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【#003】海外生活で身についたクセ

1) その国の歴史を知ろうとするクセ

 今までは学校のテストで出るからという目的でしか勉強してこなかった歴史。海外に来てから歴史への意識がガラッと変わりました。

 例えば、シンガポールでは第二次世界大戦中に日本軍が占領し、外国の人々、特に華僑と呼ばれた人々を無作為に虐殺したという歴史があります。このため、年配の方の一部にはいまだに日本のことをあまりよく思っていない方もおられるようです。

 昔のことだから自分たちには関係ない、ですませるのではなく、まずは海外に住ませてもらってるという謙虚な姿勢を忘れないようにするのが大事だと思っています。日本以外では自分たちの方が外国人ですもんね。

 そして、その国のことを学ぼうとする姿勢さえ伝われば、たとえ認識が間違えていたとしても、相手はきっと受け入れてくれます。その時は間違いを素直に認めて、方向修正すればいいんです。

2) 自分で深く調べようとするクセ


 言葉も違う、看板の文字の意味も分からない。手続きも全然違うし、どうやって移動していいの?他の人はどうしているの?外国にいると本当に分からないことばかりです。

 でも、今ではGoogle検索欄に入力したら、答えやヒントとなることがポンっとすぐ出てきます。ほんと便利な時代です。

 環境が変われば、嫌でも自分で調べないといけない機会が増えます。そういう環境にいると、無意識に色々なことを調べるクセが身についたと感じています。

 ただ、便利だからこそ注意も必要。それはパっとでてきた情報を鵜呑みにしないことです。本当かなと疑問を持ち情報源はどこなのか、複数調べてみる、実際に経験してみるなど、日々心がけています。

 騙されないようにする、そして無意識のうちに他人を傷つけないためのこうやって情報リテラシーを高めていくことは大切です。

3)今が当たり前でないと思うクセ


 ベトナムやインドネシアに行かれたことのある方は共感していただけるかもしれませんが、水道から出る水は綺麗ではないため、基本的にペットボトルの水で口をゆすぎ歯磨きをしていました。手を洗うのにも、ペットボトルの水を使うこともありました。トイレだってお世辞にも清潔とは言えるものではありません。

 そして、私が1年以上滞在していたベトナムの田舎では、停電も定期的に起き、その都度インターネットもクーラーなど全て使えなくなりました。いつ復旧するかも分かりません。

 実際に不便な生活を長期にわたり経験して、日本で享受しているものは当たり前じゃないんだと、初めて真正面から考えることができました。何事もそうですが、自分がその環境におかれて初めて当事者意識が生まれるんだと思います。

まとめ

 日本とはかけ離れた環境下に身を置くことで、いかに自分が贅沢で傲慢な考え方をしていたのかがよく分かり、かなり反省したのを覚えています。

 言い換えれば、これは自分を変えたいと思うのであれば勇気を持って、"自分の意思"でまずは「環境を変えてみる」こと。この一線さえ超えれば、確実に自分を変えることができると思います。

 ありがとうございました😊

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