クロノクロス20th Anniversary Live 2019

クロノクロスライブ
最高すぎた…

何回も泣きそうなったし
何回もニヤニヤしたし
感動したーーー！！！

行ってよかった… pic.twitter.com/imy93nxUzK

— 後藤大 🎁 12/22(日)ライブ　南堀江knave (@gotodai0926) November 16, 2019

クロノクロス20th Anniversary Live Tour 2019に行ってきた。

超名作ゲーム、クロノトリガーの続編として作られたクロノクロス。クロノトリガーは現代、過去、未来とタイムトラベルをして世界を救う縦軸の物語。それに対してクロノクロスは「もしこの未来を選んでいなかったら…」のもしもの世界と自分の世界を行き来して世界を救う、つまりパラレルワールドの横軸の物語だ。

続編と言いながらもうほとんど別作品なので前作の期待を背負ってプレイすると少し寂しい感じもあるのだけど、それはそれとしてクロスも名作だ。

ライブに向けて復習しておこうとプレイしている(結局クリアは間に合わなかった)のだけど「今の自分があるのは自分が選んできたから。」そんなメッセージは大人になった今の方がしみる。町や村の人々の選んだ未来、選ばれなかった未来、それぞれがしゃべっていることを聞きながらホッとしたり胸が痛くなったりする。

そういったゲームそのものの感動はもちろんのこと、このゲームは音楽も最高に素晴らしい。僕の作業用BGMでも使用率No.1だ。

ある日この音楽が生で聴けるという情報をツイッターで目にした。これは是が非でも行きたいとWebsiteにアクセスしたところ即完でチケットが取れなかった。一時は諦めたものの、ふつふつと行きたい欲が沸いてくる。

こうなったら意地でも行く僕である。

大概大きなライブは誰かがチケットを余らせていたり急用で譲り先を探しているものだ。わざわざチケット購入用にツイッターアカウントを作り毎日「クロノクロス 大阪」などで検索し、譲っていただける方を見つけた。

なんせこの機会を逃したら次はいつ聴けるか分からない。金額や一度取れなかったことでもういいかなと思いかけたりもしたけど、本当に行かなくていいのか？と自分に問いかけたら歯切れの悪い返事しか返せなかった。

こういう時は絶対に諦めない方がいい。行けば絶対に幸せになれるからだ。

そして今日、チケットを譲っていただくために早めに現地へ向かった。普段は開演ギリギリに到着する派なのだけど、今回は流れで整理番号の列に並んだ。

話は変わるがタピオカブームに乗ってタピオカ屋の行列に並んだことはあるだろうか。僕はない。並んでいる人を見ながら「よく並ぶなあ」と思っていた。

番号が呼ばれるのを待ちながら少しずつ楽しみになっていく自分がいた。この待っている時間がライブに来ている実感をジワジワと大きくしてくれるんだなと思った時に、タピオカ屋の行列の意味がわかった。タピオカと一緒に思い出やワクワクを手にするためだったのだ。

せかせか生きていたら無駄に感じてしまう時間を楽しめる方が幸せなんだろう。

中に入るとこんなものが。こういうのは嬉しい。

花も自分がもらったらどうしようって思うけど、人が送られてるのを見るのはいいもんだ。

そんなこんなしているうちにあっという間に開演時間になった。

実は歌のないライブに行くのは初めてだった。

歌が好きだし、歌詞も飛んでくる。そもそもボーカルという圧倒的存在が好き。だから基本的にボーカルのいないライブを見て自分がどう思うか想像がつかなかった。まったり楽しく聴いて終わるかなあと思っていた。

しかし予想は裏切られ1曲目で速攻泣いた。

あれはなんだったんだろう。「歌」が好きだと思っていたけれど「音」そのものに心が持って行かれて涙まで出てしまうなんて。

たくさんいいライブを見てきたけれど、ライブ全体を通してあんなにずっとニヤニヤしたいうるうるしたりワクワクして感情が忙しかったライブは初めてかもしれない。

過去の記憶や気持ちはどんどん忘れていくから「こんなに〇〇は初めて！」と言うのが好きじゃないのだけど、これは本当に初めてかもしれない。

頑張ってチケット買ってよかった！！！！！！！と心底思った。終わらないでほしいと心から思った。音楽に付随してくるいろんなものに感動はしていたけれど、音楽そのものに最高やんと思っている自分がいた。

撮影してたけどDVDは出るのかな。出たら絶対買いたい。あと僕もゲームミュージックみたいなものを作ってみたい。あの楽器とあの楽器が合わさったらこんな風になるんだと見ながらドキドキした。

ベースという楽器を今日で好きになった気もする。ベースってかっこいい。

ライブレポというよりは感想ぶちまけになってしまった。

このライブを見に行かない選択をした未来はもう見れないけど、クロノクロスというゲームに出会って、20年死なずに生きてきてよかったなと選んだ僕は思えたのだった。

読んでくれてありがとうございます:-D

ここから先は「日記」や「話の元になった本やできごと」などちょっとしたおまけを書いています。