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Dogしか単語を知らない人がワーホリに行った話

今日は数年前まで行動力に溢れてた自分を思い出そうと、カナダにワーホリに行った時の事を書きます。

海外に興味があるけど一歩が踏み出せない、海外に行ってみたいけど英語が話せないから怖いって思っている方に少しでも勇気を与えられる記事になれば幸いです。


ワーホリに行くまではホテルの料理人

実際にワーホリに行ったのは23歳の時で、それまでは20歳からホテルのフレンチで料理人をしてました。
正直言うと労働環境は最悪でしたね(笑)
早番の日は朝4時半起き、遅番の日は厨房で寝泊まりして先輩が来る前に仕込みを終わらせておかなければいけない、先輩が来たらネチネチ嫌がらせを受ける。
今思い返しても最悪な環境ですね。「いつか絶対復讐してやる。」って思いながら毎日働いてました(笑)

そんな中、シフト調整の関係でたまたま4連休を貰える事になりました。数年に一回あるか無いかの4連休をどう充実させるか考えた結果、人生初の海外旅行に行くことを決意しました。
場所はどこでもよかったので、たまたまバックパッカーの友人がその日はタイにいる事を知ったのでとりあえずタイ行きのチケットを取りました。

人生初の海外で目覚めた好奇心

そんな勢い任せの海外旅行。今まで西日本から出たことがなかった私にとってはまさに文字通り別世界。食べ物はほとんど口に合わない、ニューハーフの人に連れていかれそうになる、初めて物乞いの人を見る衝撃。
自分の中の世界が180°覆されたのを今でもはっきり覚えています。
そこから海外に興味を持ち始めるのに時間はかかりませんでした。

ワーホリにいこうと思ったきっかけ

タイに行った後は完全に海外にハマり、隙を見つけては台湾や韓国に行くようになりました。
そんな中、決断の日は突然来るものでして、夜寝る前にふと「なんか人に自慢出来ることしたいな〜、英語喋れるようになりたいな〜。あ、海外に住もう!」となり、その日のうちに留学エージェントのパンフレットを取り寄せていました。
パンフレットが届いてからは、適当にエージェントを決め、語学学校の手続き、ビザの取得までトントン拍子で進みました。行く国に関しては、ニュージーランドや、オーストラリアも候補にあったんですが、何となくアメリカ英語に近い方が良かったのでカナダのトロントを選びました。
今振り返るとあの時の勢いに任せて物事を進めていた自分は本当に怖いもの知らずとゆうか何とゆうかって感じですね笑

いざカナダへ

劣悪な環境の職場とはおさらばし、勢いのままカナダに到着。
当時の英語力はHello、Dog、Yes!の3つのバリエーションしかなく、入国審査では当然何を話しているか分からず勢い任せのYes!で乗り切りました。

空港の外に出た瞬間に「うわぁ、勢いで本当に来ちゃったよ、どうしよ(笑)」って急に正気に戻ったのを覚えています(笑)
まぁそうは言っても着いてしまったものですから、とりあえずは初めの1ヶ月はホームステイを予約していたので、エージェントのお迎えの車でホームステイ先に向かいました。

早速トラブル発生

お迎えに来てくれたタイ人のエージェントのおじさんと談笑しながら車を走らせ、(日本語を話せる方でした)遂にホームステイ先に到着!

どんな家族かワクワクしながらインターホンを鳴らす。誰も出てこないのでもう一度インターホンを鳴らす。それを何度か繰り返しましたが誰も出てきませんでした。

…え?笑

エージェントのおじさんと何度も住所を確認し、電話もしましたが繋がらず…
「初日から勘弁してくれよ(笑)」と思いつつ、3月でもまだまだ雪が積もっている寒い外で待つ訳にもいかないので、とりあえずエージェントのおじさんと近くのカフェに入り、電話をかけ続けました。

ちなみにそのカフェでは、つたない英語で「アイスコーヒーください」と伝えたはずが、ゴリゴリにクリームが乗ったキャラメルマキアートみたいなドリンクが出てきました。

そんな海外の洗礼を浴びつつ、電話をかけ続けた結果、遂に繋がり、ホストファミリーと初めて連絡が取れました。繋がったものの英語が全く分からないので、エージェントのおじさんに話してもらい、とりあえずカフェに迎えにきてくれるとの事で、しばらく待つことになりました。

ホストファミリーと連絡がとれたところで、エージェントのおじさんは次の迎えに行かないといけないとのことで、心の底から感謝を伝え、その場でお別れをしました。

ありがとう、おじさん感謝永遠に。

遂にホストファミリーとご対面

カフェで待つこと3時間。携帯の充電も残り10%。
諦めかけたその時、遂にホストファミリーが迎えにきてくれて、これまでにないぐらい安堵したのとモバイルバッテリーの重要性を心の底から痛感しました(笑)
ホストファミリーはフィリピン人の優しい方々で、暖かく迎えてくれました。

最後に

ここまでがワーホリに行く事を決意してから、到着した初日までのお話。
次は3ヶ月間遊びまくって100万円溶かした話や、仕事を見つけるまでの話を投稿していこうと思います。
この記事で何を伝えたかったかというと、Dogしか単語を知らない人間でも、海外に行くことは出来たよって事です。(笑)

今何が出来るかより、これから何をしたいか。」

これが大事なんじゃないですかね。って私はこの記事を書くことで今の自分に言い聞かせてます(笑)

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