

残ってもらいたい社員/それ以外の社員の離職率を分けて計測する

残ってもらいたい社員とそうじゃない社員がいるってのが大前提の話になるけど、ひとまとめに離職率だけをみていても施策を外す可能性はたしかに高くなりそう。

マーケティングのように組織内もセグメント分けて、各セグメント別に離職率をウォッチして、セグメントごとに重要性の比重を明確にし、今後の人事方針を決めていくアクションが必要か。

面接で「課題だらけです!」「課題はありません!」のどっちもダメ

シンプルな違いだけど、大きな影響を与えることになるな。

課題の有無を伝えるだけじゃなくて、その課題が具体的に何で、その課題を解決したらどんな世界が待っているのか、その世界が相手のキャリアなどを考えるとどう良いのか、その課題に対して取り組むどういった仲間がすでにいるのか、あたりをじっくり相手に共有していく。

このことが、齟齬なく、いい仲間を集められていくプロセスなのかもしれないと思わされた。

社会問題×マーケティングが好き / ㍿小さな一歩(前澤ファンド出資先)で養育費の未払い問題にビジネスでトライ→㍿SHIRO創業。社会問題の発見→要因分析→ビジネス考案→実行に必要な資本整備→実行・改善のサイクルが最短で回り社会問題が解決されつづけるインフラを創る。