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日々の学び

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ボルドリッジを学ぶうちに興味の分野が広がっていきます。そこで得た学びを共有します。一緒に学びを深めましょう。
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#インテリジェントリスク

安心してイノベーションを起こせる場を作る

安心してイノベーションを起こせる場を作る

  ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークあるいはその要約版、ボルドリッジ・エクセレンス・ビルダーの質問から、経営幹部のリーダーシップについて見ています。

 「1.1経営幹部」(p7)の4番目の質問「(4)経営幹部は、現在および将来の成功のための環境をどのように創っていますか?」が、イノベーションのための環境づくりについても確認しているとして、その一例を見てみました。

 「イノベーションの

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「行動に焦点を当てる」ことは一所懸命やってる姿を評価するのとは違うらしい

「行動に焦点を当てる」ことは一所懸命やってる姿を評価するのとは違うらしい

ボルドリッジでは、チームのミッションを達成するために「行動に焦点を当てる(create a focus on action)」ことがリーダーの役割になっています。

言葉だけを見ると、(たとえ結果が出なくても)一生懸命やっている姿を評価する日本的経営に通じるところがあるように思えます。

でもどうやら違うようです。
また反対の概念は「結果に焦点を当てる」ではないようです。

それは、ボルドリッジで

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イノベーションのピラミッド

イノベーションは、日常の改善活動とは別の、特別な活動の結果生まれる、という考え方は一般的ですが、ボルドリッジでは、改善の積み重ねの先にイノベーションを生み出す組織があるという考え方をとっています。

組織としてイノベーションを起こすことが、改善の積み重ねの先にある、という考え方は、次のカンター教授の研究成果などがベースとなっています。

カンター教授は、アイデアのブロックの積み重ねでイノベーション

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インテリジェントリスク

インテリジェントリスク

耳慣れない言葉かもしれません。英語では intelligent risks、「知的なリスク」と直訳はできますが、それでも意味は分かりません。適切な訳語が見つからないので、カタカナとしました。

組織としてイノベーションに取り組むには、とても重要な概念なので、ここで紹介しておきます。

インテリジェントリスクは、うまくいくかどうか確実でない機会について、次のように評価できるものを言います。

  う

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