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秋の日記。

最近、いろんな人からコーヒーをいただく。
私がコーヒー好きというのを知っててくれているのだ。
新しいカフェが出来たら教えてくれるし、コーヒーと言えばあの人、みたいな認識をしてくれているのだろう。

私はたいして知識はないのだけど、コーヒーを飲むとき、きっと分かりやすく良い顔をしているんだろう。ありがたい。
正直、コーヒーの細かな情報とかはすぐに忘れちゃうんだけど、その人だけの飲んだときの感想とかエピソードとかを聞くと、ずっと忘れない。
だからそういうのを土産話にしてくれる人には、心の中で親指を立てる。
あなたとのこの会話が、コーヒーをより美味しくしてくれるんですよ、と教えたくなる。

今日飲んだコーヒーは『ボリビア/コパカバーナ農園』だった。
軽やかで苦みが少ない。酸味はあるけどその分明るい気持ちにしてくれる。朝一番、ゆっくり優しく起こしてくれるような感じ。

コーヒーってやっぱり朝のイメージがあるけど、コーヒーそれぞれの起こし方、みたいなのがあると思っている。
母の手で優しくトントンされている感じのタイプや、ガツンと刺激をくれるタイプもあって、個性豊か。
私的には、母の手トントンがいい。
シャキッと目覚めさせてくれるのもいいんだけど、私はゆっくり起きたい派。

一日の中で、朝がいちばん苦手だ。
嫌いじゃないけど、体がしんどい。
低血圧だからか、起き上がるのにとても時間がかかる。
重力に負け続ける時間。
健康診断の血圧の数値を見て先生がとても驚いていたけど、みんなこんな苦しみを乗り越えて一日をはじめるんだと思ってたよ。
違うのかな?

休日に寝るのは好きだけど、昼に近づいてくるとさすがにやばいと思って無理して起きてる。
日中を寝て過ごすなんてもったいないと思ってしまうのだ。
でも先日「起きたら夕方の4時だった」って同僚が言ってて、すごいと思った。
ちょっとでも有意義な一日を過ごさなきゃという私の小さなプライドが粉砕した。
4時起きの彼女の方がよっぽど輝いてみえるぜ。
贅沢な時間を私だってつかってやるぞーと思った日だった。

贅沢な時間と言えば、今更ながら『ゆるキャン△』というアニメを最近見始めて、とても癒されている。
登場人物のセリフがそんなに多くなくて、冬のキャンプの空気感をよく考えて作られているなぁと思う。
みんなでワイワイするキャンプと、ひとりで楽しむソロキャンプと、どちらの魅力も描かれているのがいい。
ある女の子が「ソロキャンは寂しさも楽しむもの」って言ってて、ほぉ~ってなった。
いつか、ひとり旅(キャンプ)デビューもしてみたいな。

▲冬キャンプの魅力▲
・空気が澄んでいる
・人が少ない
・火の温もりを感じられる
・コーヒーが美味しい

のではないかと思う。きっとそうだ。そうに違いない。
考えるだけでワクワクしてくる。

冷暖房使わなくても快適に過ごせる季節だから、最近は窓を全開にしている。うちは近くに割と木もたくさんある立地で、夜になると虫たちの鳴き声もよく聞こえる。
風も程よくて気持ちいい。

いま外から、誰かの盛大なくしゃみが聞こえてきた。
4回出たあと、間が空いて6回目まで続いた。
そこまで続くと、なんか意識がそっちに向いてしまうよね。
行く末が気になるよね。もう一回くるか?こないか?って。
無駄にハラハラしてしまうこの時間。返せ、とはならない。
お大事に、と思う。私もそんなとき良くあるから。
なんでくしゃみってあんなに連発して繰り出されるんだろう。
たまに自分でもびっくりするくらい続けて出ることがあって、そういうときの、固唾をのんで見守る、みたいな周りの空気、嫌いじゃない。
「出し終えました」という表情で顔を上げてからの「うい~!」みたいな周りのノリも嫌いじゃない。
このご時世だから、そんなやりとりもちょっと気を遣うようになったけどね。
季節の変わり目は気を付けよう。

ーおわりー

いつもはひとつのテーマに絞って記事を書くことが多いけど、今日はただただ思いついたことを数珠つなぎ式で書いてみた。
成熟してないネタというか、こういう意味のないトークをつらつらと書いていく作業は、なんだか広大な更地にちっぽけな種たちをふり撒いている気分。

ここから芽が出るのか出ないのか
花が咲くのか咲かないのか
まぁそれは分からないけど、ふとしたときに、あんなこと考えていた自分というのを思い出すきっかけにはなるだろう。

番組『アメトーーク!』で「立ちトーーク」という企画がたまにあるけど、私は結構これがすき。
台本やテーマがない状態のまま自由にトークを繰り広げていく芸人さんたちのプロ意識が見える。
誰かの思いつき発言が次のトークの呼び水になって、とんでもない方向へ話が進んでいくのが面白い。
台本やテーマがないってある意味プレッシャーでもあるんだろうけど、そのどこにでも転がっていける可能性が、私を前のめりにさせる。

noteでいえば、タイトルのない、日記みたいな記事も結構すき。
これが言いたいっていうメッセージ性のなさにホッとする。
そういうとき、ああ、秋っぽい空気感だなぁと思う。
秋の夜長の、部屋に吹き込んでくる風にも似てる
と思う。






ここまで読んでいただいたこと、とても嬉しく思います。