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【一日一問】怒りの感情はある。理由はそれぞれ。

みなさん、こんばんは。Grounding Lifeの長谷川です。

今日も一日、コーチングセッションやコーチとしての学びを深める一日でした。いかなることからも、どんな環境でも、学べるなぁというしみじみした思いが沸くのと同時に、我が家で鳴りやまないのが『姉弟ケンカ』これ、本当にぐったりします。朝から晩までずーっと何かにつけて『このやろ』『ふざけんな』と続くのです。休校2日目。もううんざりしてきました。

感情をため込まないことは大切

コーチという生き方にも大きな影響を受けてますが、私は子育てをする上で『感情』について意識を強く持っています。私の子供時代は『感情をあらわにしすぎる事』はどこか『我慢の対象』でした。

・そんな自分の気持ちばかり言うな

・相手の気持ちを思って、自分の気持ちは抑えろ

・世の中の流れや常識として正しい方に従え

そういうことをまるで空気のように刷り込まれていたと思います。違和感はあっても基本的にはその空気に従い、自分の感情を出さずにいました。

そうすると『外に出せない感情』は澱のように自分の中に溜まっていくのです。そして自分の心のスペースをじわりじわりと埋めていました。私がそのことに初めて向き合えたのは30歳を超えてからでした。

そういう経験もあって、2人の子育てをする時には『感情を外に出す』という事には意識的で『今何を感じてるか、言えばいいよ』と小さいころから伝えてきました。

何をそんなに怒っているのか

そんな二人なので、揉め始めると大変です。朝から晩までガミガミガミガミ言い合っています。自宅の中でも、公園でも。そばにいる私はさすがにそのエネルギーに押され気味。ついつい言ってしまいました。

『何をそんなにがみがみ言ってんのよ?』

そうすると子供たちはそれぞれに『何に怒っているのか』を私に伝えてくれました。二人ともとても似たようなポイントで相手の行動や言葉に苛立っているのがわかります。同時に『何か、こうありたい』という理想があればこそ、そういう景色と程遠い相手のことを疎み、言い合いになっているようでした。

私は、こういう時に『間に入って治める』という事はしません。それでは解決にならない、という事もありますが、私がいないとケンカがおさまらないというのは『親頼みの仲裁』になってしまい、自分たちで関係性を創るという事に繋がらない、と感じるから。

なので『本当はどうしたいか自分で考えて、相手にちゃんと伝えようね』と話します。そこから先は『子供たち独自の世界』のお話しなのです。

怒りのポイントを伝え、どうするか宣言しあう

今日の場合は、こんな風に収束しました。

まず『何に腹を立てたのか』きちんと説明する。そしてそのことに互いに弁解をしない。とにかく自分はこうだった、と伝える。その上で『これから似たようなことが起きたらどうするか』を話す。これもお互いに。

息子は

『自分の話を聞いてくれないのが嫌だった。言い合いになって、嫌みなことを言われると反発したくなっていたけど、今度同じ事起きたら僕はもう応答しないからね』

と宣言していました。私は何もアドバイスしないし、サポートもしていません。ただ横で聞くだけ。わずか9歳だけれど、そこまで頭と心で理解できるのだと、感嘆します。

娘も『ふーん。私も同じように、言い合いになっても無視する』と話しました。そうして二人で『今度、ケンカを買って言い返したらその時点で負け』とルールを決めたようでした。

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怒りが沸くこと自体は悪いことではありません。心に価値観を持っているからこそ、そこに反することには抵抗が沸くのです。とても自然で、かつ『人生の軸』に繋がることだと思っています。

今日の設問

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保育園の頃、二人はよく助け合う仲のいい姉弟でした。言い合ってぶつかるのは成長の証でもありますね。そんな中で『自分の怒りポイント』を知り、それを相手に伝えて、互いの違いを知りあうことが大切だと思うのです。

これは親としても、コーチとしても、一人のリーダーとしてもそう思います。だれ一人同じ存在はいないのです。

今日はこんな設問。

あなたは、本当は何に怒っていますか。

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