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#4 二度目の寿命

こんにちは。
~蓮華の笑顔で花道を飾る~
株式会社花道代表の木下英之です。

今回は、「二度目の寿命」についてお伝えします。


1.「二度目の寿命」


「二度目の寿命」
という言葉があります。これはほめ達検定3級で教わった言葉です。

人は二度死ぬ。
一度目の寿命は肉体の死。
二度目の寿命は人々の記憶からの死。

一度目の寿命はこの身体が役割を終えて、お亡くなりになるまで。
そしてそこから二度目の寿命が始まる。
身体はこの世にないけれど、誰かの記憶の中に生き続ける。思い出されて、語り草になっているうちは二度目の寿命は尽きてない。

自分を知っている人が誰一人いなくなり、誰の話題にも記憶にも残らないようになると、二度目の寿命は尽きる。
語り継がれることにより、永遠に続く命もあるかも知れません。

私たちの仕事は一度目の寿命を讃え、二度目の寿命の始まりを飾る。
まさに「花道を飾る」お仕事です。


2. 平均寿命


我が国の平均寿命をみてみると、1900年代初期までは、低い水準にとどまっていました。
しかし、その後急速にのび続け、令和3年の平均寿命は男性が81.47年女性が87.57年となっています。

WHO(世界保健機関)およびUNFPA(国連人口基金)の統計資料に基づく平均寿命ランキングをみてみると、UNFPA版では男女ともに平均寿命が世界一位。WHO版でも、平均寿命が最も長い国は日本で84.3歳となっています。
世界平均寿命ランキング

ちなみに、我が国の平均寿命を死因別に分解したデータによると、

男女とも悪性新生物<腫瘍>、肺炎、交通事故などの死亡率の変化が平均寿命を延ばす方向に働いているが、老衰、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)等などの死亡率の変化が平均寿命を縮める方向に働いている

厚生労働省 簡易生命表の概要より

※平均寿命・・・生まれたばかりの赤ちゃん(0歳)の平均余命を平均寿命という
※平均余命・・・ある年の各年齢における死亡率が今後ともそのまま持続すると仮定した時、各年齢の人が平均してあと何年生きられるかを理論的に示した数値


3. 無常を観ずるは菩提心のはじめなり


命は無常、生まれたからには必ず命は尽きます。

仏教では、「無常を観ずるは菩提心のはじめなり」という言葉があります。
※無常・・・この世の一切が続かないこと
※菩提心・・・さとりを求める心、幸せになりたいという心

つまり、世の無常、死を見つめる事が、本当の幸せを求める心の第一歩。

無常を観ずると人生が限られていることに気づきます。
ならば、限られた人生を大切にしようと思うのではないでしょうか。

・本当にやりたいことは何か
・本当にいつ死んでも悔いがないと言えるのか
・本当に大切なことは何か

漠然とした思いから「本当にそうなのか?」と考え、自分と向き合うきっかけになると思います。
自分と向き合うことで、有限な時間の中から無限の寿命・二度目の寿命を生み出していきませんか?

一度きりの人生、限りある命。何に使えば、どう使えば悔いがないでしょうか?

皆さんと共に考え、伝えていきたいと思います。


おわりに

誰もが一度目の寿命を終えます。
職業柄、その日を迎えるまでの時間は誰にも決められない事を、私たちはよく知っています。

一度目の寿命をどう全うするかで二度目の寿命が決まる。
二度目の寿命を意識する事で、一度目の寿命が更に色濃く彩り鮮やかになる。
誰かの為になる、誰かの記憶に残り、誰かにとって価値がある。

一度目の寿命も二度目の寿命も、そうありたいものです。

御恩葬儀のコンテンツでは度々「恩」についてお伝えしています。
知恩、感恩、報恩。
恩を知り、恩を感じ、恩に報いる。知って感じたならば、報いる行動を起こす。

この「行動」が何よりも大切ではないかと思いますが、皆さんはいかがでしょうか?

「行動」していきましょう!ご一緒に!


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