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えいが②僕は諦めがはやい

何かを始めるのに、遅いも早いもない。

僕はいつも、なにか挑戦する前に、


もう今から始めても意味無いからなあ、、、

とか

今からやっても、結局後でもう1回やらないといけないしなあ、、

とか、即席の理由をつけて結局何もしないことがよくある。皆さんはどうだろうか。




『ポンチョに夜明けの風はらませて』                  卒業を間近に控え、電撃の卒業ライブを計画している友達3人組が目的もなく車を走らせて、旅をする物語。それぞれ別の道に進む3人が最後の自由を謳歌するように、勝手気ままな旅が始まる。道中で出会った、グラビアアイドルの愛と、風俗店勤務のマリアと共に。

一方、卒業ライブを共に計画していた中田くんは、1人で3人の帰りを待つ。


彼らの旅はとにかく無茶苦茶で、自由で、やりたい放題で、、、
まるで何かを忘れようとするかのように遊んでいるようだった。


ジャンボは卒業後に継ぐとんかつ屋の格好で、ジンは学ラン姿のままだったのは、彼らの、

”この状態のままでいたいという思い” と

”もうすぐみんな別れて新たな道を進んでいかなければならない現実”

との葛藤を表してるように感じた。



そして、物語では彼らの決断が描かれてたように思う。

ジャンボがコンプレックスを克服するために風俗へ行ったこと。

又八がペドロについて行こうとしたこと。

引っ込み思案で、あまり目立たなかった中田くんが1人で卒業ライブをやったこと。

どの決断も”今を生きる”ためって感じがして、まさに主題歌がぴったりハマってた。

あの、中田くんのライブは圧巻で、かっこよかった。

また、それと対比した又八の車での鼻歌もよかった。なんかわからないけど、切なくて、、、
中田くんと同じ歌を歌ってはいるけど、別の歌みたいだった。

あのとき又八は泣いてたんじゃないだろうか。ゴーグルの中に涙が溜まっているように見えた。鼻をすすってもいた。(海に飛び込んでたから、風邪を引いたのかもしれないけど)

父親の謎が解け、大きな決断も結局は意味がなくなってしまった、あの、夜の帰り道で、彼は何を考えてたのだろう。


又八は、自由奔放で、裏表のない、まっすぐなキャラクターで、「これぞ太賀さん」的な役柄だった。(個人の感想です)



あんなハチャメチャな旅を1度はしてみたい人生だった、、、

とは思えないけど、

あれくらい自由に、本気で、楽しめる時間も、機会も、友達もそうそういないなあと思う。
少しうらやましいような、そうでも無いような、、共感できるようなできないような映画だった。

逆に、そこが面白いと思う要因だったかもしれない。




勝手ながら評価

キャスト★★★★★
笑い★★★★☆
泣き★☆☆☆☆
ストーリー★★★☆☆
理解しやすさ★★★☆☆

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