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アニソンベス・・・キャラクターコンテンツベストソング2021(だいたい30曲)

昨年やった『キャラクターコンテンツベストソング2020』とおなじ流れをくんでいます。

昨年にも書いたが、ここで書いているキャラクターコンテンツとはつまり、漫画・アニメ・ゲーム・ラノベ・Vtuberを含めたアニメキャラクタールックのコンテンツ領域を指している。いわゆるIP(intellectual property:知的財産)といわれるビジネス領域に接続しやすく、大きな経済圏にもなっているのはいうまでもない。

昨年の状況から改めて2021年を通過して振り返ってみるとしよう。

アニメシーンにとっては、劇場版アニメ・テレビアニメ共にしてオリジナル作品が大きな評価を得て、2020年の「鬼滅の刃」に引き続き、2021年には「東京卍リベンジャーズ」が大きなヒットを飛ばし、少年漫画原作作品が一気に注目を集めることになった。

さまざまなシーンから原作をひねり出してアニメ作品を多数放映していく流れは継続していき、Netflixなどのストリーミングサイトは独占配信だけに留まらず、制作側に積極的な出資し、制作へと踏み切る作品を増えたのも確かだ。

コロナ禍の影響は1年を通してまだまだ根深く、大小さまざまなライブイベントは開催されているとはいえ、感染症対策として集客と会場規模にゆるやかな制約がかかっている状況が続いていた。

こういった制約のなかにあって、需要層はアウトドアからインドアへと興味が移っていくのは必然だった。

2020年から約2年間で『ストリーミングサイト/映画館で放映しているアニメ作品』が静かに波紋を広げ、機を見てブレイクを果す作品が増えた。2021年も継続してその流れはあったとは思うが、「一目にみてわかりやすいランキング」が不在であることが影響し、この2年間を通してでアニメ作品がどのようにヒットを飛ばしているか?その趨勢をダイレクトに感じられる瞬間はかなり少なくなったように思える。

テレビのPR報道・SNSでの噂によって大きく潮目が変わっていくのはむしろ、それらくらいしかアテにできる指針・チェックできる指標(レーダー)が見当たらないからだと言い切ってもいいくらいだ。

2021年に入るとコロナ禍ウィルスの落ち着きもあり、劇場版アニメに足を運ぶ方々が増え、それを迎えるアニメ作品も名作・傑作が多かった年だったといえよう。もちろんその中心は、テレビアニメを続編とした「鬼滅の刃」のような特例ではなく、数年以上の制作期間を経ることで作家性がより濃く出たオリジナルアニメ作品だったと思う。

さて、アニメシーンについてはここまでにして、より大きな視野で迎え入れてみようと思う。昨年にはこのように書いた

「漫画・アニメ・ゲーム・ラノベ・Vtuberを含めたアニメキャラクタールックのコンテンツ領域における音楽」くらいの巨視でないと、いまの流れをガッツリと捉えるのは本当に難しい。この流れを、旧来的な「アニメ」「アニソン」という意味で捉えていたらやはりまずい。二次元という言葉と字義を再解釈して、広め、理解されないといけないだろう。

https://note.com/grassrainbow1/n/n620d691d255a

2020年から2021年で一世を風靡したキャラクターコンテンツといえば、VTuber(バーチャルタレント)を挙げる人も多いだろう。

コロナ禍のインドア需要、自宅作業でのPC使用、学業面でのインターネット使用…etc。諸々が重なったことにより、2020年からの2年間は日本人全体でもっともインターネット/パソコンを使用していた時期である、とデータを用いずに声高に語っても大きな間違いだとツッコまれることはないと思う。

時代が変わる潮目、影あれば光がどこかに差すもの。VTuber(バーチャルタレント)は間違いなくその光を一身に浴びたといえるだろう。もちろんこれはキャラクターコンテンツという見方をもオーバーし、e-sportsに近しいプロゲーマー・ストリーマーは言うに及ばず影響を及ぶ。YouTube・Tiktok・instargram・Twitch・Mildomといったインフルエンサーらは鋭敏なる嗅覚でネットカルチャーの変容をかぎつけ、その影響をしっかりとうけとることにもなった。

話はソレたが、2020年12月31日に僕はその恐ろしくも静かに広がっていたシーンの変容に指摘した。結果、少なくとも東京や神奈川の各駅・各ビルの広告、テレビCMにも、はてはニコニコ動画やYouTubeの広告にまで、VTuberはドンと出演するようになった。

とはいえ、彼・彼女らは「ネット上での配信」を軸にしているのが大多数。その魅力はいわゆる「その配信に足を運んだ人」にしか受け取れるチャンスがない。そういう意味では、アニメ作品や声優といったこれまでのプレイヤーに比べると・・・というのが現状であろう。その後、どういった変化を及ぼすかはやはり注視していくべきだろう。

さて、2021年はReal Soundを中心として多くのアニメ作品・アニメソングについて執筆させてもらってきた。とはいえ「アニメソングや声優さんの音楽を全て聞いてきました!!!」などという神のごとき万能さを僕はもっていない

僕は日本の音楽シーンから音楽を引っ張り出してプレイリストを制作チームに入っているし、日本はおろか海外(とりわけイギリス・アメリカ)を含めたロック・ヒップホップ・ジャズ・エレクトロニカも聴いているリスナーであり、ライターでもある。いやそういう立場になってしまった、というべきだろうけども。

そんな自分が、非常に素朴に「これは良かったんじゃないか?」と鑑みてチョイスした30曲を書いておく。時代性を象徴ないしは背負うようなもの、旧来の流れをうけつぎアップデートしたもの、このタイミングで新たに芽吹いたもの、端的に「これやべー!」でぶちあがれるもの。様々だ。

レビューや理由はほとんど書かないけども、ぜひ楽しんでほしい。
では、どうぞ。

<選んだ曲リスト>

<アニソンシンガー・バンド・ユニット・
トラックメイカーなどなど>

<2021年ナンバーワンキャラクターコンテンツソング>
YOASOBI
怪物

<個人的第2位>
fhana
愛のシュプリーム

スカート、PUNPEE
ODDTAXI

Official髭男dism
Cry Baby

LMYK
Zero(TVアニメ『ヴァニタスの手記』エンディング)

Who-ya Extended
VIVID VICE(TVアニメ『呪術廻戦』第2クール オープニング)

millennium parade × Belle
U(『竜とそばかすの姫』メインテーマ)

LiSA
明け星(テレビアニメ「鬼滅の刃」無限列車編 オープニングテーマ)

JUNNA
海と真珠(TVアニメ「海賊王女」オープニングテーマ)

JYOCHO
みんなおなじ(TVアニメ"真の仲間"エンディング)

大原ゆい子
継承の唄(TVアニメ『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~』OPテーマ)

DIALOGUE+
人生イージー?(TVアニメ「弱キャラ友崎くん」オープニング)

佐々木恵梨
はるのとなり(テレビアニメ『ゆるキャン△ SEASON2』エンディングテーマ)

ARCANA PROJECT
たゆたえ、七色(TVアニメ『白い砂のアクアトープ』オープニングテーマ)

Kitri
ヒカレイノチ(TVアニメ『古見さんは、コミュ症です。』エンディング)

<キャラクターソング>

長瀬麻奈(CV.神田沙也加)
First Step(スマートフォンゲーム・IDOLY PRIDE)

鳳凰火凛 (CV: 健屋花那)、Giga
CHAMPION GIRL(電音部)

Pastel*Palettes
TITLE IDOL(スマートフォンゲーム/アニメ作品BanG Dream)

スペシャルウィーク(CV.和氣あず未)、サイレンススズカ(CV.高野麻里佳)、トウカイテイオー(CV.Machico)、ウオッカ(CV.大橋彩香)、ダイワスカーレット(CV.木村千咲)、ゴールドシップ(CV.上田 瞳)、メジロマックイーン(CV.大西沙織)
ユメヲカケル(ウマ娘)

雁谷よしの(CV.高橋李依)
雁矢よしのの話(『Princess Letter(s)! プリンセスレターズ!フロムアイドル』)

RUBYSTAS
Butterfly(AKROGLAM)

<声優>

内田真礼
ストロボメモリー

伊藤美来
No.6

harmoe
マイペースにマーメイド

<バーチャルタレント・VTuber>

BOOGEY VOXX、紡音れい
Flach Back City

KMNZ
AWAKEN

Kotone
今回の騒動につきまして。

宝鐘マリン、Yunomi
Unison

月ノ美兎
ウラノミト

星街すいせい、TAKU INOUE
Still Still Stellar


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