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言葉や文化の壁を越えた「心がつながるコミュニケーション」を求めて。 LanCul株式会社 代表取締役 阪野思遠氏インタビュー<後編>

今回私は、コミュニティ型の英会話カフェ・英会話アプリ(is.gd/DOwqiK
)を運営するLanCul(ランカル)株式会社(本社:東京都渋谷区)(https://lancul.com)に伺い、阪野思遠社長に取材させていただきました。
一般的な英会話スクールとは異なる価値の提供を目指す英会話サービスとは何なのか、その中でもLanCulならではの実践的な英語学習ができる環境や、人と人とのつながりを大切にする考え方について深くお話し頂きました。

↓ 前編はこちら ↓

■新しい価値、かたちのサービス

・オンライン英会話やアプリ動画学習で自宅から世界へ

ーーコロナをきっかけに、2020年の頭からオンラインやアプリでの英会話サービスも始めたようですが、こちらもユーザーさんにはとても人気があるようですね。

そうですね。英会話カフェでのアウトプットや実践的な環境を、自宅でも楽しめるようアプリを通してのオンライン英会話を提供しています。
短縮営業をしている英会話カフェと併用する方が多く、出勤前にオンラインで話して仕事帰りは英会話カフェに立ち寄る方や、通勤中にアプリの学習動画を視聴したり、自宅で英会話習得法が学べるウェビナーに参加したり、今まで以上に手軽で生活に根付いた英語環境、実践環境をつくれるようになったと思います。

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ーー具体的にオンラインセッションの魅力とはどのような部分にあるのでしょうか。

まず時間や場所にとらわれず、自分のライフスタイルに合わせて参加できることではないでしょうか。
ランカルには約30ヶ国から約50人のメイトが在籍しているので、自宅にいながら世界中の人々と「英語に触れる可能性」を広げてくれます。
また、どのプランを利用しても毎日通い放題なので、気軽な英語環境づくりや継続が可能になっていることが上達につながっていると思います。

また、英会話カフェ、オンライン両者ともマンツーマンではなくグループセッションであることが実践的な会話を実現するだけでなく、他のユーザーさんとのコミュニケーションという点で学習仲間ができたり、共通の趣味について利害関係なく語り合えたりすることが魅力だと思います。
コロナ禍でもコミュニティとの関わりが生活の楽しみになっているなどの声を多くいただきます。

言葉や文化を越えて人と人とが通じ合えるという経験が、もっと自由に話したいといったモチベーションにも繋がりますし、いろんな価値観に触れることで自分らしさを見つけるきっかけになると考えています。

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ーー好きなものについて語れる場所があるのは、ユーザーさんのモチベーションにもなりそうですね!気分に合わせて毎日選ぶことができるのは、能動的に英語に関わる姿勢にも影響する気がします。

・スマホで英語の学習動画を

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ーーオンラインにはカフェに対応するセッションだけではなく、インプットにも備えた学習動画があるそうですね。これはどういったサービスでしょうか。

ちょうど先日リリースしたものなんですが、基礎的な英語学習法から実践知まで9つのカテゴリーに分けられた動画をスマホから自分のペースで学ぶことができる定額制の動画学習サービスです。
ランカルに所属するメイトやバイリンガルが自身の経験や知見を生かして、学習においてのコツやスキルについて教えてくれるので、効率よく自分にあった英会話の上達法を見つけることが出来ます。
1本3分〜なので、スキマ時間を見つけて手軽に実践知を学べるようになっています。

・アプリの無料コンテンツが学びの機会を広げる

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ーー英会話カフェにオンライン、動画学習などかなり充実していますね。

そうなんです。学校だと画一的に教科書に沿って学ぶのが一般的だと思うのですが、実際に私たち一人ひとりの性格や考え方が違うように、ランカルでは皆さんが自分らしく継続して英語に触れることを大事にしています。
その一環としてアプリだけでも学習できるようなコンテンツもあるんです。

具体的には、読み物と動画のコンテンツがあるのですが、メイトを通して異国の文化や考え方を知ることができるものや、教科書では教えてくれない英語表現など、異文化理解から学習系まで、毎日楽しくリアルな英語を学ぶことができます。

ーーアプリというツールであったり、軽い読み物や動画というコンテンツだと、「学習」という概念から外れて、自分の興味のままに楽しく見ているうちに身に付いた、なんてこともありそうですね。

まさにそうなんです。
より自由に学べるサービスやコンテンツを届けることで、皆さんが自分に合った「これなら楽しく続けられそう!」と思える学習法に出会い、もっと英語でのコミュニケーションが身近で意味のあるものにできればと思っています。
ランカルのインスタグラムやその他のSNSでも、毎日「リアルな英会話フレーズ」をお届けしており、ネイティブが本当に使うフレーズを楽しく面白く紹介しているので多くの方に好評をいただいています。

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■今後のLanCulが目指すもの

・自分を越えて自分らしく

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ーーお話を伺う中で、通ってくださる方の毎日が英語に触れることでより楽しくなること、そしてお互いがオープンな気持ちで関わり合うことで互いの文化を受け入れ、コミュニケーションを作り出していくことをランカルでは何よりも大切にしているのですね。

そうですね。僕の原体験にもつながるのですが、やはり言葉だけ、口先だけ上手くなってもコミュニケーションは上手くいかないと強く感じます。
カルチャーやマインドセットを学ぶことも重要ですが、一番は言葉や文化の壁を越える体験をする中で人間として成長したり、他の価値観に触れる中で自分らしさを見つけたりできることが醍醐味なのではと思っています。

もちろん英会話の習得や上達においては、他より早く実践的なスキルが身につくと自負していますが、それでもランカルはレッスンやスクールではなくコミュニティサービスとして展開をしていきたいと考えています。
「英会話を通した自己実現」「精神的・情緒的なつながり、居場所の提供」を目指しているので、自分らしい毎日や人生の決断の後押しをすることも僕たちの役割だと思っています。

つい先日、その想いを表現にした動画があるのでよかったら見てみてください。

「自分を越えて自分らしく」

ーーすごく勇気をもらえる言葉ですね。確かについ英語の習得だけに目を向けがちですが、英語の先に自分が何をしたいかイメージしたり、そもそも習得する過程での経験が人として成長させてくれるということなんですね。

・ランカルを通して目指す世界

ーーさて、コロナ禍において世界中で企業、そして私たち一人ひとりも変化が求められる時代になりましたが、その中でランカルが今後目指すものとはどのようなものでしょうか。

この1年だけを見ても英会話業界では様々な新しい取り組みが始まり、サービス形態が変化してきましたので、私たちのサービスの提供方法もまたさらに変わっていく可能性があります。

ただ、どれだけサービスの形式が変化したとしても、ランカルが目指すのは「言葉や文化を越える体験を提供し、誰もが自分らしい居場所を持てる世界」です。
今利用してくれている方々にも、今後利用してみたいなと考えている方々にも、ランカルを通して、存分に世界中の人・視点・価値観に触れて、何か自分だけの夢中になれるものに出会い、自分らしい生き方を楽しんでもらいたいです。

また、オンラインの発達に伴い簡単に世界と繋がる時代になった今、海外との境界線も限りなくシームレス(つなぎ目のない状態)になっていると感じます。
そんな中求められるのは英語の実践力、異文化理解力、人と人の信頼やつながりを築くコミュニケーション能力だと私は考えています。
だからこそ、今後の英会話は正しさよりも「心が通じ合う英語」「生きた英会話」を身につけることで個々のなりたい自分に近づいていくと信じています。
一人でも多くの方にこのような環境とコミュニティを提供し、人生が飛躍する瞬間を一緒に共有できる世界を広く作り出していけたらそれ以上嬉しいことはないですね。

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