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チームの目標の決め方

世界中のサッカー好きの方とフットボールカルチャーについて語り合うチャンネル「Come Together with Football」

今回は2回目の登場、前回FCバルセロナBに勝利した時のことを話してくれた健吾くんに来ていただきました。

彼は沖縄出身で、生まれ故郷のサッカーの発展に貢献するために「ASL」(アスル)という指導者向けのオンラインスクールを立ち上げました。

沖縄の方達は地元愛が強いということで彼の友人の大半も大学卒業後、島に戻って就職しているとのことでした。

今回聞きたかったテーマはチームの目標の決め方 。

目標を決めるにあたっていろんな要素が含まれていて、当然個人の要望だけで判断されるわけでなく、予算から考えたクラブの要望から選手を獲得する、または現所属の選手やリーグの状況から逆算して目標を立てるといった方法があるとのことでした。

チームだけでなく個人単位でも「今シーズンはここまでたどり着きたい」という目標の立て方が一般的ですが、その目標を機能させないと目標が立ってると言えない。

目標を立てた根拠、その目標をどのように機能させていくかの方が大事。

これは興味深い意見でした。

当たり前と言えば当たり前のことなんですが、言われてみると目標を立ててるだけってことあるな、と思いました。

チーム単位で考えると、予算、現有メンバー、対戦相手の戦力をみて1年の大まかな目標を立てます。(残留、昇格など)

そこからさらに、

シーズン前半、後半→2−3週間→1週間→1日の練習→1つのメニュー

といった具合に目標を細分化。

シーズンの前半で勝ち点をどれだけ取れば残留ラインなのか、上位に食い込めるのか、残留争いに巻き込まれるのか。

ホームなのかアウェイなのか、対戦相手の状況、自分たちのプレーモデル。

全てのバランスを見ながら目標が機能するように調整する作業が必要だということでした。

とんでもなく大変な作業やなと思いましたが、スペインではプロだけでなく育成年代でもこのような分析が毎週行われているそうです。
(育成年代の場合、勝手に試合のビデオ撮影をできないのでより難しいそうです)

試合を見るのが好きでないと、とてもじゃないとできない仕事だなと思いました。

その方法を指導者はみんな指導者学校で学び、ベースの知識が揃っている前提でリーグ戦を準備するために議論を行う。

大変な労力がかかるからこそ、準備してきたことが思い通りに決まると最高の気分だということです。

さらにスペインの指導者の給料は基本的には低いので、本当に「情熱」が彼らを動かしているし、情熱勝負だからこそハードワークできるんだという話になりました。

本当にリスペクトです。

健吾くんにはまた指導のことについて色々と聞いて見たいと思います。
彼への質問あればどしどしコメントください。

最後まで読んでいただいてありがとうございました!

ASL(アスル) twitter:

前回の話はこちら:

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