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怪我を予防しよう!

日々施術をしていると様々な方が来られます。
どうしても防げないものは突発的な怪我。
転んだり、ぶつけたり、捻ったりなどなど

これは予防しようと思ってもなかなか予防できるものではありません。

しかし、逆に予防できるものがあります。

一般的に言う「使いすぎ」や「姿勢の問題」、「身体の使い方」などは予防できる怪我です。

使いすぎの問題はスポーツをやっていてふくらはぎが痛い、アキレス腱が痛い。野球をしていて肘・肩が痛い。等があります。

特に成長期である小・中学生などは要注意です。

現在では「身長が止まる前の強いトレーニングは逆効果」などの論文も出ています。

近年多く見られるのはサッカーでの使いすぎの問題。

以前は身体の使い方が悪いと考え、走り方の指導などを行なっていました。(今でも身体の使い方が悪いとなりやすいのは変わりません)

しかし、2年前からのコロナ禍。
部活動が軒並み中止となり、怪我をする子ども達が激減しました。そこで分かったのは、使いすぎの問題で様々な怪我が起こっていたのだということでした。

日本サッカー協会(JFA)が発行しているJFA指導指針2017を見ると、P40にトレーニング量というページがあります。

10歳以下では「子ども達の個人差を十分に考慮して、やりすぎは絶対に避けなければなりません」

JFA指導指針2017

とあります。

具体的にはトレーニングは週2回程度、1回60分以内。週末1回ゲーム(40分程度)、週末1回身体つくり(60分以内)週合計で300分以内とあります。

11~12歳では週2回程度、1回75分以内。週末1回ゲーム(60分程度)、週末1回身体つくり(75分以内)週合計で300分以内とあります。

上記を守っているサッカーチームはどれだけあるのでしょうか?

また子ども達の個人差を考慮してとありますが、生理学的年齢には幅があり12歳の子どもでも、±3歳の開きがあるといわれています。つまり12歳でも9歳の身体の子もいれば、15歳の身体になっている子もいるということです。

それを考慮せず、ガンガン練習をし怪我をしてしまう・・・
これはとても残念なことです。

治る怪我ならまだ良いですが、一生残ってしまう怪我もあります。私は中学生の頃の怪我の為、右肘は完全に曲がりません。これはもう一生残る問題です。(手術すれば治る可能性はありますが)

このような問題を子ども達に体験させないよう日々頑張っておりますので、身体の異変を感じたら一度ご相談下さい。

ちなみに先日、全日本野球協会の公認野球指導者資格を取得しました。(U-12、U-15)これからの子ども達の為にも頑張る所存ですのでよろしくお願いいたします。


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