最後まで聞けない
「仕事でいつも嫌な言い方してくる上司がいてさあ、確かにこっちがミスしたのは悪いけどあんな言い方しなくても『でも上司だって怒りたくて怒ってるわけじゃないんじゃない?そこは素直に悪かったなでいいと思「いや、でもあの言い方は流石にないわ。あんなんじゃ下がついて来な『まあ気持ちはわかるけどなあ』
という会話はよくあるのではないだろうか。
文章にしてみるとよりわかるのだけども、人の話を最後まで聞ききるというのは意外と難しい。そして「ただ聞く」というのもすごく難しい。
人の話を聞けない人は相手が話している最中に、この流れならこういう風に言ってやろうと頭の中ですでに自分がしゃべる準備をしているらしいのだ。
わかる!と思ったし知識は知っているのだけれど、できると知っているは別物でこれがなかなかできない。
「この前はわざわざお越しいただいてあり」の続きは誰にでも予想ができるだろう。「この前はわざわざお越しいただいてアリとキリギリス」とはよほどギャグセンスがぶっ飛んでいる人しか言わない。
だから「がとうございます」を相手が言い切る前に「いえいえ!」と答えてしまうのだ。
話を聞くというのは姿勢が大事なのだなと思う。今から話を聞くぞという意識を持っていないと大体の人は聞ききることはできないのではないだろうか。
しかも早押しクイズの「ですが」のように問題の途中で答えてしまって的外れなことを自分が言ってしまうことだってある。
もしかすると「よく聞ける」だけでいろんなことがうまくいくのではないだろうか。
あなたの想いを曲にします。という企画では完全に僕が聞き役に回るし、こういう視点もあるんじゃない?というわけでもなく純粋にその人に見えている視点のまま曲にするということをやっていく。
この企画の果てに話を聞ける男になっていられればいいなあと少し思っていたりする。
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