![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/99431037/rectangle_large_type_2_a5eda66b0d1460e4820b503cdc53ff94.jpeg?width=1200)
炭に火をつける
近頃のキャンプブームも手伝ってか身近に焚火を楽しむ方が増えている。
ただ、炭に火をつけるとなると、どうしたら良いのか、少し戸惑う方がいらっしゃいます。
中にはバーナーやトーチを持ってきて、道具だよりに勢いよく炭に炎を当てる方も見かけます。
それでも悪くはありませんが、道具の割にはすぐに炭に火はつきません。
今回は簡単に炭に火をつけるやり方を解説しましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1677906187686-mWz9OGJuNN.jpg?width=1200)
薪を1・2本用意します。
薪の頭にナイフを乗せ、ナイフの背の部分を硬い棒などでたたきます(バトニング)
![](https://assets.st-note.com/img/1677906187654-fenIssA4WH.jpg?width=1200)
今度はナイフの先端を棒でたたき続けます。
そうすると薪は半分に割れます。
これを繰り返し、割りばし3・4本束ねたくらいの太さのものを5~6本位作ります。
![](https://assets.st-note.com/img/1677906369742-ohwEJ5XGPt.jpg?width=1200)
少し木を斜めに保ちながら握ります。
![](https://assets.st-note.com/img/1677906370159-7bDRJ4v9Du.jpg?width=1200)
利き手にナイフを持ち、薪に刃を当て角度を一定に保つようにする。
そして上から下にナイフを滑らせ、木の皮を薄く削るように押し下げてます。
木を削るラインを少しずつ回しながら行うとバランスよくフェザーが作れます。
時々自分の正面に薪をもってこの作業をするかたもおりますが、
横に置いた方がやりやすいと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1677906369088-VydK6vDaaP.jpg)
このように先端をカール状に削ることをフェザーをつくるといいます。
![](https://assets.st-note.com/img/1677906370525-bNIrWqmWO4.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1677906371326-jXQgtAhGOD.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1677906371579-PGxdcDeK7r.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1677906371367-aGxd5fN0j3.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1677913454541-2ItHSL7ORA.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1677906371909-ZQjgSmXmtk.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1677906372514-uya8PMckLi.jpg?width=1200)
アルコール消毒綿は屋外でけがをした時にも使用できますから、何枚も常備しています。
![](https://assets.st-note.com/img/1677906374678-Gx2pJKukrf.jpg?width=1200)
しばらくすると炭に火が燃え移り、炭と炭の隙間から炎が見えだします。
その後しばらく放置します。
![](https://assets.st-note.com/img/1677906373342-LWO1vWHtYz.jpg?width=1200)
薪の上や周りに積み上げた炭を火箸やトングなどで崩し平らに広げます。
火力をあげたい場合は、新しい炭を必要な分だけ追加していきます。
簡単に炭に火が付きました。
番外編 (ナイフの話)モーラナイフ Morakniv
スウェーデン中部のモーラ地方で生まれた「モーラナイフ」は130年の歴史を誇るナイフブランド。その品質はスウェーデンを代表する企業のみに与えられる王室御用達の認定を受けています。
![](https://assets.st-note.com/img/1677911949995-ui99hoY4Gi.jpg?width=1200)
私の場合は少し改造してあり、右利きなのでフェザーを削る際、握っている木の側にくる
面のしのぎの部分の幅を高くしてフェザーを作りやすくしています。
![](https://assets.st-note.com/img/1677910718401-g2P6a3isDo.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1677910530743-eCU0oE19KB.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1677910680595-Kh998lXcTL.jpg?width=1200)
しのぎの部分は軽く丸みを帯びるように研いてあります。
貝殻の表面の丸みのような感じで削ってあります。(これをコンベックスグラインドと言います)
![](https://assets.st-note.com/img/1677910530927-KKKcPLlwcm.jpg?width=1200)
非常に切れ味は良いのですが
手入れを怠ると錆びてきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1677912714701-dZyMsHlg1o.jpg?width=1200)
スウェーデンのSandvik社が開発したステンレス鋼材(14C28N)は炭素鋼ほどではありませんが、
切れ味も素晴らしく、刃欠けもしにくく、錆びにくいのが特徴で、値段も手頃です。
自分のナイフを1本だけ選べと言われればこのナイフになります。その位頼りになります。
柄(ハンドル)の後ろまで一本の鋼材でできているので丈夫であり(フルタング)、
グリップのお尻の部分からは余分に鋼材が出ているので、貝殻やクルミなどの硬いものを割ることが簡単に出来ます。
フェザースティックなどを使わず炭をおこす
![](https://assets.st-note.com/img/1678154691426-vO92xLnV6F.jpg)
白樺の皮や杉の皮などが良いと思います
![](https://assets.st-note.com/img/1678154705037-eECucmAiPS.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678154716385-uDP4I0rRdh.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678154727484-xXy2eGnsm5.jpg)
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?