どんな毎日でも虹を。
最初はあまりにもひどい運動不足を解消するために始めた散歩だったけれど、いつの間にか外を歩くことが心から楽しみになっている。寒くなってきたから毎日ひなたぼっこをするためだけに外に出たりもする。
朝起きて曇りだと「うわー、残念。」とがっかりしている自分がなんだかおかしい。少し前まで天気なんて気にすることはほとんどなかったからだ。それどころか気がついたら夜で陽の光にさえ気づいてない日も多かった。
今日は近所の公園のイスに座るだけではなくて少し遠くの公園まで歩いてぐるっと回って帰ってきた。土曜日だったからか普段よりたくさんの人がいた。
子ども達はシャボン玉を追いかけて走り回ったり家庭用のバドミントンのネットを持ってきて対決している。簡易テントをはってピクニックをする家族がいて、犬と遊ぶおじいちゃんもいる。ものすごい体幹で曲芸みたいなことをしている外国の人もいた。みんながみんな楽しそうで穏やかな顔をしていた。
思えばがんばっている毎日の中では周りにいる人もがんばっている。時には無理をしながら一生懸命に答えや結果や意味を探している。だからこんな穏やかでゆったりとした時間を過ごしている人がこんなにいたんだと知って、少しびっくりしてしまった。
「みなさんも辛いこと、苦しいこと、あると思うんですけど。」ライブの最後のMCでよく聞くセリフだ。もちろんそういうこともあるのだけど、みんながそう言うってことはもしかしたら一生懸命ばかりで穏やかさみたいなものが見えなくなっているのかもしれないな。
結果や成果ばかりを求めているととても疲れる。そして楽しみを見落とす。楽しいことというのはゴール地点ではなくて道中に転がっている何気ないことだったりする。
太陽の光を浴びながら、ゆっくりと歩いて、花や草木や建物、動物や道ゆく人の表情を見ながら、世界はこんなに楽しくておもしろいのだと思ったら幸せが滲み出してくるようだった。
帰り道、橋の上から公園を見たら放水装置から飛ぶ水で虹ができていた。ずっとなんの装置だろうと思っていたけど虹を作るためのものだったのだ。
そうだよな、どんな毎日でも自分で虹をかければいいんだよな。と思った。
読んでくれてありがとうございます:-D
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