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山LOG

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面河渓谷界隈

面河渓谷界隈

笹漕ぎはもうええがなっ!と心では思いながら、体は少しでも距離を稼ぐ為ニノ森までの登山道に這い上がるのを早々に諦め再びトラバースする為に笹海に漕ぎ出すほどに疲れてた。
五代ケ森山頂までのおおよそ500mの笹漕ぎ、こんなに漕いだのは初めてだ、真夏ならバテバテになってただろう。山頂〜五代の別れまでも再び笹に阻まれこんなに続くと岩や土を踏みたくなってくる、地面が恋しくなる。
ジムにあるマシーンに足で漕ぎな

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徳島 石立山

徳島 石立山

遠いしハードっぽいしでずっと敬遠してた山、でも登ってみたら最高に楽しい山だった、もっと早くくれば良かった。

こんな事人生できっと沢山ある。
色んな理由をつけてそのうち忘れてしまってる。実行する事で何かが変わるかも知れないのにそれは凄くもったいない。
きっと世間が言うほど難しいものはそうないような気がする、いやハードなものの方が多いけど、固定観念や先入観というハードルほど厄介なものは無い、一番最初

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頂く生命

頂く生命

世の中の物事には元がありその後にそれに似た真似事、若しくは簡易的な“風“の物が一般的、大衆に出回り受け入れられるという事が多々あります。

縄文人、海人達の魔除けの為の習慣的行為がルーツのタトゥーも然り洋服や、車、航空機や船、建築物のデザインが動物や植物等の自然造形物からヒントを得ていたり等。

飛躍的かもしれませんが人が登山やキャンプ等の謂わゆるアウトドア(言いたく無い言葉)又は旅に惹かれるのも

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ひとり山旅 伯耆大山

ひとり山旅 伯耆大山

蒜山って岡山県(鳥取)なんだ!と今回のひとり大山登山旅で知った。蒜山高原そして大山エリアと、どこまでも真っ直ぐな道やサイトのある牧場、広い無料駐車場など追々しるそのエリアの北海道のような(行った事無いけど)広大さからであろう人気観光地としての余裕を感じ、島国四国人として事あるごとに嫉妬する旅でした。

お盆明けの平日とあって登山口の駐車場は閑散としており木陰の絶好のスペースに車を停めたのが15時過

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ぐるり四国長距離遊歩道(遍路道)

ぐるり四国長距離遊歩道(遍路道)

先日、久万高原町古岩屋山荘から山越えして岩屋寺へ降りる遍路道(四国の道)を歩きました。

一応補足しておくと、四国の道は山や渓谷等の自然豊かな径を四県一周まるッと繋ぎ渡り歩く全長1500kmの自然歩道、なので当然古来の遍路道とかぶる箇所も多数あり山あり谷ありですが標高は高くないので登山ほどきつくはありません。
俗に言う遍路転がし(遍路を転がす程の急登)と言われるところも件の道中に各所あり意識のハー

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石鎚山考

石鎚山考

自由を感じる為に自然に浸ると言いますが何からの自由?

養老孟司氏が現代人ほど人間嫌いな時代はないと言ってましたがひょっとして自分以外の他人からの解放=自我の目覚めの快感か?それが生きてる実感に繋がるならなんか侘しい現代人、

わざわざ人のいない山に来てるのに人の気配を探してる自分もいたりして(時に理解できない気配も)、生きるとは自分の中のいろんな自分を認証し色々な矛盾に折り合いをつけることだと思

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古(いにしえ)の石鎚山登山口

古(いにしえ)の石鎚山登山口

『三十六王子社』を読んでたら二並山に行きたくなり遅ればせなから。
一応補足しておくと西条市氷見の石鎚神社本社の奥の役行者像の横の鳥居がそう。その手前、聖水喫茶の裏には移動した禊ぎ場。

鳥居をくぐると不思議なことにすぐ山中感を感じるのは心持ちだけでは無い気がする。神社裏スタートは好きだけどどこも大概鬱蒼と陰鬱だがここは少し冷気を感じ清きよしい。

登山の面白みを損いたくないのでいつものように前情報

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山LOG...久万高原町

久万高原町に河の子という廃村があります

ずっとその村名が気になっていてやっと先日訪れる事ができました。

昭和20年代、川の子川沿で林業で栄え、森林鉄道も走っていた高知県との県境の村です
村への道は面河渓のずっと手前を右に林道を入ります

村の最盛期の頃は高知から仕事をしに椿山から峠(高台越)を越えて沢山の人が行き来したようです。岩屋寺の祭りの時は女子供も遊びに来たとあります

今、廃村となって

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心地良い原因

心地良い原因

二度三度と上る山と一度きりの山がある。

単純に「お山に呼ばれました!」などや、続に言う「相性が合う」やお日柄等とは片付けられない理由があると気づいた。

それは個人的に周辺でゼロ磁場(パワースポット)ブームがキッカケ

一応補足しておくと、

中央構造体(活断層)=ゼロ磁場=パワースポットと言われている

ゼロ磁場とは
「磁氣のN極とS極がお互い拮抗して打ち消しあい、磁力が存在しない状態を"ゼロ

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山というホームに帰る。

山というホームに帰る。

愛媛に20年ぶりにUターンしてから登山に嵌り、10年。

初めのころこそ、征服欲、達成感、自己満、格好だったけど次第に登山中の
心穏やかな心地よい時間に気づく。普段人工物に囲まれた街暮らしの中で、自然は良いよね、の基準とはその価値が変わる。

誰もいない山塊(恐らく)でただ1人の時の圧倒的な木々や獣達の意志、気配。少しずつ自分が山の中に馴染んでいく感覚と感動

歩くは良い。歩けるってほんと良い。土

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自然とは?

自然とは?

「 無の思想 」森三樹三郎著によると

自然とは
「他者の力を借りないでそれ自身に内在する働きによってそうある事」と第一定義している。

なんかかっけー。

自はミズカラとオノズカラの二つの意味がある
然はそうあること、の意味、が下地

内する働きというのは素質とか本能、性能だから強い(裏の無い能力)

一般登山道ではない登山をしてると迷ったときの最終判断は地図よりも先に(過去の経験を総合して弾き

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