最近の記事

【ネタバレ注意】ミッドサマーと女系社会と、その中でのみ通用する魔術

 アリ・アスター監督の映画、ミッドサマーが色々オカルトをうろうろしてきた人間には興味深く、普通にホラー映画としても出来が良く数年に一度の大興奮でたまらなくなってしまい、ぐだぐだと長文を書いていきます ネタバレ120%なのと裸体に近い画像と残念ながらお下品な表現が頻発してしまうので未見の人は見ないでください。なおミッドサマーのレビュー自体が映画公開されてからもう4年経っているので、他の人が触れている所は飛ばし気味なレビューになっています。  不穏なメールのやり取り後にいきなり

    • 弟子に準備が出来た時、師匠が現れるのか単なる支障かの2

      ※同タイトルの前回からの続きです。  なので、というか別にそういうこばなしを引っ張って来るまでもなく師匠を適切に選べとか、準備が出来た時に勝手に現れるのが師匠なのだというなんか無責任極まりなかったり放言にしか見えない言葉がたまに飛び交うこの界隈、具体的にどうしろってんだよという辺りを詰めて行きたいと思います。  1、肉体を持っている=今も生きている師匠に導いてもらう まず、貴方に師匠がどういう人物なのかを見抜き切る目は無いし無いからこそ先達を探しているのであって(これは探

      • 弟子に準備が出来た時、師匠が現れるのか単なる支障かの1

         有名な「弟子に準備が出来た時、自ずから師匠は現れる」というお話の前に、偉大なるマスター本山博先生の本に載っていた弟子と師匠の一例を挙げてから話をしていきたいと思います。  インドのどっかに居た師匠と弟子、この弟子あんまり頭が良くないけれども熱意はたっぷりあるタイプなので、みかねた師匠が通常と違う方法での修行を教えたとか、その内容は「お前の好きな物、牛が好きならひたすら牛を脳内で思い浮かべ続けろ」という、何か前に触れた気がしないでもない方法ですがともかく弟子は言われた通りに四

        • 過酷なオナニー?と性エネルギーかもしれない話

           過酷なオナニーが話題になっているので、まずそういうオカルトと関係無い人だろうと思われるけれども見かけたこの人向いているんじゃないのかな?と思った例とそれに絡めて下品な話をば一つします、今回はあんまり飛躍しないけれどもひたすら品がありません。  成人男子ならば誰もが経験しているであろう、オナニー時に足をピンと張った方が気持ち良いという通称「足ピン」、終わった後に足が筋肉痛になるという人もいたりでオカルト臭さはまったくないこのありふれた怪奇現象、これ足自体には性エネルギーはない

        【ネタバレ注意】ミッドサマーと女系社会と、その中でのみ通用する魔術

        • 弟子に準備が出来た時、師匠が現れるのか単なる支障かの2

        • 弟子に準備が出来た時、師匠が現れるのか単なる支障かの1

        • 過酷なオナニー?と性エネルギーかもしれない話

          善の想念があれば、感謝感謝ならなんでも上手く行くのだろうか?特に整体師やその親戚

           前回の、「悪い想念を他人にぶつける事は可能だが、その存在は都合よく敵に当たって消滅する物ではなく産まれた以上は自分にも向かってくる、最初から産み出さない以外に対処法は存在しない」という意図の文章を読んでいないと(というか読んでいても、ですが)何言ってるかひたすらわかりにくいと思います、キチゲェ度は大体40度くらいかな?  前回の話を読んだ人は、ならば「感謝感謝の想念で全てを満たしつつ人を癒せば悪い想念の影響を受けずお互いにハッピーハッピーじゃないか?」とか思うかもしれませ

          善の想念があれば、感謝感謝ならなんでも上手く行くのだろうか?特に整体師やその親戚

          何かを現場仕事ではなく、想念上で作り出す、ということ

          残念ながら、正気に足を付けて語れる範囲の事はもう語りつくした感があるので今回はキチゲェ度30%程度でお送りします、これ以降怪文書を書くたびにこの文言は出現しヤバさを表現しますが、変な文章を書く時のどうしょうもない制約として見て下さい。  今回の作るという行為、畑で作物を作る農業や指定された図面の通り、あるいは図面に書かれていないけれどその次の工程から察するにこれ必要だろうと思われるアレコレを勝手に忖度して作るような現場仕事とは意味合いが違い、漫画家や小説家(音楽や映像作家さん

          何かを現場仕事ではなく、想念上で作り出す、ということ

          例のお茶2

           例のお茶、僕は飲んだこと無いし飲みたいとも思わないけれどもときたま面白い事を言うので周辺の発言はチェックしておくべきだと思っています、別に国の規制がどうとか薬物フリーみたいな意味合いでは無いです  ただ問題としてあの人、海外に出て試せる限りの色々を試しているようで僕に薬物関係の知識が皆無な事と、一応ヨガ等もやっているらしくそれらが恐ろしいまでにごたまぜ、終戦のローレライって小説でヒロインが渡された薬をデタラメに服用した結果ああなったという話を思い出しますがもう何をどれだけの

          例のお茶2

          性功、信仰心と体験?と怪文書

           気功仙道(この括り自体も物凄く面倒くさい分岐を孕むが、基本そういう所は無視していく)だと、命功と性功と修行を大雑把に分けており命功は通常の気功で体を鍛える事、こればっかりやっていると屍守鬼という体だけは仙人なのに心の無い肉体を保ち続けるバケモノになるから気を付けろという忠告が昔から言われています、がそんな屍守鬼すら見たことも会った事も無いし諸星大二郎の漫画くらいでしか存在しないんですが、それはともかくとして  次に性功、これどれだけ調べてもはっきりした意味が掴めない用語で

          性功、信仰心と体験?と怪文書

          魔境とか、審神?と言い出す辺り

           魔境、いわゆるオカルトで避けるべき扱いになっている物ですが、そもそも魔境って言葉と概念が何処から来たのか疑う回になっています。  大本として、禅では全ての座禅中に浮かんでくるイメージが良くない物であり「鬼に逢うては鬼を斬る、仏に逢えば仏を斬る」という合言葉に沿って全てを無視するそうな・・この合言葉だけが一人歩きしているならば、朝晩師匠の坊主に逢っているのだろうからその師匠を斬らない理由はナニカと問い詰めてみたくなりますね。  イメージを使う瞑想体系ではないので、現れた物

          魔境とか、審神?と言い出す辺り

          発勁って何?という雑議論

           勁を発すると書いて発勁、よくある中国拳法もので出てくる謎の概念ですが漫画の理解を大雑把にまとめると「気の力で相手を吹き飛ばしたりするらしい」「敵の外側、筋骨ではなく内部を破壊したりしなかったりするらしい」「なので、筋トレとは違うひたすら立ち続ける立禅や站椿功(たんとうこう)で基礎力を付けるのだ」というものになっているようです、漫画の事を例に挙げておいて言うのもアレですがオカルト臭さ強いっすね。  じゃ発勁って何よお前説明出来るんだろうな?と言われたら僕は「発するに力=勁と

          発勁って何?という雑議論

          収功・シャバアーサナの意味合いと肉体1

           ヨガでも気功でも、どっちでも良いんですが(厳密には良くない)基本的な練功をした後に収功と言って自分の体を元に戻す工程は必須とされており、これを欠かす事はタブーになっています、そりゃ訳のわからん事ばかり体験させたがるような所では意図的に省略しているかもしれませんが・・  やりかたとしては収功の一例として、突っ立って力を抜きつつ北斗神拳の前フリみたいに両手を頭の上に挙げていわゆる丹田までゆっくりと両手で円をえがきつつ誘導し、腹に気を戻すようにするものから始まって後は似たり寄っ

          収功・シャバアーサナの意味合いと肉体1

          ソーマ・ヨーガって何?

           ダンテス・ダイジの文献にもチラっとその名前が出てくる「ソーマ・ヨーガ」、いや別にダンデスがどうとかでなくとも「スプリガン」にもソーマは神酒という名前で出てくるんですが、二重三重の謎に包まれた存在だと思っています。  恐らくは強めの薬物だと思うんですが、じゃ薬物で一定以上ブッ飛んだ経験があるなら悟達者扱いしていいのかという問題を筆頭として薬物なので、あのアレイスター・クロウリーすら中毒になるという制御の面倒くさい代物な上に日本では普通に手が後ろへ回るような代物という所も面倒

          ソーマ・ヨーガって何?

          例のお茶

           例のお茶に関する発言は、ここで書くとヨイショか何かにしかならないのと それを日々続ける事によりそういうルートが掘削されて、キメ続ける事こそソーマ・ヨーガなのではないかみたいな判断をするお方が出られるとワイ自身は困らないけれども騙されてお茶漬けにされる人が出られても困るし、高確率で発狂された上に自称師匠は逃亡するのが見え見えなので  当のあのお方が果てたりするまでそういう事は書けなくなりました

          例のお茶

          W・E・バトラーという西洋魔術の無視されやすい怪物というかほぼ根っこの2

           よく、正気に綱を張りながら狂気に飛んでのみ良い作品は書かれるとか言ったり 過去正気だった時代に小林よしのりもそういう事を描いていたりしますが、自称実践オカルトの世界でそれは特に顕著な物になると思っています。  だってそういう幻視とか、そういう精神状態になるという前提を欠いた洋の東西を問わない魔術って成り立つんでしょうか?まず東洋魔術では成り立たないかあるいは禅みたいなピンでポンでドカーンみたいな、説明以前の物になるかのどっちかしかないと思うんですが。  何が言いたいか

          W・E・バトラーという西洋魔術の無視されやすい怪物というかほぼ根っこの2

          W・E・バトラーという西洋魔術の無視されやすい怪物というかほぼ根っこの1

           W・E・バトラー(以下バトラーで統一)という人がいます、この人あまり注目されていないというか、ほぼ無視されがちですが西洋魔術を実践する上でこの人を無視するのと、しないのとでは物凄い差が出てくるのではないだろうかという話を延々と、あちこちに飛びながらしていきたいと思います。  まず、この人何をした人かと言うとよくある「修行中に幾つかの体系を混ぜてはいけない、それは修行者に混乱をもたらす」というフレーズを持ってきた人のようですが、ならばその人の提唱する修行体系もまた持ってこな

          W・E・バトラーという西洋魔術の無視されやすい怪物というかほぼ根っこの1

          白湯の謎

           白湯、体に良いというよりもコーヒーばかり飲んでいてはカフェインで神経がやられるし、緑茶も同様なのでそれ飲むくらいならばもう白湯でいいやという半ばやけくそみたいなタイミングで始める人や芸能人も飲んでるからという理由で始めると、意外に美味しかったり作り方が適切だと特有の甘味があってごくごく飲めてしまいお金もかからないのでまた飲むという人がヨガだの関係無しに一定数います、僕も夜はごくごく飲んでいます。  ただこれ、アーユルヴェーダが元になっているらしくブームの元になったらしき本

          白湯の謎