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受験勉強って役に立った?


受験勉強もしかして結構役に立ってるんじゃないと思った。

受験勉強をもっと具体的に説明してみると、行きたい大学に入るための基準(必要な教科や点数)があって、それを満たすべく勉強をすることだ。

これは人生の縮図だな、と思った。

受験勉強をする当たって大事なのはいまの自分の能力を把握することと、ゴールとの間にどれくらいの差があるかを認識することだ。

スタート地点とゴール地点がはっきりしていなければ、努力のベクトルを示すことはできないからだ。

ここがクリアできたら次は自分がなにが得意でなにが苦手かを知ることだ。そしてその得意なことと苦手なことに適切な量の努力を与えることで受験勉強というのは出来上がる。

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これを人生に置き換えてみるとまず、いまの私はなにができて、どういう環境に置かれていて、なにに対して不満を感じるか、みたいな現状の自分の立ち位置(スタート地点)と、どういう状態にいたいのか(ゴール地点)をクリアにすることが大事だということだ。

するとすでに達成していたものが見つかったり、そんなに重要じゃないことに時間を割いてたりするのがわかってくる。

歴史の勉強をしてたらいつの間にかいかにニッチな単語を知っているかみたいな、本来の目的とはズレたことに時間や努力を割いてしまったりする。目の前の小さなズレは、長い目線で見たときにより大きなズレを生む。

目の前のことで精一杯になると、ズレには気づかなかったりする。だから長期的な目線で見ることを忘れず、ちょくちょく努力のベクトルが正しい向きを向いているか確認することは大事なのだ。

ミニマリズムと通ずるところがあると思う。ミニマリストは別に「物を少なくすること」ではなく、「自分に必要なものだけを必要なだけ揃える」人たちだ。自分が幸せに、豊かに生きるために必要なものはなんなのか。

考えてみると実はそんなにないのかもしれないね。

読んでいただきありがとうございました。