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Full Moon With Crazy Diamond(からっぽ男の憂鬱・2023/03/07)

 今日は満月。
 空は晴れきっている、早春の星空。

 月が出ている日は月光浴をしに、深夜の散歩に出かける。
 満月ならなおさらのことだ。

 俺はiPod classicを使っている。
 iPhone使いだけれど、音楽に関してはiPodで聴く。
 俺のiPodにはたくさんの70年代ロックと偏った邦楽と数多くの落語が入っている。
 映像も入れられるので、心の支えにしている映像をお守り代わりに入れてある。
 そんなこんなをしているから、大容量のiPod classicでないと対応できない。
 もちろんプレイリストを作って選曲もしているのだけど、アルバムがフルで入っていない、という状態がとても嫌なので、アルバムをたくさん突っ込んである。

 そんなiPodのプレイリストのひとつに、「月光用」がある。
 David Bowieの「Space Oddity」
 THE YELLOW MONKEYの「天国旅行」
 桑田佳祐の「月」
 それに、Pink Floydの「Shine On You Crazy Diamond」フルバージョン。

 この、「Shine~」は、アルバム「Wish You Were Here」に収録されている約25分の曲。ただし、Part1-5とPart6-9の2部に分けられて、間に3曲入れてサンドイッチした構成になっている。
 これを1つにまとめたくなるのが人情(?)じゃないですか。
 編集に使える音源があるので、フルレンス25分25秒の1曲にしてiPodに入れてある。

 そして。
 満月の下で「Shine On You Crazy Diamond」(Part1-9)を聴くのが大好きなのだ。
 プログレッシブ・ロックの代名詞「ピンク・フロイド」の「25分半の曲」となると難しいことを考えそうだけれど、ロック交響楽のようであって、その実、色鮮やかでセピア色の長いブルースだと思っている。
 この曲は「彼岸の人」になってしまった元メンバー:シド・バレットへの想いをぶつけた曲だ。

 俺の中の何かが月光とともに輝く。 

 「狂ったダイヤモンド」は満月に似合う。
 だから、今日も満月の光を浴びながら、月に似合う音楽を聴きに歩く。

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