毎日をラクにする、鼻呼吸のためのアロマテラピー
鼻炎や花粉症で困ってる方、多いですよね。最近は春だけでなく秋も、花粉症に悩まされている方も多いようです。鼻炎なんか一年中です。結構つらいですよね。
私も以前は、ひどい花粉症に悩まされました。
始まったのは、高校生のとき。長崎県の山の上にある学校に通っていました。
自宅も山の上のにあって、雨上がりのしっとりとした空気のなかで呼吸すると、湿った樹皮と葉の匂いがしていました。ほとんど森の中にあるような感じです。
そんな中で、花粉症になりました。軽い地獄です。
毎日風邪をひいているようで、おでこが湯立っているみたいに熱い。いつも頭がボーっとして、うっすら息が苦しい。もちろん口呼吸。
じゅうじゅうと美味しい音を立てながら、香ばしく焼けてるはずステーキも、香りもしなければ、味もほとんどしない。花粉症の方はわかりますよね。
目もかゆい、耳の中もかゆい。肌もかゆくて赤い。体や肌の調子が悪いと、気分もだんだん下がってくる。本当にひどい状態でした。
今は軽地獄に陥ることはありません。なぜか?ライフスタイルを変えて、花粉症が落ち着いからです。
食事や運動など、生活習慣を変えました。もちろんシーズン時は、マスクをします。ここまでは皆やってますよね。
そこにもうひとつ、ライフスタイルに取り入れたことで、私を楽にしてくれたものがあります。
アロマテラピーです。エッセンシャルオイルを香るだけの「芳香療法」。
香るだけで楽になれる、とてもカンタンな健康法だから、できるだけ多くの方にオススメしたいんです。
今日は皆さまに、「呼吸を楽にして、毎日を楽にする」アロマテラピーについてお伝えします。
心地よい一日のはじまりは、心地よい一生のはじまり
今、鼻呼吸ができていない方に、まず初めにお伝えしておきたいことがあります。
アロマテラピーをちょっとやってみるだけでなく、ライフスタイルに取り入れて欲しい、ということです。
数滴のエッセンシャルオイルを香るだけで、1日の快適さが変わります。生活の質が上がる、と言っていいかもしれません。
1日の質が上がるということは、人生の質が上がるということ。
人生の質って、ちょっとしたことで変わるんです。でもそれは、続けた場合の話。
だから、ライフスタイルに取り入れて欲しいんです。ちょっとだけ、ではなくて、生活の中に組み込んで欲しいんです。
大切なのは、続けられる手段を選ぶこと
アロマテラピーをライフスタイルに取り入れると決めたら、次にエッセンシャルオイルとそれを香るための道具を用意します。
どれを選ぶかで、あなたが「心地よい毎日を、どれだけ継続できるか」が左右されます。
いくら上質なエッセンシャルオイルを用意しても、それを使うことが億劫になると、続けられなくなるからです。
ポイントは、使う場所と使うシーン。そして最も重要なのは、メンテナンスのしやすさです。
ご自宅で使う場合、寝室やリビング、玄関などで広さが違います。
リビングなどの比較的広い場所では、ディフューザーを選ぶ方が多いですね。芳香成分を拡散させるのに、とても効率のよい手段です。
ただし、ディフューザーは、掃除が面倒な場合が多いのがデメリットになります。アロマを楽しむツールのなかで、最も高価なのに、最も使わなくなるケースが多いのも、ディフューザーなんです。
私としては、今読んでいただいている皆さまに、一生快適な毎日を送っていただきたい。
だから、アロマテラピーを続けることを前提で考えると、あまりディフューザーはお勧めしません。
あなたは几帳面で、掃除やメンテナンスが好きですか?
もしそうなら、ディフューザーもいいと思います。ケモタイプ精油をブレンドしたディフューザー用ルームコロンなら、エッセンシャルオイルの効果も期待できます。ケモタイプ精油については、後ほどご説明しますね。
呼吸と瞑想のためのブレンド。鼻炎や花粉症の方にもオススメです。
あなたが掃除好きでないなら、アロマポットが使いやすくてオススメです。ある程度香りが広がるし、広い場所なら数カ所に設置すれば問題ありません。
ポットは熱くなるので、枕元に設置する場合には、アロマウッドやセラミック製のアロマプレートが安心です。
玄関やトイレなどのコンセントがない場所や、スペースがあまり取れない場所にも置けるので重宝しますよ。
使いかたはカンタン、最初のひと呼吸だけで心地いい
ポットやウッド、プレートを用意したら、早速使ってみましょう。
エッセンシャルオイルを2–6滴たらします。お部屋の広さによりますが、6畳程度のお部屋なら2–3的でも十分です。香りが物足りなければ、少しだけ多めにしてみてください。
オイルを用意したら、香りをゆっくりと、鼻から吸い込みます。
軽く息を吐いたら、目を閉じて、鼻からスーッと、香りの成分を含んだ空気を通していきましょう。そう、森の中で深呼吸したり、海風を感じながら潮のにおいを吸い込むときのように。
最初のひと呼吸だけで、心地よい感覚が味わえるはずです。
鼻づまりのときに、香りを吸い込む方法
もちろん鼻がつまっている場合は、鼻をかんでから吸い込みます。
鼻をかんでも吸い込めない方は、お風呂上がりのタイミングで試してみてください。体が温まって、鼻が通りやすくなっているときに吸い込めば、その状態を長続きさせてくれます。
お風呂上がり以外のときでも、蒸しタオルで鼻と鼻周りを温めれば、鼻が通りやすくなります。
朝は蒸しタオルを顔に当ててから洗顔すれば、汚れも落ちやすく、血行も良くなり、肌も柔らかくなります。
それから、アロマを香りながら深呼吸すれば、顔色も気分も明るくなります。一石何鳥にもなりますよ。
エッセンシャルオイルは成分と香りで選ぶ
呼吸を助けてくれるエッセンシャルオイルには、色々な種類があります。今日はそのなかでも、サロンでもよく使っている「ユーカリ・ラディアタ」をご紹介したいと思います。
ユーカリ・ラディアタの主成分は、「1.8シネオール」というジテルペンアルコール類。
この成分には、「抗カタル作用」という働きがあり、鼻やのどの粘膜の炎症によって生じた過剰な粘液を溶解し、排出させてくれます。
要は、鼻の通りをよくしてくれるわけです。
これからご紹介する「プラナロム」というメーカーのユーカリ・ラディアタには、この成分がなんと約70%も含まれています。
同じユーカリの「ユーカリ・グロブルス」は、この成分の含有量がもっと高いのですが、ラディアタの方が安全性が高く、香りも爽やかなのでオススメです。
ちなみに含有成分の種類や量は、同じような名前でもメーカーやロットによって異なります。注意してくださいね。
鼻呼吸を楽にしたいならケモタイプ
今日ご紹介するプラナロムでは、植物に含まれている成分を科学的に分析して、特徴的な成分の含有率で植物を分類します。
そうやって分類されるエッセンシャルオイルを、「ケモタイプ精油」と呼びます。
香りを楽しむだけの場合は別として、「鼻の通りをよくしたい」「呼吸を楽にしたい」といった目的がある場合には、含有成分や含有量が明確な、ケモタイプ精油がオススメです。
ちなみにユーカリ・ラディアタには「免疫調整作用」もあり、花粉症などのアレルギーでお困りの方にうってつけです。
抗菌・抗ウイルス作用もあるので、風邪などによる鼻づまりのときにも良いですね。
アロマテラピーで楽になろう
大好きなアロマテラピーの紹介ということで、長文になってしまいました。今日は最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
あなたに合った手段で、目的に合ったエッセンシャルオイルを用意して、ぜひアロマテラピーをライフスタイルに取り入れてみてください。
これからあなたが楽に呼吸して、快適な毎日を送っていただけると、私も嬉しく思います。
※エッセンシャルオイルは、日本では「雑貨」扱いであり、自己責任のもとお使いいただくものです。ご不安がある場合は、専門家に相談してご使用ください。
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