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アンダルシア(白い街編)

前回は結局一日目のグラナダの紹介のみで終わってしまったので、今回は二日目の白い街巡りの模様をお伝えできたらと思います。

一緒に行く友人が「白い街に行きたい!」と強く希望していたのでどこかいい街はないものかと思案していたところ(近年話題のミハス(Mijas)は、観光客が多そうでなんとなく避けた)、

大学で同じスペイン語の授業を受講していた大のスペイン、いやアンダルシアフリークの友人から「フリヒリアナ、サロブレーニャという選択肢も」との助言を頂き、この二つを目的地とすることに。

さ、二つの街がどこにあるか、本当はgooglemapを埋め込みたいのですがここではできなさそうなので地図のリンクを張っておきます。(わかりやすくするため、グラナダからのルートのリンクです。) 

サロブレーニャ(Salobreña)→ここ

フリヒリアナ(Frigiliana)→ここ

どちらもグラナダから車で一時間ほどの距離です。

さあ、レンタカーはEuropcarを利用。初めての利用でしたが難しくなかったです。事前にネットで予約しておけば特に難しいことは無し。

必要なのは1)パスポートorNIE、2)日本の免許証、3)国際免許証です。

借りた車両はSEATのIBIZAというコンパクトカー。もちろん左ハンドル、マニュアルです。

初のスペイン国産車の運転にドキドキでした。

コックピット周りは洗練されていて、快適でした。ハンドルにオーディオの操作スイッチなどが取り付けられていたり、メーター類も見やすい。

そのしわ寄せなのか、後部座席は狭く、なんと窓はクルクル回して開ける手動式でした。

動力性能については何の不満もなかったです。小型な車体ながら、5人乗せても小気味よい加速を見せてくれました。

驚いたのは、半クラッチにするとエンジン回転数が自動的に上がること。最近のスズキのバイクに付いている「ローRPMアシスト」のようなシステムですかね。

今どきのMT車には付いているものなのでしょうか。おかげでエンスト少なく済みました。笑

どうやら前回借りたレンタカーは相当古いものだったようです。

スペインに来てからMT車を運転するようになったのですが(といっても延べ三日間だけ)、バイクで慣れ親しんでいることもあってか車もMTの操作感が好きになりました。

まさに自分の意のままって感じで。

アクセルペダルの踏み具合でギアが変わったり、エンジンブレーキが小さかったりするAT車のインダイレクトな感覚にどうもなじめなかったのです。

将来車を買うならMTかパドルシフトのDCT車が良いですね。

自動運転化や運転補助システムの進化によって、MT,ATっていう区別がなくなる日が来るのかななんて思ったり。

それまでにぜひ愛車を購入したいです。

さあ、話が逸れたところで第一の目的地、サロブレーニャに到着です。

数日間雨に見舞われていたバルセロナとは打って変わり、晴天となりました。

路駐し、丘の上へと昇っていきます。

「それっぽい」写真が撮れます。

白い街ってのはどうやら若い日本人女性を引き付ける何かがあるようで、友人たちは大喜びでした。(ぶっちゃけ僕も興奮してましたが。)

丘を登りきると地中海を一望できました。

こんなきれいな海を見てもまず「良い潮目が出てるな、釣れそうなポイントだ」なんて考えてしまうのが釣り人の悲しい性。

釣竿を持ってくればよかったと深く後悔してました。

スペクタクルな景色(景色に「スペクタクル」って形容詞は使うのか?笑)にテンションが上がった僕ら、かっこつけた写真をパシャパシャと撮りまくります。普段はこんなことしないけどノリノリでした。

どうやら、「家の壁をきれいに飾るコンテスト」なるものが開催されているようで、この家は第二位に輝いたことがあると書いてありました。

こういう花の写真は大好きなんです。

抜けるような青空、色鮮やかな花、白い壁。素晴らしいコントラストですね。

さ、丘より街を散策しながら降りてきて、昼飯時。ふと目に入ったバルに決めました。Bar Alaska。今考えたらなんでアラスカなのでしょうか...

スペインで昼間から酒を飲みながら歓談するのが大好きです。特にこんな素敵な天気だとテラスで食べたくなりますよね。

全然期待していなかったのですが料理もどれも美味しく、リーズナブルで、そしてなにより店主のおじちゃんが気さくでいい人でした。

アンダルシアの人は温和で気さくな人が多いような気がしました。

ありがとう、おじさん。皆さんもぜひ訪れてみては、と書こうとしていたら

今日サロブレーニャに行っていた別の友人もこのバルで食事をしたそうです。なんという偶然。笑

その後、先ほどの丘の上から見えていた陸繋島のようなものに行ってみることに。

大荒れのバルセロナの海とは違い、穏やかできれいな海です。

スゴイ透明度で、友人と服を脱ぎ捨て飛び込もうかと本気で思案したほどです。

この崖、海抜20mくらいはあったと思います。うまく伝わるだろうか。

涼しく気障なポーズしていますが、内心めちゃくちゃビビっております。

ちなみに下をのぞき込むと魚の群れを発見し、またも釣り人魂が疼きました。

夏に来たら気持ち良い場所だろうななんて妄想しつつ、フリヒリアナを目指します。


アンダルシアはもう一度バイクでツーリングしたい場所です。

一昨年もツーリングをしたのですが、駆け足だったものであっという間に通り過ぎてしまいました。ぜひリベンジしたいものです。

さあ、フリヒリアナはスペインで最も美しい街のひとつだそうです。

その肩書に負けない素晴らしい街でした。

雑誌に出てきそうな街並み

街を歩いて散策するだけでいい気分になりました。

あんまり書くことが思い浮かばずなぜだろうと考えていたら、かなりの時間をベンチに座り日向ぼっこをして過ごしていたからでした。

そのくらい気持ちの良い場所だったんです。許してください。笑


さて、どうでしょう、白い街シリーズ。

まだまだアンダルシアには似たような街がいくつかあるようです。そのどれも違った魅力があるに違いないです。

心が穏やかになるのでぜひ訪れてみてはいかがでしょう。

追記:

友人から聞くところによると、グラナダからサロブレーニャへはバスでのアクセスが可能とのこと。

往復11€、片道一時間ほどのようです。

グラナダを訪れるついでにでもどうですか。

次はコルドバ編かな、あんま書くことない気がするけれど。


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