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【私が人嫌いになるまで】3~恋愛編~

こんにちは。

今回は、当初の予定を変更して、小中のあいだの私の恋愛事情を書いていこうと思います。

このときの恋愛が私の今に大きく影響していることは確実です。

最後まで読んでいただけたら嬉しいです。

5年間の両片思い

私には5年間好きだった人がいます。

小学5年生から中学3年生まで、ずっと両想いでした。

学年1イケメンで、運動神経が良くて、それはそれはかっこよかったです。

前にも言った通り、私は可愛いわけでも、美人でもなく、どちらかと言うと太り気味で、このころの私は顔面ニキビ野郎でした。

小学5年生のときに習い事が同じで仲良くしていたというきっかけですが、
自分でもなんでこんな男版高嶺の花に好かれているのか疑問でした。

噂では水泳のときにプール習ってるガチ勢と一緒に一生懸命泳いでいる姿が良かったらしいです。

素人が泳いでるところなんてどう頑張っても魅力的にはならないと思いますが、こんなことでも見つけてくれる人はいるんですね。

こういうラッキーもあるので、一生懸命もときには役立つみたいです。

陽キャイケメンの威力

このイケメンくんも、私の中学校生活を守ってくれた1人です。

と、同時にこの人はその後の私に少しだけ悪影響を与えています。

私たちの両想いは暗黙の了解だったので、稀にねたまれることはあっても、学年全体で見守られているような感じでした。

イケメンくんは女子からも男子からも人気で、真面目系の子にも分け隔てなく接してくれる、風早くんのような存在です。

ただし風早くんと違ったところは、思考がカスだったことです。(後述)

高校受験後、私とイケメンくんはお互いの家を行き来する関係になります。

ド真面目中学生だった私は、無論最後までやることは許さず、下を触ることさえ許せませんでした。胸だけです。

ただ、私は相当彼のことが好きだったので、もちろん最後までできるならしたいと思っていましたが、私は陰部に大きなコンプレックスがあったため、
下を見せたら嫌わられてしまう、と考えてしまい、今の、もし彼氏ができたらこわいな、の状況に至ります。

話を戻します。

結果、イケメンくんとは最後までやらなくて本当によかったです。

なぜなら……

あっけなく破局

お互いに「恋人作らないでよ!」と言い合って、別々の高校に進学します。

イケメンくんがどうしてもモテてしまうことは想定内でした。

イケメンくんもチヤホヤされて電話で嬉しそうに報告してきました。
同時に私はこんなイケメンと両想いなんだ、と自分も誇らしくなりました。

お互いに少し忙しく、連絡が途切れ途切れになっていた頃、

夏が近づいてきた頃です。

私たちは夏になると毎年、花火やりたいね、と会話していました。

私の親が門限5時親だったので、実現はしませんでしたが……

イケメンくんはインスタのストーリーを更新していました。

花火をしている写真です。

ほぼ反射で「花火だ!」と反応しました。

するとイケメンくんは「いいでしょ」といつもの様子。

とくに返信しないでいると、「話があるんだけど」と向こうが言ってきます

頭の中お花畑な私は、「ついに告られる⁉」とドキドキしますが、
イケメンくんは「彼氏できた?」ときいてきます。

「何よ~、恥ずかしがりだな~」とかのほほんと考えて、「作るわけないじゃん」追加で、「イケメンくんよりいい人いるわけないし」と送信しようとしました。

すると……

「彼女できた笑」


は?

?????????????

いや、(笑)じゃねーよ、

「そっか、おめでとう」

とりあえず会話は終わらせましたがショックすぎて一人では受け止めきれませんでした。

勉強しかしてこなかった私にとって、イケメンくんは生きがいでした。

高校に合格したのも、イケメンくんに褒めてもらうため、受かったらイケメンくんと付き合えるかもしれないから。

親の説教中も泣きながらイケメンくんに助けを求めていました。

お守りみたいなものです。

5年間頭の中でイケメンくんを呼び続けたのですから、顔も見たことのない彼女がきっかけで、それをやめるのは困難でした。

たかが中学生の恋ですが、私にとっては何よりも大事でした。

その日、私は例のギャル友(イケメンくんの親友)に慰めてもらいます。

本当に優しくて、こんな友達がいてよかった、ぎゅーーーー、としていると

「そっかアイツやっと言ったのか」

と、ボソッと言う声が聞こえてきました。

よく訊くと、3か月も前から付き合っていたらしいです。言ってくれ。

よく考えれば間に挟まれたギャルちゃんも可哀想なものですが、少し裏切られた気持ちになります。

イツメンはみんなもう知っていたそうです。

前より可愛くなって、ダンスもできるようになって、勉強も頑張ってるのに

しばらく私は失恋の亡霊になってしまいます。

ときどきイケメンくんに連絡しては、彼女がどんな人か訊いたり、どっちから告白したのか訊いたり……

本当に痛々しい……

半年くらい経ってそんな行動をするのをやめられましたが、相変わらず気持ちはイケメンくんで、まだまだ失恋中でした。

それでも少しずつ立ち直って、部活の人たちと仲良くすることで気持ちを晴らしていました。
(と言ってもイケメンくんに見せびらかすために部活の男の子を利用していました。我ながら性格が悪すぎる…)

そんな時です。

再び襲ってくる脅威

なんとこんなときにイケメンくんから連絡がきます。

私が地元のお祭りに行ったという情報を知ったらしいです。

私は絶対に好きにならないように注意して(まだ好きなのに)
友達感覚でお話していました。

引っ越したことを報告すると、「今度遊びに行くよ」と、謎な発言…

その時は冗談だと思って軽く流しましたが、それからことあるごとに「今家に人いる?」「今日家いる?」という連絡がきます。

コイツ本気かよ……

その後私は案の定自分に負けてイケメンくんを家にいれてしまうわけですが
やはりイケメンくんは下心しかなく、触りたいイケメンくんvs絶対に見られたくない私、のいつもの図になってしまいました。結局。

イケメンくんはいくらイケメンでも、高校で下心しかない男認定されるのが嫌だったのか誰にも手は出せないようでした。

なるほど、だからアホみたいに自分のことが好きな私は都合のいい存在だったようです。

きっとずっと前からそんな存在だったんです。

家以外で会いたがらないのも、下ネタ以外であまり話してくれないのも、
そういうことだったんです。それにやっと気が付きました。

イケメンくんからの連絡のせいで、失恋の亡霊が復活します。

...。

そして今に至ります。

共通テスト1週間前からイケメンくんとの平和な日常の夢を見るほどにひきずっています。

「失恋の傷をいやすのは新たな恋」という少女漫画の言葉にハッとして新しい恋はを探しますが、今は好きという感情がどんなものなのか全く分からず、恋はできないでいます。

学校の人に目を向けると、みんな優しいし、色んなことができてカッコいいし、全員いいところばっかりで「好き」とはだいぶ違うと思います。

何よりも、なんの取り柄もない自分を、周りの完璧人間が好きになるはずがない、という考えが自分が恋するきっかけを避けているように感じます。

こんなことを考えるのは自分だけなんでしょうか。

これは単なる努力不足なんでしょうか。

世の中の恋する方々に尊敬の気持ちを込めて、今回の記事は締めくくりたいと思います。

長々と失恋の亡霊にお付き合いいただきありがとうございました。






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