見出し画像

#032 この先、絶対に市民農園ブームが来ると思う10個の理由 第3話:理由について話します(前編)


皆さん、こんちには。
いつもブログを見てくださり、本当にありがとうございます。

今日は「この先、絶対に市民農園ブームが来ると思う10個の理由」の中身についてお話ししたいと思います。

はじめにもう一度「この先、絶対に市民農園ブームが来ると思う10個の理由」をおさらいします。

「この先、絶対に市民農園ブームが来ると思う10個の理由」
①食の安心・安全性に関心が高まってきているから
②コロナ過を経てレジャーブームは確実に再来し定着するから
③消費行動が「モノ消費」から「コト消費」「トキ消費」に移行しているから
④多くの人が健康を意識するから
⑤高齢化や健康寿命の向上によって時間や体力が余るから
⑥今後益々、他者との繋がりや自分の居場所が大事になるから
⑦高齢化と離農者増加により日本全国で農地が余るから
⑧働き方改革や2024年問題の影響から物流に懸念が生じるから
⑨AGI(汎用人工知能)の普及と更なる技術革新によって多くの人が暇になるから
⑩大災害や戦争、紛争が起きる可能性があるから


ここで挙げた理由は10個ありますが、色々な切り口で分類すると4つのテーマに分けられると思います。

(1)我々消費者の意識や消費行動の変化
①食の安心・安全性に関心が高まってきているから
②コロナ過を経てレジャーブームは確実に再来し定着するから
③消費行動が「モノ消費」から「コト消費」「トキ消費」に移行しているから

(2)身近な社会生活の変化
④多くの人が健康を意識するから
⑤高齢化や健康寿命の向上によって時間や体力が余るから
⑥今後益々、他者との繋がりや自分の居場所が大事になるから

(3)将来的な社会構造の変化
⑦高齢化と離農者増加により日本全国で農地が余るから
⑧働き方改革や2024年問題の影響から物流に懸念が生じるから
⑨AGI(汎用人工知能)の普及と更なる技術革新によって多くの人が暇になるから

(4)予期せぬ事態の発生
⑩大災害や戦争、紛争が起きる可能性があるから


順番に説明していきます。


(1)ユーザーの意識や消費行動の変化
①食の安心・安全性に関心が高まってきているから
②コロナ過を経てレジャーブームは確実に再来し定着するから
③消費行動が「モノ消費」から「コト消費」「トキ消費」に移行しているから


近年、価値やサービスを享受するユーザーの意識や消費行動は確実に変化してきています。様々な商品が幅広い価格帯で提供され、多種多様なサービスが存在します。

「自分にとって価値のある商品やサービスに対して、どのような対価を支払うか」消費者である我々の選択肢は無限に近く存在します。

「そんな商品、サービスに一体誰がお金を払うの?」と驚くようなものに意外と需要があったり、そのまた逆もしかり。

食についても同様で、安ければ何でも良いという人もいれば、少し高くても生産者が丹精込めて工夫を凝らして作った作物を食べたいと思う人も多いかと思います。

紅麴などは記憶に新しいかもしれませんが昨今、食品の安全性や品質問題が改めて見直されています。

そんな中、市民農園が消費者に与える価値、それは、「自分自身の手によって作られた野菜や果物を自分自身で食べることができる」ということです。

食の安心・安全性に関心が高まってきている昨今、市民農園がもたらす価値は今後益々関心が高まると思います。

また、皆さんもコロナ過で痛感したと思いますが、広々、のびのび、思う存分に活動できることの素晴らしさです。

市民農園における農作業を一種のレジャー活動だと捉えた場合、自然の中に身を置き、朝日を浴び、新鮮な空気を吸い、汗を流す。しかもソロでもグループでも楽しめます。こんな楽しいことは他にありません。きっとレジャー好きな人には共感できる部分だと思います。

さらに、上記にも関連しますが、消費者の消費行動は明らかにモノ消費から、体験に価値を置いたコト消費や、その場の時間に価値を置いたトキ消費が今後ますます多くなることが予想されます。

単に野菜を食べるだけなら、スーパーに言って買えばいいだけですが、しかし、実際に苗を植えてみたり、収穫してみることの体験は実際にやらないとわからないものです。

このような体験に価値を見出すことで、自分自身や家族の豊な生活や人生につながるのではないでしょうか?

「コスパ、タイパ」という価値基準を重視する人が多い昨今ですが、そうではない一見”ムダ”とも思える行為に価値を見出す、そういった心の余裕や豊かさが必要なのではないでしょうか。

(2)身近な社会生活の変化
④多くの人が健康を意識するから
⑤高齢化や健康寿命の向上によって時間や体力が余るから
⑥今後益々、他者との繋がりや自分の居場所が大事になるから


コロナ過を経て多くの方が気が付き、実感したと思いますが、人間、やはり健康が一番という事です。

そのため、今後益々多くの人が健康を意識すると考えられます。

また近年、有酸素運動が体や頭脳に良い影響を与えるということが常識になりつつあります。 市民農園を通じた農作業は、摘み取りや耕作作業など、手や足腰を使った反復動作などもあることから、運動やトレーニングであると捉えることもできます。

農業による運動習慣を取り入れることによってより多くの方が健康に過ごせる事を期待したいと思います。さらに人は、他人とのごくわずかな繋がりや絆があると実感できるだけで、日々の幸福度が各段に向上すると言われています。

市民農園で活動しながら、毎日、他人とほんの少しの会話をするだけで幸福感を得られ、農作業による運動で健康も良くなる。コロナ過で実感したと思いますが、はやり多くの人が集まりにぎわう場所ってやっぱなんかいいですよね。

エネルギーに満ち溢れ、元気やパワーがもらえると思います。一人で畑仕事をするのもいいですが、近すぎず、遠すぎず、いつも誰かが近くにいる場所で、みんなが自由にワイワイ作業ができる 市民農園はそんな他者との繋がりや自分の居場所になると思います。


・・・。


ひとつひとつの理由について書き出していくと長くなってしまう事に今気が付きました。

続きの(3)将来的な社会構造の変化と、(4)予期せぬ事態の発生についてはまた次回お話します。

と言う事で今回はここまでです。

最後までお読み下さりありがとうございました。

続く。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?