あがぺ_最終回

自分の選択を誇れるようになった。

さて、出だしは毎回おなじみ。私の好きな人は、とあるバンドの方なんですが、その方のおかげで今生きているといっても過言ではないです。あ、今日の体重は64.8kg 体脂肪率は37.4%だよ。まだまだ伸びしろはあるね。


誰もが一度は自分の人生なんて。あそこでああすれば。こうすれば、お母さん、お父さんがああいったから、とか後悔があると思います。私もそうです。吹奏楽部に入ったのが人生の汚点だった。私の場合はこれです。

受験したのは別によかった。でも吹奏楽は本当に嫌だった。好きな楽器じゃないし、そもそも私は小説を書くような、そんな部活に入りたかった。担当した楽器も打楽器で本当は吹く楽器がしたかった。当然楽器もうまくならないし、うちの学校で言えば、打楽器って妙にヒエラルキーが下でね。ちなみに、先輩がばかみたいに怖かった。それも嫌だった。

中高一貫で結局やめるに辞めれず、大学では別の部活に入ろうと思っていたのに、結局吹奏楽に入って、しんどい思いをして逃げるようにしてやめた。定期演奏会やコンクールのDVDなんか一度も見れていない。それぐらい大嫌いになった。


そのまま社会人になって音楽は聞くことすらやめて、精神壊して体壊してやめたけど、その少し前から音楽聞くようになってちょっと気力回復した。そして唐突にカホン買った。そのあとに死ぬつもりでライブに行って打楽器したいな、と思ってドラムの撥買った。メトロノームも買った。

京阪電車に飛び込む計画をつぶして、初めて有給休暇使って休んでそのまま休職決めていったライブで、すごくかっこいい曲を、まるで私のことを書き写したかのような曲を聴いて音楽もう一回やろうかなと。やりたいなと思えた。


吹奏楽をそもそも入っていなかった人生なんか想像できないけど。
吹奏楽をやっていたから、そしてバンドでもよく用いられる打楽器、ドラムをしていたからこそ、音楽をやろうと思えたのだから、生きる選択肢を選べたのだからそろそろ自分は、あの時の選択肢を褒めていいと思う。


今、24歳。おおよそ10年前だよ。きっと今頃吹奏楽の勧誘を受けているよね
親から言われたから入部を決めたかもしれないよ。でもさ、その選択肢が今、自分を生かしているよ。


高校2年生の私へ。今吹奏楽すごく嫌いだと思う。今だってみんなでやる音楽にはものすごい嫌悪感あるけど、君、今年のGWに電子ドラム買う予定してるよ。そのために部屋も片づけているよ。


大学3回生の私へ。大学でも吹奏楽してた選択は間違ってなかったよ。バンドの方に胸張って、ドラム10年?してました。あなたのドラムが好きですって言ってるよ。あなたにあこがれてドラム買いましたって言っているよ。
あと、友達も増えたよ。


親から言われたかもしれないけど、最終的に吹奏楽部に入ったのは自分だよ
人間関係で苦労したけど、音楽が今、君を生かしているよ。


ありがとう

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