#1. フィジカルトレーニングの考え方
中高校生、大学生、社会人、プロの人のために参考になるように日本語で記事をまとめる。サッカーやラグビー、バスケットなど瞬発力と持久力の両方が必要とされるスポーツを行うアスリートを想定している。
私自身、学校或いは中高のコーチ、トレーナーから教わった方法論でトレーニングしていたが、それらは殆ど誤っていたと今では考えている(効果的で無い)。なぜ未だにそのようなトレーニング続けられているか、という議論はここではしない。スポーツ特有のスキル、高次元の身体操作また純粋なトップスピード上げかた(走り方)についてもここでは扱わない(ただいつスキルトレーニングの考え方については触れる。また参考となるチャネルのリンクをその都度referenceしておく)。スキルのベースとなる純粋な身体能力の高め方について纏める。ここでは下記の各カテゴリーの能力を高める事を目的とする:
Joint & Tendon Strengthening: 関節、靭帯、腱の強化。 足首、膝、腰などの関節の強化し、パフォーマンス向上だけでなく、怪我を可能な限り予防し、怪我した場合は回復を促進する。どのようなスポーツを行う場合は先ずは怪我をしない強靭な身体を作るということが一番大事だと思う(一般人レベルではこれだけでパフォーマンス向上につながる。しかし超トップレベルにおいてはGenetic Potentialの限界を超えるためのトレーニングを行う選択もあるので、そこでは怪我のリスクが高まるのではないか。要は殆どの場合、怪我の積極的な予防はパフォーマンスと同義ということ)。
Strength Training: 筋力の強化。一番シンプルなattribute(特性)だがこの高め方も殆どの人はわかっていないのではなかろうか。Joint & Tendon Strengtheningとも重なる。パフォーマンス発揮に特に重要となる筋力に集中する。パワー、ジャンプ力向上につながるPlyometric, Shock Traniningについても少しだけ触れる。スピード、パワーを発揮するうえでは、関節と腱を強化することが筋肉を大きくすることよりも遥かに大事なのではないか。
Power & Speed Endurance: 瞬発力、トップスピードを繰り返し発揮する能力。特にサッカーやバスケットでは必要となる能力だが、私も含めて根性論、マンガに影響された効果的でない、或いはネガティブにさえ働くトレーニングが跋扈している。それは本来必要とされる持久力の向上に繋がらないだけでなく、疲労の蓄積や怪我を招くだけでなく、試合中のスピードとパワーの使い方にも悪影響を及ぼす。ここではMetabolism (代謝系)、mitochondria (ミトコンドリア)について考えるとトレーニングについて批判的な考えることができるようになる。
Diet: これは社会人以降或いはノンアスリートがターゲット。減量、また体脂肪を落とすにはどうすればいいか?今の僕の理解では、 90%は食事で、しかもそのうち60%は食事のタイミング(頻度)だと思っている。運動することは体重管理においてはマイナーだと考えている。これも我々人間の代謝系を考えると納得感がある。
どの方法論も最近のデータや僕自身の経験に基づいているものなので、暫定的なもの(Beta Version)と捉えて、常に新しい発見にオープンで、自分自身で批判的に実験検討する対象として利用して欲しい(サイエンティフィックなアプローチ)。
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