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貧乏性にはなりたくない

今月はこれからの出費に備えて何でもケチケチするようにしている。
先日のお出かけも、その前のお出かけと同様にケチケチ旅だった。あらかじめすべての予算を細かく計算し、そこから予定外の出品に備えて少し足した分をその日の予算とする。

ちなみに、先日のお出かけはこちらである。


新日本橋駅を下車してから少し歩き(車椅子だから”歩く”という表現は変だが)、三越本店の本館から新館を抜け、日本橋を渡って高島屋に行く。そこでランチをとり、京橋のアーティゾン美術館に行く。多少ランチを豪勢にしても、かなりお金を使わない1日だ。


ただ帰り道、予定では高島屋から東西線に乗り、西船橋で乗り換えて地元の千葉駅に到着する予定であったのが、車椅子で東西線改札に行くには面倒なルートであるということを知り、銀座線に乗ることにした。銀座線日本橋駅から銀座線三越前まではたったひと駅。
歩いて行けないことはないが、一度地上に出てまた地下に潜らなくてはならない。エレベーターもあちこちにあるわけではない。私1人ならばそれでも良いもが、疲れているだろうヘルパーさんの負担を考え、メトロに乗ることにした。もし歩いて行けば差額の400円が浮く。(2人分の支払いが必要なので、1人分だと200円で済む)

ケチケチ旅で400円の差額は大きい。節約を意識していると10円単位まで気になる。以前なら400円で暑いところを避けられる・歩かなくて済むための出費だと思えたのに、今回は”400円も余分”にかかってしまったと若干後悔をしている。
もっとも、車椅子での移動は行ってみないとわからないことが多く、今回は400円で学んだと思えば良い。すぐにそう思えないくらい、私の頭の中では、ケチ臭い思考に変わっていたのだ。


確かにこの物価高で、通帳の残高がどんどん減っていくのは気になる。しかし、頭の中にまでケチな思考が支配すると、貧乏なのではなく”貧乏臭く”なる。節約は大事だが、貧乏臭くなると人間的な豊かさが失われる。


外出自体はとても楽しかったが、危うく私は貧乏臭くなるところだった。
何事も意識するかしないかが大切だと日ごろから思うが、あまりにもそのことにばかりとらわれると、思考が極端になってしまう。
ケチも嫌だし、貧乏臭いのも嫌だ。かといって散財する余裕はない。堅実でいるためには、そのちょうど良い頃合いを自分で探らなくてはならない。
お金のことだけではなく他のことも同様に、極端な思考に陥らないよう常に客観的に自分を見ていなくてはならない。
お金を使うのも、自分をコントロールするのもなかなか難しい。


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