知りたいけど知らない方が良いこと

新型コロナが日本に上陸してから、母も私もコロナどろこか、インフルエンザにも風邪にも罹っていない。
人よりも家にいることが多いせいもあるが、猛威を振っていた頃にだって私は外出していた。罹ってしまう人は、たった１回の外出でも罹ってしまうのだから、私はラッキーなのか免疫力があるのだろう。

しかし、「罹らなかった」と100%言うことはできない。発症していないだけで、ウィルス自体は取り込んでいたかもしれないのだ。症状がなくても、検査キットを使ったら陽性と出たかもしれない。それこそ「病は気から」で、陽性と知った途端に寝込みそうだ。

世の中には知りたいけれど、知らない方が良いことがある。

月末のクレジットカードの請求額、真夜中の飲食店の厨房、白髪と皺の数、コレステロール値、年齢すらもう知らなくても良いのではないかと思っている。

人からどう見られているかなんてことも、そのうちのひとつだ。

約１ヵ月程前、我が家に対してちょっとした”嫌がらせ”があった。
すぐに警察を呼んだ。記録に残してもらい、その後見回りにも来ているようだ。我が家の防犯レベルも上がった。

誰がやったのかはわからない。
その”犯人”を知りたいが、知らない方が良いと思っている。
その相手が現在の知人、もしくは過去に何らかの形で交流があった人だとしたら、その人が誰かを知ることは嫌がらせされたことよりもきっとショックだ。どうか通りすがりの酔っ払いか不良であってくれと、心のどこかで思っている。

その人は、今頃バレるのではないかと怯えているかもしれない。憎い相手に嫌がらせをすること自体、心が疲れていて、誰かに助けを求めているサインかもしれない。
そのことを知ったとして、私は手を差し伸べられるだろうか。
きっと知らない方が良い。

#毎日note
#note
#日記
#障害者
#車椅子
#身体障害者
#知りたい
#知りたくない
#嫌がらせ
#悪意
#人間関係