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わたしの大好きな「ウラヤマグチシュウ」を聞いてほしい!

note × スカパー!さんの企画である #好きな番組
ちょうど私のオススメする番組が一つあるので紹介してみます。

それは音声配信アプリであるVoicyで、独立研究者である山口周さんがパーソナリティを勤める番組「ウラヤマグチシュウ」です。

山口周さんは、個人的に私淑(心のなかで師と仰ぐこと)している方の一人です。
もともとは電通やボストン・コンサルティング・グループといった企業に勤めておられ、その豊富な経験と広範な知識から生まれる考察の鋭さが魅力です。
代表的な著書には『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』『武器になる哲学』『ニュータイプの時代』などがあります。

ちなみにnoteもやっておられます。

「ウラヤマグチシュウ」は2022年6月から始まっていて、それ以前にも著作を読むなどして密かに敬意を抱いていた私にとっては待望の音声配信でした。
兎にも角にも論点が特殊なんですよね。
いわゆる「逆張り」みたいな話が多いのですが、凡人のそれとは似て非なるもので。
根拠となる理論や出典が虹色というか、たとえば哲学者や文学者、芸術家など、私には及びもつかない固有名詞の数々が繰り出されます。
この方が自在に引き出せる知識の豊富さに、ただただ感服するのみです。

私のオススメの放送をいくつかピックアップしてみます。


都市は自然と比べて情報量がない」という話です。
タイトルだけ見たら「ほぉーん?」という感じです。
でも最後まで聞いた私は「仰るとおりでございました、プロフェッサー」と言います。

「この人の考え方、すごいな」と思わせる、山口周さんらしい放送です。


私の人生観を変えた放送の一つです。
ある時代にある場所にいるということが決定的に重要」という言葉が出てきます。
これは例えば「思春期に戦争を経験した文学者にしかできない表現がある」などといったことで、
私も「いま、ここにいるということを強みにしていきたい」と考えるキッカケとなりました。


最近の放送で、私の大好きな放送回です。
不登校について、山口周さんなりの見解で話されています。
それは「不登校の子どもは “変革者” になるポテンシャルを持っている」ということです。

彼らはとりわけ感度が高く、学校教育というシステムの「矛盾」を見通す洞察力をもっている点で、優れている。
あるシステム(今回は学校教育)が機能不全を起こしているときに「NO」を突き付けられる存在は、社会として大切にすべきだと。

不登校の子どもをもつお父さんやお母さんが、山口周さんの「理論的な励まし」にどれだけ勇気づけられたかは、この放送のコメント欄を見ると分かります。


と、こんな感じですが、正直すべての放送がオススメです。

ちなみに、時々その鋭いナイフの切っ先が「何かに対する批判」に向かうこともあり、
そうすると当然ですがめちゃくちゃグサグサ刺さる辛辣な放送になります。
私はこれを「クロヤマグチシュウさん」と呼んで、スパイスとして楽しんでいます。
(具体的にどの放送が、とは言いませんので、ぜひ探してみて下さい)

激烈にお忙しい方なので、最近は放送頻度が減ってしまったのが悲しい限りなのですが、
何度聞いても良い放送なので、過去回を聞きながら気長に待ちたいと思います。

それでは、また。
(ちなみに私が愛用しているこの結びの言葉も、実はウラヤマグチシュウからの引用です)

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