【解説】第9話 病気の話をしてみるにゃ!
まとめ本に収録した各トピックの解説の全文を掲載
研究の世界にいると、研究の話やそれに関連する人生プラン(結婚・子供)の話はそれとなく入ってきますが、女性特有の病気の話は雑談の中ではあまり出てきません。学生の頃、女性の先輩方から聞いておけば良かったと思う一番のトピックです。
大学院生(20代半ば)のころはせいぜい同級生と生理が重いとかPMSが・・・などの会話ぐらいでした。学位を取得して研究で活躍する中、30代になり妊娠・出産などを考えるころ、子宮系のトラブルの話が多くなりました。その時期はそれぞれプロの研究者として新天地で働きはじめたばかり。行きつけの婦人科などを考える余裕がなかったりします。
今となっては学生の頃から行きつけの婦人科をちゃんと決めて定期的に受診するような習慣があれば良かったなと思います。私の場合は子宮のトラブルが発生してから婦人科に通うようになり、その流れで妊娠・出産の相談なども行うようになりました。
ブライダルチェックという言葉があります。婦人科検診のことを指します。貧血検査や風疹抗体検査をはじめ、エコー・子宮頸がん検査など妊娠・出産に関わるさまざまな検査を行います。今妊娠を考えていなくても、早い段階から定期的に受けた方が良い検査です。「子供は考えていません」という人でも子宮筋腫や子宮内膜症の早期発見につながります。20代のころから定期的に行うことをお勧めします。
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