本日の読書 #079 「それでは、また。」
参考書籍:『「Chikirinの日記」の育て方』ちきりん
それでは、また。
私がnoteの記事を執筆する際、最後に使っている「締めのあいさつ」だ。
いつも意識してこの言葉に統一している。
この言葉がもともと何なのかと言えば、私淑するパブリックスピーカーの山口周さんが、音声配信であるVoicyの締めに使っていた一言だ。
今は更新されなくなってしまったが、山口さんのVoicyからは学ぶことが多く、全部で81回の放送があるが、少なくとも3周ずつは聴いている。
山口さんがいつも最後に口にする「それでは、また。」は一種の「所属感」を自分に芽生えさせ、それが心地よく感じていた。
ここから「締めのあいさつが統一されている」ということの良さを感じて、私も真似することにしたのがキッカケだ。
***
さて、自分でも締めのあいさつを使うようになってからしばらく経ち、読んだのが、ちきりんさんの『「Chikirinの日記」の育て方』だ。
社会派ブロガーを名乗るちきりんさんが、自身のブログが月間200万PVにまで成長した理由を振り返り、分析する本書。
本書に面白い記述があった。
ちきりんさんは、ブログのエントリをいつも「そんじゃーね」というあいさつで締めている。
それを続けていると、凄いことが起こったと。
「そんじゃーね」という文字列自体が、ちきりんさんを表すフレーズとなって、他のブログでも使われ出したというのだ。
これは言い換えれば、言葉のアイコン化。
同じ言葉を使い続けることで、その言葉が自分の文章、あるいは自分自身の代わりにまで成長してくれることがあるのだ。
ほう、なるほど。面白い。
実験的な意味でも、ずっと統一したあいさつを使い続けようと思った。
それでは、また。
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