見出し画像

ロゴデザインのプレゼンは「すべて」を見せる

ロゴデザインのプレゼンテーションでお客様に喜んでもらえると本当に嬉しいですよね。

僕はロゴデザインのプレゼンテーションでは、完成したロゴだけではなく、制作時に行なった様々な検証もお客様にお見せするようにしています。

自分がやったことを基本的には「すべて」お客様に見せるようにしています。

制作の裏側含め、全てを見せるようにした方が、メリットがあることがわかったからです。


ロゴ制作の裏側を見せないことが「美学」だと思っていた過去

僕もロゴデザインを始めた時からロゴ制作の裏側をお客様に見せていた訳ではありません。

むしろ昔は「完成したロゴ」だけを見せるほうが、デザイナーとしてあるべき姿なのではないかと考えていました。

でも、プレゼン中にお客様に裏側(制作過程のデザイン)も見せてほしいと言われることが何件かありました。

裏側を見せることで逆に喜んでもらえた

見せて!と言われて、見せません!とは決して言えないので、イラレでの検証を見せるようにしたらすごい喜んでいただけて、満足いただけることが多かったです。

「ここまで考えてデザインしてくれてるのか」

「こんなに考えた上ならこの提案してくれたデザインを自信持って使える」

など、見せることによってむしろお客様も自信を持ってロゴを採用できるとおっしゃってくださいました。

こういった声を何件かいただくうちに、ロゴ制作の裏側を見せないのが美学だという考え方はデザイナーとしてのエゴかもしれないと思い

お客様が見たくないとおっしゃらない限りは制作過程も全てお見せするようになりました。

裏側を見せる=(当たり前だが)絶対に手を抜けない

当たり前のことですが裏側を見せるということ=絶対に手を抜けないということだと思います。

なんとなくぱぱっとロゴを作っている場合は、お客様にお見せできる制作過程がありません。

お客様に自信を持ってロゴを提案するためにも、僕の中で考えられうる、あらゆる可能性を探るようにしています。

下記のような感じで大量に検証を行なっていきます。

線の太さはもちろん、造形のバランス、比率、色、タイプも、何もかも、今の自分にできる最大限を尽くすようにしています。

どうやって裏側を見せているのか

最後にどうやって裏側を見せているのか書いて終わりにしたいと思います。

僕は完成したロゴをお客様に見せる前に、この制作過程を見せるようにしています。

こうやってこう検証して、これは違うなとなって、だからこうなりました。

といった感じでお客様に制作の裏側でどのようなことが起きていたのか説明していく感じです。

なのでこの検証したものを先に見せて、プレゼンテーションシートを見せるようにしています。

ざっと下記のような感じでロゴをお見せしています。

①まずは検証した制作過程のデザインを全部見せる

下記の画像では一枚にまとめていますが、アートボード1つがちょうどA4サイズなので、お客様に見せるときは1枚ずつ見せています。

②プレゼンテーションシートで完成したロゴと、こだわりポイントなどを見せる

①で過程を見せ終わった後に以下のプレゼンテーションシートをご覧いただいています。(noteでの投稿用に画像を一枚にまとめていますが、プレゼンの時はちゃんと一枚ずつお見せしています。)

必ずしも制作の裏側を見せることが良いことだとは言いきれませんが

裏側を見せることがお客様の自信にも繋がるので、これからも見せないでほしいと言われない限りは、裏側もお客様に見せていきたいなと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?