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サステナブルツーリズムを考える

最近、SDGsやESGという単語をよく聞きます。「『地球を守るため』『暮らしを守るため』『人権を守るため』に大切」くらいの認識です、私は。ただ、先日娘の寝顔を見ているときに「彼女が大人になり、子供を産んだ時の世の中が、平和であってほしい」という気持ちが湧いてきました。その願いが叶うのであれば、自分の身近な「サステナブル○○」に取り組むのは、自堕落な私でも頑張れるかなと思っています。

ただ、「サステナブル○○」に特別知識があるわけではないので、自分が過去に携わっていた観光業なら身近に考えられるかと思い、「サステナブル」は「サステナブル」でも「ツーリズム」視点で、これからnoteで触れていきたいと思います。あくまで、自分の勉強のためです。私が自分の頭を整理し、関われる部分で関わりたいからまとめるだけの雑記帳です。「私も初心者です!!」という方は一緒に勉強していきましょう。逆に、私も優しく教えてほしいです。

まずは、サステナブルツーリズムという言葉の定義をJTB総研のホームページから引用させて頂きます。

『観光地の本来の姿を持続的に保つことができるように、開発やサービスのあり方を見定め旅行の設定を行うこと。マスツーリズムの進展により、環境汚染や自然破壊などの現象が見られるようになった反省から、地域の文化や自然環境に配慮し、本物を体験し味わうことなどを通し、住民と観光客とが相互に潤うことが重要との考えが生まれてきた。
1992(平成4)年の「環境と開発に関する国連会議(地球サミット)」で発表された行動計画「アジェンダ 21」に基づき、世界観光機関(UNWTO)、世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)、地球会議(Earth Council)の3者により、1995(平成7)年に「観光産業のためのアジェンダ 21」(Agenda 21 for the Travel & Tourism Industry)が表明された。この計画に基づき、入境する人数の制限、電気自動車の利用による排ガス規制、必要な搭乗客にだけに出す機内サービスなど、多くの分野で様々な取り組みが始まっている』

つまるところ、「観光地の文化、自然環境が長く続くよう、『次世代の担い手育成』『環境保護』『地域にお金を落とす』ことに配慮した観光地づくり、旅行の楽しみ方」といえるでしょうか。

過去に観光業に従事していて個人的に感じたのは、その土地の歴史や生活様式に見合っていない観光素材を強引に作る必要はないし、観光客誘致に躍起になって自分たちの土地に合わない観光客を誘致する必要ないのではと考えています。流行が去った商品や店は潰し、トレンドに合わせ商品を販売する店もありますが、あれってどうなんでしょう。全国の観光地のお土産ストリートに同じようなお店、ありますよね?合わないものはどこかで必ず歪が生じますし、関係者の誰かが、または誰もが損をする可能性がありませんかね。

それから、環境に負荷をかけ、破壊することは簡単ですが、再生させることは人間の育成と同じで時間がかかりますよね。むしろ、人間の育成以上に時間と手間がかかるかもしれません。

今ある素材を如何に生かし(廃れていれば再生させ)、如何に魅力的に見せる工夫(見せ方、伝え方を変える)をする…一時的に、考える頭に負荷はかかるかもしれませんが、物理的な負荷はないはずです。簡単に考えると、観光地も観光客もその土地の環境も「無理をしない・無理をさせない」観光の楽しみ方がサステナブルツーリズム、なのかなと私は考えます。

三日坊主にならないよう、サステナブルツーリズムまとめを続けていきたいと思います。

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