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売上を変える陳列方法

陳列も売上に関わる重要な要素です。

例に挙げるとある商品の陳列場所と棚位置の選定と陳列方法を変更しただけその商品の売上数は昨年比で530%となりました。

このように売りたい商品をどのように見せるかで売上は大きく変わります。陳列には種類とポイントがあるのでまずは今回はそれらを紹介していきます。


【陳列方法の種類】

▶︎前進立体陳列(=前出し陳列)

手前の商品が売れ他ところに後ろの商品を引き出して凹んだ部分を補う陳列方法。

メリット

・品揃えの豊富さや在庫切れしないという安心感を与えられる。

デメリット

・商品在庫が不足していると、必要十分な商品を確保できないお店としてマイナスイメージを持たられしまう。※たくさん売れている人気のある商品とは思わない。

どんな商品を前進立体陳列するべきか

低価格で馴染みがあり、衝動買いを促す商品

※「レア感」のある商品や「シーズン商品」には向いていない

▶︎ボリューム陳列(=単品大量陳列)

単一商品で売り場の一部分を埋め尽くす陳列方法。

メリット

・一押しの商品と分かりやすい。

・アイキャッチになり、集客効果が生まれる。

・手に取りやすく購入までのハードルが下がる。

・見た目のインパクトから売り場を演出出来る。

デメリット

・雪崩が起きる可能性がある。

▶︎展示陳列(=シンボライズ陳列)(=ムードアップ陳列)

コンセプトやブランド力のある商品をあえて数点セレクトし、注目商品を訴求する陳列方法。装飾や配色などセンスが求められる。

メリット

・一押しの商品をアピール出来る。

・店舗のセンスやコンセプトの価値をアピール出来る。

・新たな価値を提案することで潜在的ニーズや購買意欲を引き出せセット購入に繋がる。

デメリット

・店舗のフェイスとなるためテーマ性やコンセプト設定が難しい。

・陳列商品が限られ、売り場が狭まる。

・陳列に手間がかかる。

▶︎圧縮陳列

狭小な空間に商品を徹底的に満たし、あえて見やすさや分かりやすさを無視された陳列方法。

メリット

・面白さ、ワクワク感を演出出来る。

・求めている商品を探している間に違う商品のついで買いを生み出せる。

・小ロットで仕入れられる。

・毎回違う商品と出会えることでリピート顧客の獲得に繋がる。

デメリット

・商品管理が難しい。

・仕入額が高くなる。

・衝動買いを誘発する仕掛けの準備が必要。


【陳列のポイント】

▶︎ゴールデンライン

立っている状態で無理なく商品が手に取れる高さのこと。

床上60~155cmくらいが目安。

ポイント

・利益率の高い主力商品や一押し商品などを配置する。

※お客さんの手の届かない上部は遠目から見て分かり易い商品を置き、魅せる陳列にする。

▶︎フェイス

同一商品を並べたときにできる陳列面のこと。

売れている商品はフェイス数を増やして、ボリューム感を出し、目立たせると良い。しかしながら、フェイスは3つ以下にする。それ以上にしてしまうと逆効果になり売上が下がることもあるため注意。



以上です。

最後まで読んでくれてありがとうございます。

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参考HP













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