極私的タロット考(19)パワーの源(19番「太陽」)
さて、「月」が出てくれば「太陽」が出てきます。西洋でも東洋でもペアなんでしょう(ただ待遇は違うように思いますが)
というわけで「月」の次は19番「太陽」になります。
力の源泉
絵柄は、太陽と馬に跨って駆け出している子供がいます。「元気」という言葉が真っ先に浮かびます。
「太陽」って地球の生態系の源にあるものですよね。太陽による光・熱によって生態系が動いているといっても過言ではないでしょう。
恐竜の絶滅は隕石が原因と言われています。その衝突で舞い上がったちりが地球レベルで太陽光を遮ってしまったことが影響として大きかったようです。1億5千万年以上という途方もない長さ地上に君臨した恐竜の時代が終わってしまうくらいに、太陽という存在は地球や生物にとってでかいわけです。
「太陽」というのは生物全てにとっての力の源に位置しているわけです(深海の熱泉の生態系は除きますが・・・)
ただ、まぶしすぎやしないかね・・・
太陽のカードはそんな力に満ち溢れているような、ポジティブなカードなんですが、それと同時にパワフルすぎるという印象も受けます。
天空の城ラピュタのポムじいさんが飛行石の光を見た時の一言を思い出します。
「わしには強すぎる」
強い光はどこかに強い影も感じさせるものでしょう。なんでこのカードからの問いかけとしては、
あなたの「光」と言われたら思いつくものは?
あなたの「影」と言われたら思いつくものは?
そういった意味では、18番の「月」という対極とも関連して考えることができるのかもしれません。
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