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顧客データを活用した店舗集客が可能。ジオターゲティング広告「MarketAnalyzer® Ads」とは?

こんにちは!技研商事インターナショナル、マーケティング部の高橋です。
このたび、当社開発のジオターゲティング広告プラットフォーム「MarketAnalyzer® Ads」がリリースされました。

MarketAnalyzer® Ads は、店舗集客やリテールサポート業務に携わるお客様からよくご相談いただく、以下のようなお悩みを解決したいという想いで生まれたサービスです。

「店舗集客のためキャンペーンを打ちたいが、チラシだと費用対効果が曖昧

店舗集客施策としてデジタル広告を検討しているが、媒体が色々あり
どれが最適なのか分からない」

「経験と勘ではなく客観的なデータに基づいて、顧客の傾向や購買意欲の高い人をターゲティングしたいが、
既存のバナー広告や動画広告だと大まかにしかできない

「店舗を持つお客様に対して、より効果的な集客施策を提案したい

このような課題を抱えている方はぜひ最後までご覧ください!


1.ジオターゲティング広告とは?

「そもそもジオターゲティング広告って何?」という方もいらっしゃるかと思います。

ジオターゲティング広告とは、多くの場合「位置情報を用いたデジタルデバイス向けのターゲティング広告」のことを指します。

地域性のあるターゲティング広告という広義の意味においては、「従来のポスティング広告や屋外広告」も含まれますが、今回は前者について解説していきます。

ジオターゲティング広告は、小地域単位で広告配信エリアを指定できることが特徴です。サービスによっては居住地や来店タイミングを指定して配信できるものもあるため、
認知獲得、興味喚起、来店誘致といった幅広い目的で、店舗集客に特化した細かな広告を打つことができます

ジオターゲティング広告の配信イメージ

2.ジオターゲティング広告の特徴

ジオターゲティング広告の特徴は、簡単に表すと「位置情報データをもとにターゲットを決めて広告を配信する」というものです。

現在そのエリアにいるユーザーだけでなく、行動履歴をもとに過去そのエリアを訪れたユーザーにもターゲティングできます。

位置情報データはGPSやビーコン、Wi-Fi、IPアドレスなどから取得できます。

例えば、ゴルフ場、ゴルフの打ちっぱなし、ゴルフバーに一定期間内で複数回訪れていることが位置情報の履歴から分かる人は、ゴルフへの興味関心が高いことが予測できます。
このような人に、ゴルフ関連のイベントやゴルフグッズの新店オープンキャンペーンのターゲットとして広告を配信すれば、効率的なアプローチになります。

ゴルフグッズの新店オープンキャンペーンのターゲットとして広告を配信する図

3.他の広告媒体との違い

GoogleやFacebook、Instagram等SNSのプラットフォームでも、配信エリアを指定する「エリアターゲティング」は可能です。

この場合はエリアの指定のみ行うものとなります。一般的には、性年代や興味関心等の要素と一緒にエリアを指定するセグメントが主流となります。

一方ジオターゲティング広告は、現在地や過去の訪問履歴等から細かなターゲティングを行うことができるため、エリアターゲティングという視点において、より高確度、高効率に広告配信ができるといわれています。

基本的にGoogleなどのWEB広告では「ある地点から半径〇km」という設定の仕方になりますが、
ジオターゲティング広告では、例えば「過去に店舗Aの購入履歴があり店舗B
の〇m範囲に住んでいる人」
のような配信の仕方が可能です。

※Google広告などのWEB広告と、ジオターゲティング広告の違い

4.ジオターゲティング広告選定時、最優先すべきポイント

ジオターゲティング広告のなかにも、媒体によってターゲティングの可否や配信面の制限など特徴が異なります。
何のために配信するのかという目的と、どんなターゲットに配信したいのかをしっかりと決めたうえで、特に以下の点に着目して選定していくとより自社にあった媒体選定ができます。

選定時の4つのポイント

この中で特に重要視すべきなのが、①のデータの取得精度です。
配信面やセグメント等はどの会社もあまり大きな差がないですが、どのようなデータを使うかは各社で様々な特徴があります。

(例)
・GPS、Wi-Fi、Bluetoothから取得した位置情報データ
・携帯電話のキャリア情報
・車検データ、新聞購読率データ
・自社の顧客データ(住所、年齢、購買履歴など)

例えばGPSを元にした位置情報でターゲティングした場合と、自社の顧客データや携帯のキャリア情報を元にターゲティングした場合では、後者の精度の方が高くなります。

この例を店舗集客において考えてみると、以下のようなケースが想定できます。

▼スポーツ用品店の新店オープンのため、新店周辺に住む購買意欲の高い人をターゲットにした広告施策を打つ場合
以下2パターンの場合、Bの方が精度が高いことが想定できる。

A:GPSを元にした位置情報で「新店舗の近くにいたことがある人」に広告を配信
B:自社顧客データを元に「過去Aの店舗で購入履歴があり、新店から車で10分圏内に住む人が、新店から半径1km圏内にいるとき」に広告を配信

上記Bのような精度の高いターゲティングができると、
経験と勘ではなく客観的なデータに基づいたクリティカルな配信を実現することができます。
新規出店時はもちろん、既存店舗のロイヤリティ向上に向けたイベント、競合店舗との重複エリアでのキャンペーンなどで広告を打つ際に有効です。

そして、当社が提供する「Market Analyzer® Ads」では、上記Bで示したようなターゲティングが可能です。

5.ジオターゲティング広告「MarketAnalyzer® Ads」とは?

技研商事インターナショナルが提供する「Market Analyzer® Ads」は、エリアや店舗、顧客分析を行うGIS(地図情報システム)「MarketAnalyzer® 5」と連携した新しいジオターゲティング広告サービスです。

※GISとは:地図情報システム。位置に関する情報を持ったデータを加工し、地図上に可視化する技術

MarketAnalyzer® Adsは、このGISで分析した精緻な販促最適エリアを、ジオターゲティング広告のターゲットエリアとして活用できる点が、大きな特徴です。 
そのため、本記事の「4.ジオターゲティング広告の種類」で記載したような高度なターゲティングを実現できます。

ジオターゲティング広告 MarketAnalyzer® Ads 配信までのイメージ

6.「MarketAnalyzer® Ads」の特徴、他社との違い

■ 「今、そこにいる人」に広告配信できるリアルタイム性
ユーザーがアプリ、Web問わずメディアの広告枠に接触した瞬間の位置情報を活用したDSP広告で、広告主が指定したエリア内以外では広告を配信しないという特殊な特徴を持つ「いま指定したエリアにいる人だけにリアルタイムに届く」広告配信プラットフォームです。

■ GISと連携し精緻かつ自由度の高いエリアターゲティングを実現
GISで分析した最適なエリア(町丁目リスト)を、広告配信に活用できる点もユニークな特徴です。
性別や年代、興味関心といったデータはもちろん、エリアの富裕度、購買傾向、世帯人口といった統計データや、生活意識等のアンケートデータも連携可能。精緻な分析で広告配信エリアを最適化し、具体的な顧客のペルソナから広告表現もブラッシュアップできます。

■ 個人情報取得規制の影響を受けにくい
個人情報保護の観点から、行動ターゲティングデータ取得や、アプリの位置情報取得ハードルはますます厳しくなっています。ビッディングの位置情報を利用するMarketAnalyzer® Adsは、これらの影響を受けにくいのも特徴です。

■ GISと連携し、精緻な来店計測レポートも作成可能
広告配信レポートはリアルタイムで計測できます。それ以外にも、GISを活用し広告配信前後での店舗来訪者の増減や、店舗売上への寄与度等、精緻な効果測定レポ―トも作成可能です。

7.「MarketAnalyzer® Ads」の活用事例

店舗集客を目的とした事例として、以下のようなものがございます。

このほかにも、販促エリアや予算の最適化、オフライン広告ではリーチしきれなかった新規層への認知獲得、イベント時の集客力向上、売上を伸ばしたい店舗のロイヤリティ向上など、様々な用途でお使いいただけます。


ここまでお読みくださりありがとうございました。
今回ご紹介したMarketAnalyzer® Adsを使って実際にデモンストレーションも可能です。

また、店舗集客にまつわるお悩みなども、もしございましたらぜひお気軽にお問い合わせください!



<執筆者プロフィール>
技研商事インターナショナル マーケティング部 高橋
WEBマーケティング支援会社を経て技研商事インターナショナルに入社。
WEBマーケティング歴約4年の経験の中で、最も好きな広告は検索連動型広告。意外な検索語句でCVしていたり、CVする人の検索語句のパターンが全く同じだったりすると、そこからユーザーの意図を想像するのがおもしろい。