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子どもに食べさせたいですか?横浜市の給食は安全管理が杜撰すぎる

372万の横浜市民の皆さんお疲れ様です。

本日も横浜市のヤバすぎる行政の実態についてお伝えしたいと思います。
今日はお子さんのお持ちの親御さんなら誰でも気になる給食についてです。

異物混入の調査で再調査に追い込まれた理由

横浜市民の皆さんは、昨年給食に異物混入があった件はご存知かと思います。その時、横浜市は最初過ちを認めず、再調査をしないと言っていました。

ところが市民から批判の声が上がります。

投稿要旨
中学校給食にたばこの吸い殻が混入していたとの報道がありましたが、翌日になっても横浜市中学校給食公式サイトやインスタグラムにそのお知らせがありませんでした。

学校によって情報が錯綜しているようですが、公式サイトやインスタグラムで、まずは事態の経緯を速やかに周知すべきだと思います。

回答
中学校給食の食材にたばこの吸い殻が混入していた件について、ご心配とご迷惑をおかけし大変申し訳ございませんでした。

今回の件については、当日の朝に「異物が発見されたため、取り除き、当該じゃが芋は全量廃棄した。」と調理製造事業者から連絡があったため、影響がある可能性も考慮し、対象の方へ情報が正確に届くよう、学校へ喫食しないようにメール及び電話をしました。

その後、関係各所と情報を整理した上で、異物がたばこの吸い殻だということを含めた本件の概要及び保護者宛の文書を学校へメールで連絡し、それ以降学校が保護者へお伝えしています。合わせて同内容を、中学校給食のサポートセンターより順次メールを送付しています。

また、同日中に本市ウェブサイトに、概要等を記載した記者発表資料を掲載しているほか、本市中学校給食サイトにおいても、調査の後に本件について掲載しております。

なお、インスタグラムは、食育に関する情報発信を目的として運営しているものであるため、本件についての情報提供は上記の対応としました。

今回の事象を踏まえ、考えられるリスクに対する対策を徹底し、再発防止に努めていきます。

中学校給食への異物混入について広報してください

要するに保護者にメールしたから、人の目に泊まりやすいSNSでは発信しませんということです。できれば広げたくないのでしょう。反発の声は小さいほうが都合がいいですから。

しかし怒りに火を注ぐアホがいました。市長の定例会見での言葉に市民が抗議をしました。

投稿要旨
令和5年10月18日の市長定例記者会見での中学校給食についての担当課の回答に納得できません

たばこの混入を教育委員会は把握していたのに、各学校「たばこがどういう状況で混入したかわからないので、不安を与えないように『たばこ』というワードは言わないように対応した」という発言がありましたが、これは隠ぺいだと思います。

教育長や回答した担当者は責任を取るべきです。

回答
令和5年10月5日の中学校給食の食材にたばこの吸い殻が混入していた件について、ご心配とご迷惑をおかけし大変申し訳ございませんでした。

まず、8時50分頃に異物が発見され取り除き、当該じゃが芋は全量廃棄したと調理製造事業者から連絡があったため、影響がある可能性も考慮し、学校へ喫食しないようにメール及び電話をしました。その後、関係各所と情報を整理し、異物がたばこの吸い殻であるということを含めた本件の概要及び保護者宛の文書を16時25分頃にメールで連絡いたしました。

今回の事象を踏まえ、考えられるリスクに対する対策を徹底し、再発防止に努めてまいります。

中学校給食の異物混入の記者会見に納得できません

これも実質ノー回答です。どんな回答をしたのでしょう? 市長の定例会見を見てみましょう。

神奈川新聞 加地:
すみません、神奈川新聞、加地です。中学校給食について、ちょっと追加で質問させてください。当日、9時半ですかね、粉ふき芋の提供を中止することを決めたということですが、やはりその子どものもとには届いてしまいますよね。その際に、異物が混入したという情報だけでタバコということには触れられずに学校に周知したことで、やはりこう、口にしてしまった子どもも出てしまったと聞いています。タバコっていうことをちゃんと子どもに伝えなかったことに対しては適切だったとお考えでしょうか

政策局報道課長 矢野:
事務局から。

教育委員会事務局中学校給食推進担当部長 田中:
ありがとうございます、ご質問。中学校給食の推進担当部長の田中と申します。まず、この件で、この度ですね、生徒、保護者の皆様に多大なるご迷惑をお掛けいたしましたことをお詫びいたします。その上で、今のご質問でございますけれども、今回ですね、一番最初にまず情報を工場のほうから私どもが受け取りまして、もう盛り付けが終了しているというような状況でしたので、まずは提供を止めるということで学校のほうに、連絡のほうを急ぎました。その後、これをどういう形で公表させていただき、対応していくかっていうことを内部で検討いたしまして、当日のうちにですね、学校の方には連絡をしたというところでございます

神奈川新聞 加地:
学校に対して、第一報で食べないでって言うときに、タバコって情報はいらないとご判断されたということですかね。

教育委員会事務局中学校給食推進担当部長 田中:
いらないとかっていうことの判断の前に、まずは今日提供している粉ふき芋を止めるということを、まずは急ぎまして、情報を正確に学校にお届けしたいということで、調査をした上で、市の正確な情報を学校に伝える、というようなことで、この度のような対応をいたしました。

神奈川新聞 加地:
その不完全なと言いますか、たばこということは、教育委員会さんも把握していて、それ以上に正確な情報が必要だったということでしょうか。

教育委員会事務局中学校給食推進担当部長 田中:
はい、そうですね。たばこだろうということは、確認は、聞いてですね、確認をしているんですけれども、どういう形でそれが入ったのかですとか、どういう状況だったのかっていうところの確認までは、まだできておりませんでしたので、一概にですね、不安を与えるということよりも、まずは提供を止めるということに全力を挙げたというところでございます。

神奈川新聞 加地:
ごめんなさい、しつこくて申し訳ないんですけど、一概に不安を与える、与えないようにっていうこともあると思うんですけど、実際に口に、大丈夫だろうと口にしてしまった子たちが出てきてしまっていて、結果論から言うと、持ってる情報は伝えたほうがよかったのかなと思うんですけど、そこはそういう判断ではなかったということでしょうか。

教育委員会事務局中学校給食推進担当部長 田中:
そうですね、一概にたばこが入っていたという情報だけを伝えてしまいますと、非常に心配されるというようなこともあるかと思いますので、そのへんは整理をした上でお伝えをしたほうがいいという判断で、最初の一報の情報の中では、たばこというワードは使わずに、ただし、しっかりと対応ができるように連絡をいたしました。直接、学校のほうに電話で連絡をし、対応したというところでございます。

市長定例記者会見(令和5年10月18日)

なんで市長の定例会見で職員が回答しているの?というツッコミがあると思われますが、別の記事で追求しますので今回は横に置いておきます。

ひどいですね。第一報の時点でタバコが混入していたのはわかっていたのに伝えなかった。「適切だったか?」と聞かれても答えない。子どもの安全に関わることです。こんないい加減で許されるのでしょうか?

当然の如く許されませんので市民の怒りが爆発。

再調査をすると言い出しました。

再調査もひどい内容だった横浜市教育委員会


その後はなぜか報道されないので、どうなったのかご存知の市民の方はいますか?

実はもう再調査は終わっています。

https://www.city.yokohama.lg.jp/shikai/kiroku/katsudo/r5/JohninKokyoR05.files/J-KK-20240214-ky-22.pdf

上記のPDFが再調査の報告書です。長いので気になる点だけをピックアップします。

(1) 給食調理製造事業者(A)への聞き取り 全ての工程で検証・確認を行い、考え得る原因は特定できなかった

・調理員(社員)の白衣にポケットはない。
・パート従業員用の着衣にはポケットはあるが、メモ帳とペン以外の私物の持ち込みはない。また、盛り付けを担当しており、検品、調理は担当していない。
・喫煙者は、全従業員のうち19名いる。
・粉ふき芋の調理は2つの釜で行っており、当日たばこの吸い殻が見つかった釜の調理員は喫煙者ではない。もう一方の釜の調理員は喫煙者だが、電子たばこを使用していた。当該じゃが芋を検品した者は喫煙者だが電子たばこを使用していた。
・検品担当者は13人在籍しており、1日8人程3パターンの勤務形態により出勤している。出勤してから12時までは調理室で調理後の清掃を行い、その後、検品作業を行う。
・検品方法については、作業場の壁に掲示があり担当者が確認できるようになっている。納品時に何らかの問題があった場合の返品や廃棄方法について記載がなかった。
・防犯カメラは調理場にはなく、敷地内に3か所(納品口、製造所の入口、駐車場)あり、不審者の出入りは確認されていない。

中学校給食について 中学校給食の安全対策に関する取組状況について(追記・概要版)

再調査でもタバコが混入した原因が特定できなかったそうです。何のために再調査をしたのでしょう。しかも恐ろしいことに証拠である「吸い殻」を発見できなかったそうです。

この動画は井上さくら市議(鶴見区選出)と教育委員会質疑したものです。この24分すぎから「吸い殻」について質問しています。

保険上のあの報告資料などを読んだところによると当該のここまじゃがいもは 見つかった鍋のじゃがいもは伏せたと書いてある。しかしその吸殻とかですね、見つかっ たものはAで保管してないんですよ。でBの方へ戻しちゃってる

2024.2.14 教育委員会 中学校給食について① タバコ混入問題その後

吸い殻が保管されなかった理由を教育委員会は以下のような答弁をしています。

この調理製造事業者Aが調理中に、釜から発見されてもう自分たちはその釜をずっともう点検をしていたし、検品研修 もしてきたっていうような中で発見されたっていうことで、その納品物にもう入って たとあの思って納品された。あの納品事業者あのBの方にあのこう いったのが入ってたんだけどっていうことで、問い合わせをする意味でお持ちし たと伺っております。

2024.2.14 教育委員会 中学校給食について① タバコ混入問題その後

その後、適正だったのか聞かれますが、誤魔化すような答弁に終始しています。

因みに別の納品業者への聞き取り調査の結果も以下のような内容で終わっています。

(2) 納品事業者(B)への聞き取り 全ての工程で検証・確認を行い、考え得る原因は特定できなかった。

・作業員の白衣にポケットはなく、ロッカーの鍵以外の私物の持ち込みはない。
・従業員の喫煙者や銘柄を記録管理しているが、当該異物と同じ銘柄のたばこの喫煙者はいない。
・配送は外注しており、ドライバーは日によって替わることもある。当該異物混入のあったじゃが芋の担当ドライバーは喫煙者だったが、当該異物の銘柄のたばことは異なった。
・じゃが芋は水に浸かった状況で納品され、加工後も水に浸かったまま出荷している。検品後のじゃが芋は、加工場内で一度水を張ったバットにあけ、異物の有無を確認している。もし異常があった場合は、この時点で、ザルですくって除去している。
・防犯カメラは敷地内に4か所(会社敷地入口、配送車入口、原料庫入口、工場入口)あり、不審者の出入りは確認されていない。 (3) じゃが芋仕入れ先(C)への聞き取り(納品事業者(B)を通じて確認)
・じゃが芋仕入先(C)において、納品事業者(B)へ納入するじゃが芋をカットする作業を10月1日から3日まで行っていた。このうち、保健所が確認していた同じ銘柄のたばこの喫煙者は、2日と3日に出勤していたが、じゃが芋をカットする部屋とは別室で横浜市の給食で使用するものとは関係のない人参、かぼちゃのカットに従事していた。  

中学校給食について 中学校給食の安全対策に関する取組状況について(追記・概要版)

再調査しましたという形だけ整えたようにしか見えません。

再発防止策も杜撰な横浜市教育委員会

こういうことを書くと「いつまでネチネチやっているんだ!もう起こらないようにすればいいだろ」という暖かいお言葉を飛ばしてくる方がいるでしょう。

お言葉を返すようですが、原因も特定できないのに再発防止策なんか作れません。わからない人たちが作った防止策はこんなものです。

調査結果と今後の安全対策
給食調理製造事業者(A)及び納品事業者(B)への聞き取りや関係自治体の保健所の調査報告書等を通じて、給食調理製造事業者(A)及び納品事業者(B)、じゃが芋仕入れ先(C)ともに改めて工程を詳細に確認しましたが、たばこの吸い殻が釜に入った直接の原因は特定できませんでした。教育委員会では、次の対策が徹底できるよう工場に立ち入り、混入等の起こり得るリスクの洗い出しを行い、本市の栄養士による定期巡回指導等で継続的に確認、指導し、再発防止に努めてまいります

(1) 未然に混入を防ぐ対策
ア 検品方法の改善 給食調理製造事業者(A) では、施設内で異物混入が起り得るリスクを改めて洗い出した上で、HACCPに基づく衛生管理の衛生管理計画を見直し、「検品」を重要管理点に追加しました。検品の手順書について、一部手順書等のない工程については、新たに手順書を作成しました。 納品事業者(B)では、異物混入防止の目視点検について、手順書を作成し、検品方法を見直すほか、出荷時の混入対策を徹底します。
イ 製造工程中の目視点検強化 給食調理製造事業者及び納品事業者ともに、作業工程上、点検を行うタイミングを明確にし、作業衣や食材、設備機器への異物付着がないかの確認をする目視点検を強化します。
ウ 従業員への衛生教育 給食調理製造事業者及び納品事業者ともに、HACCPに基づく衛生管理の衛生管理計画の内容や従事する工程の作業手順を理解し、業務に従事することができるよう、衛生教育を計画的に行うようにします。また、教育委員会から給食調理製造事業者に対し年2回実施している衛生管理研修会で、従業員への衛生教育内容充実のフォローアップを行います。
エ フードディフェンスの考え方に基づく対策 衛生管理の観点による検品の強化や従業員への衛生教育に加え、危機管理の観点からフードディフェンスの考え方に基づき、風通しの良い職場環境づくりや防犯カメラの設置を行います。

(2) 事故が起こってしまった場合の対策
ア 従業員への再教育 給食調理製造事業者及び納品事業者ともに、異物混入の経緯や今後の対策等について全従業員へ周知するとともに、衛生管理について再教育を行います。
イ 夜間及び早朝トラブル発生時の緊急連絡体制(別添資料1参照) 給食調理製造事業者での夜間及び早朝トラブル発生時に即座に対応できるよう、健康教育・食育課の緊急連絡体制を整備しました。また、当該給食調理製造事業者は、再発防止策への助言等を受けるため、所管の保健所に報告を行うこととしました。
ウ 学校・保護者・生徒への連絡(別添資料1参照) 今後、学校到着前の段階(検収時・調理時)で異物を発見し、生徒の喫食に影響がある場合には、その時点で把握している情報を整理し、給食提供可否を含め学校へ連絡を行います。学校は、大事な情報を適切に伝えられるよう、学校ごとの方法で生徒へ伝えることができるようにします。

5 警察への被害届について 通常の衛生管理をしっかり行っている中での混入で、原因が特定できないことを重く受けとめ、この度、改めて警察へ相談いたしました。その結果、「事件性を疑うような証拠がない状況では警察での対応は難しい。」とのことでした。今回の相談により、新たな証拠の提示ができないことから、警察への被害届は提出しておりません。

6 本件に対する第三者(有識者等)の意見(報告書参照) 今回の件や、本市の調査及び今後の対策について、大量調理を行っている民間事業者(コンビニエンスストア事業者)や、食品衛生分野におけるアドバイザリーを行っている民間事業者からご意見をいただきました。

7 令和8年度以降の衛生管理について(報告書及び別添資料2参照) 令和8年度以降の食材の一括調達や衛生管理について、現在の検討状況や考えについてまとめました。 (附属機関からの主な意見) 横浜市市有地を活用した中学校給食事業検討部会(横浜市学校保健審議会条例第6条の2に基づく部会)において、令和6年1月16日(火)に本件を踏まえた「令和8年度以降の衛生管理に関する意見聴取及び意見交換」を行いました。

中学校給食について 中学校給食の安全対策に関する取組状況について(追記・概要版)

再発防止策としては当然のことをやっています。ただ、非常に気になる資料が見つかりました。

アップしてくれたマニュアルが下記の画像です。

横浜市教育委員会作成異物混入対応マニュアル

気になるのが一箇所あります。

横浜市教育委員会作成・異物混入マニュアル

これは一見するとまともそうに見えますが、ゴキブリやハエ以外の虫が調理中に入り込んでも取り除くだけで終わりだそうです。

因みに沖縄県浦添市では違う対応をしています。

なぜ横浜市では同じ対応ができないのでしょう?

小中学生のお子さんを持つ横浜市民の方は教育委員会に問い合わせてみてください。

教育委員会事務局 総務課
所在地
〒231-0005
横浜市中区本町6丁目50番地の10
14階

郵送先
〒231-0005
横浜市中区本町6丁目50番地の10

横浜市HPより


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