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本は読まれるその時を待っている

先日、外出先で、電車待ちをしていたら、前に立っていた男性が、熱心に本を読んでいる。若手の会社員の出立ちの彼が読んでいた本は「モモ」。


以前、私も読んだことがある本だ。でも読んだのは、社会人になってだいぶ経ってから。

以前新品で購入したくせに、読むことはなく、最終的に売却してしまった。

その後、今の会社に転職して、日々の業務に忙殺されていて、とにかく自分の時間が欲しかった。その時ふと「モモ」の事を思い出して、図書館で予約した。

1回目に買った時は、全く読まなかったのに、図書館で借りた本は、貸出期間を延長しつつ、じっくり読んだ。

人々の時間を巧妙に奪い取る男たち、効率化を目指すあまり、心を豊かにする時間を全て奪い取られてしまった人々。そして心を豊かにする時間を取り戻すべく奮闘するモモと亀のカシオペア。

冒険譚と、自分自身が置かれている状況を重ねながら、夢中になって読んでいた。自分自身が時間に追われる生活になってしまったから、やっと自分自信にこの本が必要だな。と思えたからかもしれない。

また、当初はピンと来なかったけど、人に勧められて読んでみたら、意外と面白かった、というのもある。直近では宮本 佳実さんの本。

正直なところ、タイトルや本の帯を見て、「胡散臭い」なあと思っていたけど、読んでみたら、意外と具体的な方策も書かれていて、すごく参考になった。数年前に読んでいたら、「ケッ」で終わっていたと思うので、読むべきタイミングがちゃんときた、ということか。

ちなみに今惹かれて読んでいるのは、この本。


世界的なベストセラーだし、企業での研修のテーマとして取り上げられいることも多いけど、自分には縁遠い存在だと思って手に取ることはなかった。でも、4月からのキャリアセッションにて、この本がよく引き合いに出されていたので、読んでみることにした。

借りてきた本を見てびっくり。
結構分厚い…。借りてきて1週間経つけど、なんとか第6の習慣に入ったばっかり。

正直この習慣を、実行に移すのは、結構むずかしいし、なんとなくエグゼクティブ層に向けた感じに思えて、自分とは遠い世界の話?と思えてしまう。

でも縁あって出会った人たちから紹介された本なので、もうちょっと頑張って読んでみようと思う。

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