一級建築士学科語呂合わせ【構造04】鉄筋コンクリート造(構造/材料)
※この記事は令和6年度試験用の内容です※
本日は、「鉄筋コンクリート造(構造/材料)」を取り上げます。
ゴロ合わせは少ないですが、覚えることが多い項目なので、
「覚えにくい所」「理解しにくい所」を中心に、
何を覚えたらいいか、どう理解すればいいかをじっくりとまとめました。
目次だけでもお腹いっぱいですが(苦笑)・・・苦手にしている内容があれば、是非購入して理解につなげて頂ければと思います。
今回の記事でご紹介するのは、以下26項目となります。
※個数が多いので、記事を200円としました。
200円にしたので、2つめの内容までオープンにしました。
鉄筋コンクリート造攻略のキモ
ポイントは3つです。このポイントを読んでから学習すると、だいぶ楽になります。
(1)公式はまるまる覚える必要なし!
学習時には、理解を深めるために計算問題を解くことがあるかもしれませんが、この単元で計算問題が出ることはほぼありません。
では何を覚えるのか。それは大小関係!何が分母に来て、何が分子に来るか。アレが(大)→コレは(小)というのを覚える程度でOKです。
(2)大小関係で大事なこと
許容〇〇力(耐えられるチカラ)≧設計〇〇力(実際にかかるチカラ)
となるように設計します。
"応力度"がつくものは(小)になるほうが良い。
(応力度とは、単位面積当たりに生じる応力。
発生する応力度は小さいほうがいいですね)
"許容〇〇"がつくものは(大)が良い。
イレギュラーもありますが、原則はこれ。覚えておきましょう。
(3)記号の意味は把握しておこう
(1)(2)を試験中短い時間で判断するには、記号を正しく把握することが肝心です。
今回の記事で使用する記号をまとめておきます。わからなくなったらここに戻ってきましょう。
ac 圧縮鉄筋の断面積
at 引張鉄筋の断面積
b 梁(もしくは柱)の幅
bj 接合部の有効幅
D 柱(もしくは梁)せい
d 梁(もしくは柱)の有効せい
(引張鉄筋の重心~コンクリート圧縮縁までの距離)
E ヤング係数(N/mm²) 材料の変形のしにくさ。
F 大文字のFは基準強度系
f 小文字のfは許容応力度系
fb 付着割裂の基準となる強度(N/mm²)
Fc Force Compressive コンクリートの設計基準強度(N/mm²)
fc コンクリートの許容圧縮応力度(N/mm²)
fs コンクリートの許容せん断応力度(N/mm²)
ft 鉄筋の許容引張応力度(N/mm²)
G コンクリートのせん断弾性係数(N/mm²) せん断変形のしにくさ。
h 階高 (開口周比で使用)
h0 壁部材の開口部の高さ
I 断面二次モーメント
j 応力中心距離
ℓ スパン長さ(開口周比で使用)
ℓ0 壁部材の開口部の長さ(幅)
M 柱・梁の最大曲げモーメント
pt 引張鉄筋比
pw 柱・梁のせん断補強筋比 (pw=aw/bx)
Q 柱・梁の最大せん断力
QA 柱・梁の許容せん断力。狭義には大地震時のもの。
QAj 柱梁接合部の安全性確保のための許容せん断力
QAL 柱・梁の長期許容せん断力
QAS 柱・梁の短期許容せん断力
QDS 柱・梁の設計用せん断力
r0 開口周比
x せん断補強筋間隔
wft 柱・梁のせん断補強筋(帯筋・あばら筋)の許容引張応力度
γ ガンマ コンクリートの気乾単位体積重量(kN/m³)
ε イプシロン ひずみ度
κA 接合部の形状による係数
σ シグマ 応力度
σy 鉄筋の降伏点強度
ちなみに…「鉄筋コンクリート構造計算規準・同解説(いわゆるRC基準)」の巻頭に記号一覧があり、見やすかったです。構造の職種の方にはお馴染みの本です。
普通コンクリートの単位体積重量
この表を丸ごと思い出せるようにしましょう。
γは鉄筋分を-1するだけなので、それが分かっていれば良し、です。
異形鉄筋の降伏点と引張強さ
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